15周で争われた決勝レース。フロントロウイン側のサードグリッドの國峰啄磨が好スタートを見せホールショットを奪う。ポールポジションの山田誓己、大久保光、徳留真紀、デニー・トリューゴ、山本剛大、菊池寛幸、小室旭、長尾健吾と続いていく。オープニングラップから積極的な走りを見せる大久保は、國峰をかわしトップでホームストレートに戻ってくるが、ここで再び國峰が前に出ていく。3番手に山田、4番手にデニー、5番手に山本がつけ、やや感覚を空けて徳留、菊池、長尾、鳥羽海渡と続いていく。レース序盤は、8台ものマシンがトップグループを形成し、山田、大久保、國峰と次々にトップが入れかわる。
一時は、5番手までポジションを落としていた國峰は、5周目に再びトップに立つとペースを上げる。これについて行けたのが、鳥羽、大久保、山田、徳留の4人。5台のトップグループが形成される。その後方では、菊池を先頭に、デニー、山本、水野涼がバトルを繰り広げる。
5台のトップ争いは、何度も順位を入れ換えながら國峰、大久保、徳留、山田、鳥羽の順で最終ラップに入っていく。1コーナーでは、徳留が國峰と大久保を抜き、一気にトップに浮上。大久保も國峰をかわすが、3コーナーで國峰もすかさず抜き返す。さらに4コーナーでは、山田が大久保をかわし3番手に浮上。大久保は、4番手に下がってしまう。続く勝負どころである第2ヘアピンでは、大久保がイン側からレイトブレーキングを敢行。一気にトップを伺うが、接触しかけてしまいバランスを崩してしまう。それでもコーナー立ち上がりで踏ん張った大久保は、山田を抜き3番手に上がる。そして最終コーナーには、徳留、國峰、大久保の順で入っていくが、チェッカーラインまでに國峰が徳留をかわしトップでチェッカーフラッグを受ける。徳留は、僅か0.015秒差で悔しい2位、大久保が3位に入り、ポイントリーダーの山田は、4位に甘んじた。健闘した鳥羽が5位でゴール。その後方で繰り広げられた6位争いは、山本が制し、菊池、デニー、水野と続いてゴールした。 |