ポールポジションからスタートした中須賀克行が好スタートを見せるが、1コーナーで深くブレーキングをかけすぎてしまい、そのイン側から予選2番手の秋吉耕佑が前に出ていく。清成龍一、柳川明、山口辰也、徳留和樹、芹沢太麻樹、須貝義行、今野由寛、須磨貞仁と続いていく。秋吉は、オープニングラップからハイペースで飛ばし、このペースについていけたのは中須賀のみ。トップ2が抜けだし、清成が追う展開。柳川、山口、芹沢、徳留と等間隔で続いていく。レース序盤、ややトップ2に遅れをとっていた清成だったが、徐々にペースを上げ、7周目には中須賀のテールに追い付き、トップ争いは三つ巴となっていく。8周目には、好タイムで周回し、6番手を走行していた芹沢太麻樹が、後半セクション上りの50Rでフロントから転倒。残念ながら戦列を離れている。 トップ争いは、今回も秋吉がレースを引っ張り、中須賀が必死についていく。その背後に清成がつけ、レースは中盤から終盤に突入していく。残り3周となると、中須賀は秋吉にプレッシャーをかけ始める。1コーナー、3コーナーとレイトブレーキングで並びかけるが、バックマーカーも多く、なかなか勝負を仕掛けられない。しかし、第2ヘアピン手前の250Rで秋吉がややアウトにふくらんだところを逃さず、中須賀が前に出ていく。ここでトップに立った中須賀は一気にラストスパートに入る。秋吉は思うようにペースを上げられず、ラストラップに入るホームストレートから1コーナーで清成にもかわされ3番手に後退。さらにラストラップの第2ヘアピンでオーバーランをしてしまい柳川の背後となる4番手に降順。 トップを走る中須賀は、最後まで攻めの走りを見せトップでチェッカー! 今シーズン3勝目をマークし、3年振りのタイトル獲得に大きく前進した。2位に代役参戦の清成が入り、3位に柳川明が入った。秋吉は、悔しい4位。5位に山口、6位に徳留と、それぞれ単独でゴールした。以下、今野、須貝、藤田拓哉、東村伊佐三と続くトップ10となった。