長尾健吾がニューレコードでポールポジション獲得 ! 「粘り強い走りができれば結果はついて来る。レースを引っ張りたい」
ST600クラスの公式予選も序盤、ライバルが激しく火花を散らした。#1を付け開幕勝利を挙げている岡本裕生と昨年ランキング2位の小山知良だ。使えるタイヤも1セット、1アタックの中、序盤に小山が1分31秒226でトップ、岡本も31秒227でそれに続いた。3番手にはスポット参戦の横江竜司が31秒256と健在ぶりを見せた。 その中で、慎重なアタックをするためにやや遅れてコースインしたのが、開幕戦で岡本の後塵を拝した長尾健吾だった。ところが、アタックの周にフロントからスリップダウン。幸いにしてバイクは軽傷だったため、ピットに戻った後にアタックを続行。そのワンチャンスにかけたアタックが成功し、31秒080のニューレコードタイムでポールポジションを獲得したのだ。 2番手は小山、3番手に岡本と続き、横江がペナルティでタイム抹消により後退したため、長尾健史(健吾のチームメイトで実弟)が4番手、31秒518で伊藤和輝、31秒543で國峰啄磨と続いた。