ここまで4戦中3勝をマークし、ポイントランキングトップを走っている山田誓己が、今回のレースウイークも初日からトップタイムをマークしセッションをリード。公式予選でも最後のアタックで1分57秒686をたたき出してポールポジションを獲得した。「オートポリスは、好きなサーキットですし、去年出したコースレコード(1分56秒765)を更新するつもりで準備してきたので残念です。ただ、ポールポジションからスタートできるのは、気分がいいので、決勝では、集団から抜け出すタイミングを逃さないようにしたいですね」と山田。 2番手に2010年のチャンピオン大久保光が僅か0.010秒差で続いた。「今回は順調にセットアップが進んでいます。トップ争いは、集団になると思いますが、その中で、しっかり前でゴールできるように組み立てたいです」と調子を上げている大久保。國峰啄磨も僅差で3番手につけ、前戦でトップ争いを繰り広げた3台がフロントロウを占めた。鳥羽海渡が健闘し、予選4番手につけ、ディフェンディングチャンピオンの徳留真紀が5番手と続いている。徳留は、第4戦筑波以降、予選で苦戦し、追い上げのレースを見せているがトップ争いに絡むことができていない。今回は、久しぶりに予選でシングルに入ってきた。「気持ちはフロントロウだったのですが、マシンセットがゼロスタートだった割には、よくなってきています。トップ争いは、集団になると思うので、その中にしっかり入ってレースができるようにしたいですね。九州パワーで頑張ります」と徳留。6番手の山本剛大は、最後のタイムアタックができずに、この位置だけに、上位6台は確実にトップ争いを繰り広げそうだ。