J-GP2の公式予選は、各時間帯で各ライダーがアタックを繰り広げ、目の離せないものとなった。当初はデチャ・クライサーが33秒台から32秒824に上げてトップをキープ。長島哲太、高橋英倫、野左根航太、浦本修充と33秒台で続く。中盤に差し掛かる頃に野左根が32秒759でトップに立つが、長島が32秒455をマークしてこのセッション初めてのトップとなる。デチャは3番手で生形秀之が32秒940で続く。
セッションの後半に入り、デチャがアタックを開始、32秒391でトップを奪い返すとさらに32秒215までタイムアップ。井筒仁康が32秒660で3番手、関口太郎も32秒799で5番手と次々とポジションを入れ替える激しい予選となった。セッション終了間際、残り5分ほどで各車とも最後のアタックを展開。野左根、長島、生形ら各ライダーも自己ベストを更新するも順位を変えることができなかった。しかし、最終周で野左根が32秒420までタイムアップ、長島をかわしてセッションを終えた。ポールポジションはクラス初となるデチャ、2番手に野左根、長島とフロントロウ。セカンドロウには井筒、生形、関口と並んだ。 |