公式予選は、暫定ランキング2番手の國峰啄磨がポールポジション。暫定ランキングトップの前田恵助は、2番手と決勝の行方が注目された。しかし、オープニングラップのヘアピンで多重クラッシュが発生。赤旗が提示され、周回数は、19周から12周に減算されて行われることになった。 2度目のスタートでも前田がホールショットを奪い、そのままペースを上げて行く。國峰も2番手につけ前田を追う。これに岡本裕生、田所隼、亀井雄大、和田留佳、星野知也、名越哲平、清末尚樹、仲村優輝と続いて行く。トップを走る前田は、予選を上回るペースで周回。4周目には、1分32秒794のファステストラップをマーク。國峰を引き離し独走態勢を築いて行く。國峰も必死に追うが、ジリジリと離されていく。その約2秒後方では、岡本と田所が3番手争いを展開していた。田所は、事前テストから調子がよく、コンスタントに上位に顔を出していたが、8周目のヘアピンで痛恨のクラッシュ。悔しいリタイアとなってしまう。これでトップ4は、それぞれ単独走行となり、5番手争いが名越、和田、清末、奥田教介、星野が繰り広げていた。この中で清末は、10周目の1コーナーで仕掛けるがオーバーラン。最後尾までポジションを落としてしまう。逆に奥田は、和田をかわして6番手に浮上してくる。 トップを走る前田は、安定した走りで12周を走り切り今シーズン2勝目をマーク。國峰が2位、岡本が3位と続いたため、ポイントランキングは、前田が108、國峰が101、岡本が92となり、前田と國峰の一騎打ちの様相を呈してきた。 4位には、単独走行だった亀井が入り、5位争いは、名越が制し、奥田、和田、星野と続いた。9位争いは、行村和樹が南本宗一郎とのバトルを制している。
レース(#5前田恵助、#50國峰啄磨、#52岡本裕生)