15周で争われた決勝レース。好スタートを見せたのは、セカンドロウ6番手グリッドの長尾健吾。ホールショットを奪い、これに小山知良、國峰啄磨、ポールポジションの亀井雄大、南本宗一郎、岡本裕生と1コーナーを立ち上がって行くが、2コーナーから3コーナーで小山がトップに。さらに亀井、長尾、岡本、國峰、南本と順位が入れかわる。第1ヘアピンでは、小山のインに亀井が入りトップに浮上。そのままオープニングラップを制するが、2周目に入るホームストレートでは、長尾が抜群の伸びを見せ小山をかわし2番手に上がると、最終コーナーからコントロールラインまでに亀井をかわしてトップに立つ。スリップストリームを使った小山と國峰も亀井をかわし2、3番手に浮上。亀井、岡本、やや間隔を空けて南本と続いて行く。第2ヘアピンでは、國峰が小山をかわして2番手に上がると、5周目の1コーナーで長尾をかわしてトップに浮上する。長尾、小山、岡本が続き、やや間隔を空けて亀井というトップグループ。 7周目の1コーナーでは、小山が長尾をかわし2番手に上がると、8周目の1コーナーで岡本も長尾をかわし3番手に上がって来る。続く第2ヘアピンでは、小山が國峰をかわしトップに上がる。國峰もテールをピタリとマークし、11周目の1コーナーでトップに立つが、12周目の1コーナーで小山に抜き返されると、これ以降トップに立つことはなかった。國峰の背後には岡本が迫り、2コーナーで岡本が前に出て行く。小山は、ここからスパートをかけると、岡本と國峰はついて行けるが、長尾はペースを上げられず亀井にもかわされ5番手に順位を下げる。 トップ争いは、残り2周を切ったところで1コーナーへのブレーキング勝負から立ち上がりで岡本が、このレースで初めてトップに浮上。岡本がトップ、小山、國峰と3台がもつれるようにコントロールラインを通過しファイナルラップに突入する。1コーナーでのブレーキング勝負では、小山が岡本に並びかけるが抜くまでには至らない。第1ヘアピンでは、インをしっかり岡本が抑えるが、第2ヘアピンへのブレーキングで小山が仕掛けトップに浮上。そのまま逃げ切りトップでゴールし、開幕戦以来となる今シーズン2勝目をマーク。岡本が2位に入り、両者は、同ポイントで並び、残り2戦に臨む。國峰が僅差の3位。4位に亀井、5位に長尾と単独でゴール。佐野優人、南本、古山颯太の3台による6位争いは、佐野優人が制した。9位に上原大輝、10位に奥田教介、11位に佐野勝人、12位に名越公助、13位に井吉亜衣稀、14位に安田毅史、15位に田尻悠人と続いた。