好スタートを決めた井筒仁康がホールショットを奪い、中本郡、デチャ・クライサー、長島哲太、生形秀之、浦本修充らが続いて1コーナーを立ち上がっていく。井筒はがレースをリードし、トップ争いは岩田悟、橋英倫、長島哲太も含めた大きな集団となっていた。 一方、ポールポジションからスタートした長島はスタートをミスし、4番手にポジションを落としていたが、4周目の1コーナーでデチャを抜き3番手に浮上。しかしその周の最終コーナーでフロントが切れ込み転倒リタイアしてしまう。5周目には、トップを走行していた井筒が第1ヘアピンで転倒。優勝候補の2台が早くも戦線から離脱してしまう。 かわってトップに立ったのは中本。これに生形、デチャ、浦本、岩田、橋、野左根までの7台がトップグループを形成していたが、中本と生形の2台が、ここから抜け出し後続を引き離していく。 3番手争いとなった集団から、真っ先に抜け出したのは岩田。7周目に浦本、8周目にデチャを抜き3番手に浮上すると、ハイペースでトップ争いに迫る。10周目には橋も4番手までポジションを上げ、前を走る岩田を追う。岩田と橋は、その後トップ争いに追いつき、14周目にトップグループは4台となる。その後方では野左根がポジションを上げ5番手に浮上。 15周目、第2ヘアピンで中本のミスを突いた生形がトップに立つ逆に中本は、この周、一気に4番手までポジションを落とすと、その後もペースが上がらず、トップグループから離されてしまう。 18周目、中本を抜き4番手に浮上した野左根は、トップグループとの差を詰めていく。 トップグループでは、橋が19周目に岩田から2番手のポジションを奪う。トップ3台が争っている間に、野左根が追いつき、20周目には岩田の背後に迫ると、22周目には3番手に浮上。ポジションを落とした岩田はペースが上がらずトップグループから離されてしまう。その後、橋の追撃を抑えきった生形がトップでチェッカーを受け、今季初優勝を決めた。コンマ2秒の差で橋が2位。野左根も僅差で続いて3位を獲得した。4位は岩田。5位以降は浦本、デチャ、中本、大木崇行、関口太郎、津田一磨らが順にチェッカーを受けた。