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SUPERBIKE RACE in SUZUKA


全日本ロードレース選手権J-GP3

部科学大臣杯 2015 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦 第47回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
主催:鈴鹿サーキット(1周=5,821m)

決勝レポート
開催日:2015-11/1
WEATHER: Cloudy  COURSE : Dry
●観客:土曜日:9,000人 日曜日:14,500人
 
最終ラップのシケインで決まった三つ巴のバトル
水野涼がシリーズチャンピオンに輝く!

 ホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートした真崎一輝。これにゲリー・サリム、宇井陽一、水野涼、栗原佳祐、徳留真紀と続いて行く。タイトルを争う水野は、オープニングラップで2番手に浮上すると真崎のテールをマーク。その後方からはファステストラップをマークしながら國峰啄磨が追い上げてくる。レース序盤は真崎がリードし、水野と國峰の3台がトップグループを形成。徳留、ゲリー、栗原が4番手争いを展開して行く。

 5周目には、國峰が水野を1コーナーでかわし2番手に上がるとシケインで真崎をかわし、この日初めて國峰がトップに立つ。そのままレースをリードして行くかと思われたが、真崎がホームストレートですかさず抜き返しトップを走り続ける。

 レースも残り3周を切ると、水野が10周目の1コーナーで國峰をかわして2番手に浮上。自己ベストをマークし真崎の背後を伺うが、國峰も再び抜き返し、水野と國峰のバトルがヒートアップ。ファイナルラップには、真崎、國峰、水野の順で突入。バックストレートから130Rで水野が國峰をかわすと、シケインへのブレーキングで真崎のインに入り込みトップに浮上。真崎は立ち上がり重視のラインを取るが、シケイン立ち上がりで國峰と接触してしまう。これで加速がにぶり、水野がそのままトップでゴール。劇的な形で水野が初の全日本チャンピオンに輝いた。真崎は、全日本デビューイヤーでチャンピオン獲得ならず悔しい2位。3位に國峰が入った。

 4位争いも栗原、徳留、ゲリーの3台がバトルを展開。最終ラップの130Rで栗原が徳留の前に出て、栗原、徳留、ゲリーの順で130Rを立ち上がり、シケインへのブレーキング勝負となる。突っ込み過ぎたゲリーが栗原に接触。そのままコースアウトし、コース復帰する際に徳留と接触。栗原、ゲリー、徳留の順でチェッカーを受けるが、審議の結果、ゲリーが6位に降格。徳留が5位となった。以下、三原壮紫、関野海斗、船田俊希、古市右京、澁田晨央、安村武志と続いてチェッカーフラッグを受けた。

 
GP3表彰台
 
優勝 シリーズチャンピオン/#634 水野 涼(MuSASHi RTハルク・プロ
『去年はランキング2位となり悔しかったので、今年はチャンピオンを獲れてよかった。今シーズンは、レース展開的に、トップに立ってもペースを作ることができていなかったので、後ろにいて最後のシケイン勝負だと思っていました。真崎選手のインに無理矢理でしたが、入ることができたときに一度は前に出たので、それでダメならダメでもいいという感じでした。トップでゴールすることができ、最多勝を挙げることができ、いい形でシーズンを終えることができてうれしいです。チームを始め、応援してくれた方に感謝したいです 』
 
2位/#39 真崎 一輝(Team RSC)
『チャンピオン獲ろうと思っていたので、勝つことができず、すごく悔しいです。最終ラップのシケインは、絶対に来ると思っていたので、インを閉めていたのですが、昔からブレーキングがうまくないので、かわされてしまいました。次回があれば、ウデを磨いて勝てるようにしたいです 』
 
3位/#55 國峰 啄磨(P.MU 7C HARC)
『今シーズンは、ずっと勝てていないので、今回こそ勝ちたい思いが強かったです。実際に勝つチャンスがあったのですが金曜日に大転倒し身体を痛めてしまい、そこで流れが崩れてしまっていました。最終ラップは、水野選手がバックストレートで来ることは分かっていました。シケインへも思い切り突っ込んだんですけれど、最終コーナーで真崎選手と当たってしまい前にでることができず悔しいです』
 
レーススタート

レーススタート

 
トップ争い
トップ争い
 
水野涼のウイニングラン
水野涼のウイニングラン
 
水野 涼
水野 涼
 
水野とチームの集合写真
特別賞/自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長杯を授与された水野
 
水野とチームの集合写真
水野とチームの集合写真
 
2015年各クラス全日本チャンピオン
2015年各クラス全日本チャンピオン
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita&Y.Harada(c)
 
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