小林龍太とチャランポン・ポラマイが同ポイントで迎えた第7戦。ポールポジションからスタートした小林と3番手グリッドのチャランポンが好スタートを切り、1コーナーへのアプローチで接触しそうになるが、小林がホールショットを奪いレースをリードしていく。これに大崎誠之、國川浩道、伊藤勇樹、近藤湧也と続き、チャランポンは6番手につけていた。2周目のヘアピンでは國川が大崎のインに入って行くが、小林のラインと交錯したため両者は接触。國川は、大崎とも接触し5番手に下がってしまう。 この混乱している間にトップグループに加わりたいチャランポンだったが、ペースが上がらない。小林がトップを走り、伊藤、大崎、近藤、國川の5台がトップグループを形成。大崎は、5周目のバックストレートからヘアピンへのブレーキングで伊藤をかわし2番手に上がると、この周にファステストラップとなる1分33秒229をマーク。小林の背後につけチャンスを伺う。この直後から小林のペースが上がり、0.4秒、0.5秒と、その差はジリジリと開いていく。9周目には、ヘアピンを立ち上がりリボルバーコーナーに入ったところで國川が痛恨の転倒。そのままリタイアとなってしまう。 トップグループは4台となったが、小林が2番手以下を引き離し、大崎と伊藤が2番手争い、今度が単独4番手となっていっていたが、15周目のレッドマンコーナー(通称ダブルヘアピン1個目)の進入で2次旋回に入ったところで、まさかの転倒。すぐに再スタートするが大きく順位を落としてしまう。近藤の転倒でチャランポンは4番手に浮上。その背後には稲垣誠、岩崎哲朗、日浦大治朗、岡村光矩が迫ってきていた。 レース終盤に入ってもトップを行く小林は安定したペースを刻み、後続に付け入る隙を与えず、そのままチェッカー。今シーズン2勝目をマークし、単独でランキングトップに立つことになった。2位争いは大崎が制し、3位に伊藤が入った。チャランポンは後続を振り切り4位でゴール。5位には稲垣が入り、以下、岩崎、日浦、岡村と僅差でゴールしている。 チャランポンが4位となったため、小林とチャランポンのポイント差は7となり、最終戦MFJ-GPで決着を迎えることになった。