好スタートを見せたのはフロントロウ、イン側3番手グリッドの徳留真紀。ホールショットを奪い1コーナーから2コーナーに入って行く。これにポールポジションの栗原佳祐、古市右京、伊達悠太、菊池寛幸、岡崎静夏、宇井陽一、関野海斗、4列目スタートの佐藤励がジャンプアップし9番手につける。オープニングラップは、そのまま徳留が制し、金曜日に転倒し足を痛めている古市が2番手に上がってくる。これに栗原が続き、2周目には古市を抜き返し2番手に。序盤から徳留、栗原、古市の3台が抜け出しトップグループを形成。4位争いは、菊池を先頭に伊達、岡崎、関野、佐藤、太田虎之進と続き、大きな集団となっていた。 トップ争いは、6周目の馬の背コーナーで栗原が徳留をかわしトップに上がるとレースをリード。これを徳留はピタリとマークするが、古市は、ペースが上がらず、単独3番手となって行く。古市は、金曜日に転倒を喫し、足を痛めており厳しいレースとなっていた。その背後には、4番手争いの集団が迫ってくる。 栗原と徳留の一騎打ちとなったトップ争いは、15周目に徳留が動く。馬の背コーナーで栗原の前に出るが、栗原もすかさずシケインの進入で抜き返す。16周目にも順位を入れかえ、17周目には、2度も順位入れかえ、栗原がトップでホームストレートに戻ってくる。 一方、後方では、古市が集団に飲み込まれ3位表彰台争いとなる。この集団を菊池が老練なテクニックで佐藤、伊達、関野、伊達、岡崎など若手を抑え込む展開。その集団の中で古市は、1台、また1台と抜かれる厳しい展開となっていた。 そして栗原と徳留のバトルは最終ラップを迎える。徳留は、バックストレートから馬の背コーナーで仕掛けることを考えていたが、そこで赤旗が提示される。後方を走っていた古市が2コーナー立ち上がりで転倒。その直後にいた岡崎も巻き込まれてしまい、コース上に岡崎が残ってしまう。このアクシデントで赤旗となったが、レース規定集回数をクリアしていたため、18周終了時点で正式結果となり、栗原が今シーズン2勝目を挙げた。徳留は悔しい2位。3位に菊池が入り前戦と同じメンバーが表彰台に上がった。
レーススタート