●開催概要: 9月1日(日) 決勝レース 天候:曇/雨 コース:ドライ/ウエット
8月31日(土) 公式予選 天候:晴 コース:ドライ
●会場:岡山県 岡山国際サーキット(1 周3.703km) ●観客:土曜日:2,600人/日曜日:5,000人
J-GP2クラス決勝スタート前から雨がパラパラと落ち始める。ウエット宣言は出されず予定通り19周で決勝レースはスタート。 ホールショットはポールポジションの作本輝介が奪う。予選4番グリッドの小谷咲斗がうまいスタートを切り2番手、榎戸育寛が3番手、名越哲平は4番手で1コーナーに進入する。バックストレートで小谷に並んだ榎戸がヘアピンで捕らえる。作本、榎戸、小谷、岩蕪N朗、阿部恵斗、尾野弘樹、豊島怜の順に1周目を終える。3周目に入り雨粒が大きくなってくる。そして4周目の1コーナーでは、雨が本降りとなってしまいトップの作本が転倒。榎戸が巻き込まれそうになるが何とか回避。その直後、豊島怜と井手翔太も1コーナーで転倒し赤旗が提示される。作本と豊島、井手は何とか再スタートしピットへ戻る。 その後、雨足は強くなり路面はフルウエットになる。2周のサイティングラップを行った後、最初のグリッドで12周に減算された決勝レースとなった。作本と名越はサイティングラップに間に合わずウォームアップラップから合流。11時31分に仕切り直しの決勝がスタート。 またもや小谷がホールショットを奪う。2番手榎戸、3番手名越の順に1コーナーに進入する。バックストレートで小谷をパスした榎戸がトップを奪いそのままオープニングラップを制する。以下、小谷、岩普A名越、ポールポジションの作本は5番手、豊島、阿部、尾野、徳留真紀、中山耀介の上位10台。 3周目のウィリアムコーナーで岩崎が小谷を捕らえて2番手に浮上、前を行く榎戸を追う。ピレリタイヤを履く岩浮ヘ雨の走行には自信があるのか榎戸との差をじわりじわりと詰めていき5周目のバイパーコーナー立ち上がりでは、その背後にピタリとつける。 その後方では名越、作本、豊島による4番手争いが展開されるが、6周目のウィリアムコーナーで豊島が転倒リタイアとなり4番手争いは名越、作本の2台に。7周目の1コーナーで作本が名越をパスし、4番手に浮上すると今度は前を行く3番手の小谷を追う。作本は、小谷より約1秒速いラップタイムで猛追すると10周目のバックストレートで小谷をパスして3番手に浮上する。 榎戸のすぐ背後にまで迫った岩浮セが、レース終盤ペースが上がらない。榎戸は10周目に1分42秒079のファステストラップをたたき出すと岩浮ニの差を徐々に広げ、そのまま4秒643の差をつけて今季2勝目のチェッカー。岩浮ヘあと一歩及ばず2位。しかしJ-GP2クラス初の表彰台を獲得する。3位に作本、4位小谷、5位名越、6位尾野、7位阿部、8位中山、9位徳留、10位小口理のトップ10であった。 暫定ポイントランキングは、名越が110、作本が109、榎戸が106と3名が僅差で続くことになり、残り2戦でどんな結末が待っているのか楽しみなところだ。