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全日本ロードレース選手権第1戦もてぎ


全日本ロードレース選手権ST600
ST600 Supported by BRIDGESTONE
ブリヂストンロゴ

文部科学大臣杯 2018 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 SUPERBIKE RACE in MOTEGI
主催:ツインリンクもてぎ(4.801km)

決勝レポート
開催日:2018-4/8
<イベント概要>

■2018年MFJ全日本ロードレース選手権第1戦
SUPERBIKE RACE in MOTEGI

<イベント概要>
●開催概要:
4月8日(日) 決勝レース
天候:晴れ コース:ドライ
気温:14.6度 湿度:21%

4月7日(土) 公式予選・決勝レース(JSB1000決勝レース1・JP250)
天候:雨 コース:ウェット
気温:9.5度 湿度:96%
※両日ともに宇都宮気象台 15:00発表

●会場:栃木県 ツインリンクもてぎ(1周4,801.379m)
●観客:土曜日:4,900人 日曜日:8,400人

小山知良がチームメイト同士の激戦を制し全日本ST600初優勝!

 昨年のチャンピオン前田恵助がJSB1000クラスにスイッチし、ゼッケン1不在のシーズンとなるST600クラス。ランキングで見ると昨年2位だった國峰啄磨と3位の岡本裕生が継続参戦し、この2人がクラスをリードすると思われた。これに世界で戦った経験もあり、ここ数年はアジアロードレース選手権を主戦場としている小山知良が國峰のチームメイトとして加わった。またJSB1000クラスからスイッチした上和田拓海も事前テストから速さを見せていた。

 不安定な天候となったレースウイーク。雨は止んでいたもののウエットから乾いて行く難しい路面コンディションで行われた公式予選では、最後にドライタイヤを履いた上和田がトップタイムを出しポールポジション。2番手に事前テストでもウエットで速さを見せていた行村和樹、3番手に奥田教介、4番手に小山知良、5番手に長尾健吾、6番手に柴田陸樹と続いていた。

 日曜日最後のレースとなったST600クラス。ドライコンディションで18周先のゴールを目指しスタートは切られた。ホールショットを奪ったのは、ポールポジションスタートの上和田、これに小山、行村、長尾、柴田と続いて行く。オープニングラップは、小山が制し、上和田、長尾と続き、10番手グリッドの岡本、8番手グリッドの國峰がオープニングラップで4、5番手までポジションを回復してくる。2周目には、それぞれ長尾をかわした岡本と國峰は、S字コーナー進入で國峰が岡本の前に出て行く。勢いに乗る國峰は、3周目に、このレースのファステストラップをマーク。上和田を5コーナーでかわし2番手に浮上すると小山のテールに近づいて行き、小山と國峰はチームメイト同士で一騎打ちのトップ争いを展開して行く。これを追いたい岡本は4周目のヘアピンで上和田をかわすが、上和田も90度コーナーで抜き返す。続く5周目の1コーナーで岡本が前に出て3番手に浮上すると、トップ2台を追って行く。その後方では、5番手を争っていた柴田が4コーナーで、奥田教介がS字コーナーで、いずれも8周目に転倒。これで単独となった亀井雄大だったが11周目に転倒と中段グループが、いずれもリタイアを喫していた。

 そしてトップ争いが動いたのが、ちょうどレース折り返しを過ぎた10周目だった。5コーナーのブレーキングで國峰が小山をパスしトップに浮上。そのままペースを上げレースをリードして行く。小山も、久しぶりの全日本、そしてST600クラスにも関わらず事前テストからコンディションに恵まれず車体セットが出ていなかった。レース中も、コーナー毎に走り方を考えながら学習して行ったと言う言葉通り、國峰のペースに同調しテールを逃さない。その後方からは、岡本が自己ベストをマークし近づいてくるが、トップ2台を射程に捕らえるところまで行けない。

 そしてチームメイト同士のトップ争いは、クライマックスを迎える。ラスト2周となった90度コーナーで小山が國峰をかわし、トップで最終ラップに突入して行く。國峰は、再び5コーナーで仕掛けるが、立ち上がりでクロスラインを取った小山が抜き返す。90度コーナーのブレーキングを小山が抑えるが、ややはらみながら立ち上がって行く。そしてビクトリーコーナーの左から右への切り返しで國峰が仕掛ける。ここでも冷静にクロスラインを取った小山がコントロールラインまでに前に出て劇的な優勝を飾る。國峰は悔しい2位となったが、日本郵便Honda Dreamが1-2フィニッシュ。3位に岡本が入り、4位に上和田が入った。古山颯太が5位に入り全日本最高位。行村も6位と自己最高位を更新した。以下、長尾、仲村優佑、佐野優人、南本宗一郎、上原大輝、佐野勝人、関野海斗、梅田虎太郎、亀井駿、中村龍之介と続いた。

 
表彰台
 
優勝/#230 小山知良 日本郵便HondaDream(写真中央)
『まずは、レースに参戦するにあたり、たくさんの方々に支えてもらったおかげでここにいることができることを感謝いたします。事前テストから天候不良、コンディションも安定せず、セットアップに苦労しました。アジア選手権とは、タイヤもサスペンションも違うので車体のセットアップに苦戦。毎セッション、大きくセットを変更しながらでしたが、タイムも伸び悩んでいました。啄磨のペースがいいのは分かっていたのでスタートで前に出て、乗り方を毎ラップ、各コーナーで確認し、学習しながら周回を重ねていました。啄磨に抜かれてから予想通りペースを上げてきたので、ついていくのがやっとでしたが、そこまで学習できていたことが生きました。啄磨は、最終セクターが特に速かったので90度コーナーをうまく抑えることができても、ビクトリーコーナーで来るのは分かっていたので、立ち上がりでクロスラインを取って抜き返すことができました』
 
2位/#55 國峰啄磨 日本郵便HondaDream(写真左)
『ST600は、去年、1年間走った経験がありますし、早い段階で自己ベストを出すこともできていたのでドライコンディションには、自信がありました。レースは、早いうちに逃げたかったのですが、逃げられず、仕掛けられずに終わりました。前に出てストレートでのアドバンテージがあったので引き離したかったのですが、それもできず最終ラップの勝負になると思っていました。90度で抜かれたので、最終コーナーでインに入り、うまく行ったと思ったのですが、立ち上がりが遅くなったので抜き返されてしまいました。小山選手は、世界を走った経験を持っていますし、精神的にも強いので、すごく勉強になりました。自分も世界レベルで走ることができるように努力して行きたいです』
 
3位/#51 岡本裕生 51ガレージ チームイワキ(写真右)
『事前テスト、地方選手権に参戦させてもらいツインリンクもてぎを走る機会を設けてもらっていましたし、レースウイークに入っても決勝に向けたセッティングを考えていたのですが、なかなかいいセットを見つけられないままレースを迎えていました。予選も10番手と後方になっていたので、スタートで前に出て、トップグループについて行こうと思っていました。國峰選手に抜かれて、ついて行くことができなかったので悔しいですが、自分のセッティング能力のなさ、実力のなさだったと思います。次戦は、その辺も改善して得意なSUGOなので勝ちたいです』
 
トップ争い(#230小山知良、#55國峰啄磨)
トップ争い(#230小山知良、#55國峰啄磨)
 
バトル(#51岡本裕生、#40上和田拓海)
バトル(#51岡本裕生、#40上和田拓海)
 
小山知良(左:手島雄介監督)
小山知良(左:手島雄介監督)
 
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita (c)
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