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オートポリス

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全日本ロードレース選手権ST600

文部科学大臣杯 
2020 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦SUPERBIKE RACE in KYUSHU

主催:オートポリスサーキット(4.674km)
決勝レース1レポート
開催日:2020-9-19
公式レポート(PDF) 2020Rd3AP_Express.pdf
 

野左根航汰が大荒れのレースを制し3連勝!

中須賀克行が復活の2位、3位に水野涼が入賞

 大分県・オートポリスで迎えた全日本ロードレース選手権第3戦。第2戦岡山ラウンドが台風10号の影響で中止となったため、今回が実質2戦目となる。オートポリスは、阿蘇の雄大な自然の中にあるサーキットということもあり、過去に悪天候のためレースウイークのいずれか1日が中止になったことが多々ある。今回も金曜日は、霧と言うよりは雲の中に入ってしまい、視界不良のため1日走行できずに終わっていた。コロナ禍の影響を受けてのリスケジュールでオートポリスの事前テストは中止となっており、多くのライダーは、土曜日が昨年以来の走行となっていた。

  それでも、いつものタイムスケジュールと違い、土曜日の午前中に特別スポーツ走行が設けられていた。金曜の走行が中止になったため5分延長し、ART合同走行として行われ、清々しい秋晴れの中でマシンを確認。午前の走行もそうだったが、午後に行われた公式予選でもYAMAHA FACTORY RACING TEAMの2人がセッションをリード。セッション序盤は、2人でランデブーし、タイムを出し、中盤には、中須賀克行が真っ先に1分47秒台に入れる1分47秒697をマークしリーダーボードのトップに立つ。しかし、終盤に野左根が1分47秒182までタイムを縮めポールポジション。計測最終周に1分47秒373を出し、セカンドタイムでもトップとなり、2戦連続でダブルポールポジションを獲得した。中須賀も2レースとも2番手グリッドとなり、レースでもヤマハの2台がリードして行くことが予想された。

  昨年の20周に比べ、5周少ない周回数で行われることになっていたレース1。オンタイムの16時5分にスタートが切られた。2列目4番手グリッドから好スタートを見せた清成龍一がホールショットを奪い、ポールポジションの野左根、中須賀、水野涼、前田恵助、加賀山就臣、渡辺一馬、岩田悟、柳川明、濱原颯道と続く。オープニングラップは、そのまま清成が制し、中須賀、野左根、水野と続き、やや間隔を空けて加賀山、前田、渡辺、岩田、柳川と続いていた。2周目の1コーナーでは、水野が中須賀と野左根を一気にパスし2番手に浮上。Honda CBR1000RR-Rが1-2体制を築いていた。路面温度が予想以上に下がったこともあり、各ライダーは慎重にコンディションを判断しつつバトルを展開。この時点で清成を先頭に水野、中須賀、野左根の4台がトップグループを形成していた。

  3周目に野左根が動く。3コーナーで中須賀を、第2ヘアピンで水野をかわし2番手に浮上するとセクション後半の上り区間で清成をかわしトップに立つ。このままペースを上げたい野左根だったが、思うようにペースが上げられない。中須賀も、そうやすやすと逃すまいと4周目に2番手に上がると5周目に、このレースのファステストラップをマークし野左根の背後に迫って行く。そして7周目の第2ヘアピンで、この日初めてトップに立つ。このまま中須賀と野左根の一騎打ちになるかと思われたが、中須賀も前に出るとペースが上がらず、清成と水野が接近し、再びトップグループは4台にふくれ上がっていた。

  野左根は、9周目の1コーナーで中須賀のインに飛び込み、3コーナーまで二人は並んで立ち上がって行ったが、野左根がアウトからかぶせトップを死守。10周目の1コーナーでは、水野が清成をかわし3番手に浮上。そしてレース終盤に入って行く。1コーナーでは、ほぼ毎周回、横に並び、イン側の野左根に譲る形で立ち上がっていた。中須賀は、いつでも抜けるとばかり、野左根にプレッシャーをかけ、13周目のSHOWAコーナーのブレーキングでトップを奪う。これに対し野左根も14周目の1コーナーで再び前に出るが、上りの右コーナーで中須賀が再び前に出る…。その直後に赤旗が提示されてしまう。10番手を走っていた加賀山にマシントラブルが発生してしまい3コーナーで転倒。これに秋吉耕佑、黒木玲徳も巻き込まれてしまうアクシデントが発生したためだった。

  この結果、赤旗の2周前となる12周終了時でレースは成立。野左根が優勝となり3連勝。中須賀は悔しい2位。3位に水野、4位に清成となった。5位には、渡辺が入り、前田、岩田、柳川、濱原、関口太郎、亀井雄大と続いた。

  レース2は、レース1より3周多い18周で争われる。レース1の結果を受け、どうコンディションに合うアジャストができるかがカギを握っている。野左根が連勝記録を伸ばすか? 中須賀がレース2こそ制すか!? Honda勢が意地を見せるか!? 最終ラップのファイナルコーナースタンド前をトップで表れるのは、果たして!?

 
表彰台
表彰台/優勝:野左根航汰、2位:中須賀克行、3位:水野涼
 
レース1…優勝(予選ポールポジション)
レース2…ポールポジション : 1'47.373
#3 野左根 航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
『スタート直後に想定外に4番手まで下がってしまい、そこからトップに立ってからも思った以上にペースを上げることができませんでした。途中から中須賀選手とバトルになったのですが、後ろにいると、ついて行きやすいのですが難しいレースでした。赤旗が提示されたときは、2位かと思っていました。結果的に勝てたことは、うれしいですが、レース2は、最後まで戦いたいですね』
 
レース1…2位(予選2番手)
レース2…予選2番手 : 1'47.765
#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
『野左根選手も言っていましたが、最後までバトルをしたかったですね。第1戦SUGOで転倒しノーポイントだったので、今回のオートポリスが開幕というフレッシュな気持ちでサーキット入りしました。いいマシンを用意してくれたチーム、スタッフに感謝したいですね。レース2でも、地元の皆さんにいいレースをお見せしたいと思っています』
 
レース1…3位(予選3番手)
レース2…予選3番手 : 1'48.403
#634 水野 涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda
『第2戦岡山ラウンドが中止となってしまったので、今回のオートポリスは、今シーズン実質2戦目になりましたが、第1戦SUGOに比べるとトップとの差を詰めることができたと思います。マシンは、走る度によくなっていますし、レース1の反省点を活かして、レース2では、もっと接近できるようにしたいですね。そのために朝のウォームアップ走行でのアプローチを変えて臨もうと思っています』
 
スタート直後
スタート直後
 
トップ争い
トップ争い
 
野左根航汰
野左根航汰
 
野左根航汰
野左根航汰
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : Takashi.AKAMATSU(c) ,Toshihiro SATO(c)

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