J-GP3に続いて行われたST600クラスの公式予選も35分間の1セッションでの争い。ST600の場合は予選・ウォームアップ・決勝を通しての使用タイヤが2本という制限もあり、予選セッションの序盤でタイムアタックを行うライダーが多い。今回も上位陣はコースインしたアウトラップが終了すると同時にアタックを開始。中でもポイントリーダーの前田恵助は、2周目にいきなりレコードタイムをブレイクする2分11秒920をマーク(旧レコード12秒032:2013中冨伸一)、その時点での2番手、榎戸育寛の12秒689に大きく差をつけてトップに立った。
3番手に12秒833でデチャ・クライサー、4番手にはそのチームメイトのチャランポン・ポラマイが付けていたが、チャランポンはその直後に12秒514をマークして2位に浮上した。5番手には13秒484で岩戸亮介、6番手の名越哲平は14秒056。その後、残りのセッションでこの順位は変わらず、前田が地元コースでポールポジションとなった。2番手チャランポン、3番手榎戸でフロントロウ、デチャ、岩戸、名越までがセカンドロウとなる。今季優勝のない前田が勝ってタイトルを決めるか、対する10ポイント差で追うチャランポンがどのように戦うのか、注目したい。 |