好スタートを決めた長島哲太を、1コーナーで山田誓己が抑えホールショットをゲット。しかし長島が3コーナーでトップを奪い、オープニングラップを制する。長島、山田、仲城英幸、山本剛大、徳留真紀、菊池寛幸、國峰琢磨、森俊也、藤井謙汰の順にホームストレートを通過。この9台がトップグループを形成する。2周目に入る1コーナー手前で、仲城が山田をかわすと、2コーナーから3コーナーの進入で長島も抜きトップに浮上。3周目に入ったホームストレートでは、仲城のスリップストリームに入った長島がトップを奪い返す。山田も1コーナーで仲城のインを突き2番手につけるが、3コーナーでは仲城が山田のインを挿すなど、序盤から激しいトップ争いが繰り広げられる。続く4周目には、山田が第1ヘアピンで仲城を、第2ヘアピンで長島をかわしトップに立つ。第2ヘアピンでは徳留も3番手までポジションを上げた。山田、長島、徳留、菊池、仲城、山本、國峰、森、藤井が続いてコントロールラインを通過していく。 5周目に入ったころから、トップ3台が集団から抜け出す。6周目の第2ヘアピンでは徳留が長島をかわし2番手に浮上。徳留と長島がバトルをしているすきに山田がペースを上げ、逃げ切りを図る。このまま山田が、初優勝に向かってばく進するかと思われたが、9周目のブリッジ手前の右コーナーでオーバーランを喫してしまい、9番手までポジションを落としてしまう。 山田が脱落し、トップグループは、徳留と長島に、セカンドグループから抜け出した山本と菊池が追いつき4台にふくれ上がる。10周目に入ったホームストレートでは、長島がトップに立ち、徳留、山本、菊池が続いていく。翌11周目の1コーナーでは、徳留が長島のインに飛び込みトップを奪う。その後、長島は、第2ヘアピンでミスをしたすきに2台に抜かれ4番手までポジションを落としてしまうが、ホームストレートで車速を伸ばし、12周目の1コーナーで2番手まで挽回すると、13周目の1コーナーで再びトップに立つ。一方、菊池は、レース終盤にトップ争いから離されてしまう。
ラスト2周となった第2ヘアピンで徳留が長島をかわしてトップに浮上しファイナルラップに突入していく。1コーナーで長島がトップを奪い返すが、第2ヘアピンの立ち上がりで徳留が長島の前に出る。長島も負けじとブリッジ手前の右コーナーで徳留をパス。しかし最終コーナー手前でリアが振られ、徳留が再びトップに出ていく。立ち上がりの加速では徳留が僅かにリードし、真っ先にチェッカーを受けた。徳留は今シーズン初優勝を決め、ポイントランキングでもトップに浮上。長島は僅か1000分の41秒差で悔しい2位。3位の山本もトップを奪うチャンスを伺っていたが、徳留から1000分の95秒差でチェッカーを受けた。菊池は単独の4位でチェッカー。仲城も単独5位でゴールした。山田は一時7番手まで追い上げていたが、6位争いのバトルに加わり、藤井、森、山田の順でチェッカーを受けた。國峰は11周目の第2ヘアピンで5番手を走っていながら転倒を喫したが、その後レースに復帰し9位でチェッカーを受けた。