天候の早い回復が見込めないため、午前中のセッションがすべてキャンセルされ、午後のスケジュールが4クラスの予選のみとなったオートポリスラウンド。その最初のセッションがST600クラスの公式予選となった。路面はピットウォーク等が行なわれている間に乾き始めていたが、「WET宣言」の中でのセッションは当初、ライン上はまだ水しぶきがあがる。その状況で、金曜日のART走行でトップタイムをマークしていた佐野優人が2分2秒332をマークしてトップに浮上。セッションが進むに連れて各ライダーもタイムアップを果たし、長尾健吾、上原大輝、西嶋修、田尻悠人、亀井雄大らが2秒台に入れてくる。
ランキングトップの岡本も中盤に2秒台に入れてポジションアップすると、その後は立て続けにタイムアップ、2秒241でトップを奪い、終盤にかけてさらにアタックを続け1秒875まで上げる。しかし、路面状況も好転してきた残り5分くらいから、それまでタイムの出ていなかったライダーも含め最後のアタック。國峰啄磨が1秒919で2番手に浮上すると、亀井雄大が1秒464に入れてトップに立つ。小山知良も1秒814に上げポジションアップ。チェッカー周にタイムを上げた南本 宗一郎が2秒183で5番手となった。結局、全日本初のポールポジションとなった亀井、國峰、小山でフロントロウ、岡本、南本、長尾の順でセカンドロウに並ぶことになった。 |