Facebook Twitter
レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
委員会レポート
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

| INDEX | Rd1 TSUKUBA | Rd2 SUZUKA2&4 | Rd3 MOTEGI | Rd4 AUTOPOLIS | Rd5 SUGO |
| Rd6 MOTEGI 2&4 | Rd7 AUTOPOLIS 2&4 | Rd8 OKAYAMA | Rd9 MFJ-GP/SUZUKA |

SUPERBIKE RACE in SUZUKA

| エントリーリスト | ノックアウト-Q-1 | ノックアウト-Q-2 | 公式予選結果[Race1] | 公式予選結果[Race2] | 予選レポート |
| ウォームアップ | 決勝レース[Race1] | ラップチャート | ランキング | 決勝レース[Race2] | ラップチャート | ランキング | 決勝レポート |

全日本ロードレース選手権ST600

部科学大臣杯 2016 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦 第48回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
主催:鈴鹿サーキット(5,821m)

決勝レポート
開催日:2016-11/6
WEATHER: Fine  COURSE : Dry
●観客:11月5日(土)10,500人/11月6日(日)15,000人
 
中須賀克行が波乱のレースを制し5年連続7度目のタイトルを獲得!
スポット参戦のレオン・ハスラムが両レースで2位に入賞!

 今年もレース1は8周の短期決戦、レース2は、駆け引きが必要な20周で争われた最終戦。ここまで5レース中4勝を挙げている中須賀克行が5連覇に王手をかけて迎えた。

 レース1は、中須賀の好スタートで始まった。これにスポット参戦のレオン・ハスラムが続き、津田拓也、野左根航汰、渡辺一樹、加賀山就臣、山口辰也と続いて行く。中須賀は、そのままレースをリードするかと思われたが、2周目のデグナーカーブ進入でハスラムが中須賀をかわしトップに浮上する。トップグループは、ハスラムを先頭に、中須賀、津田、渡辺、野左根の5台が形成する。その後、中須賀がシケインのブレーキングで抜き返すが、再びデグナーカーブの進入で抜き返すバトルが繰り広げられる。レース中盤になると津田と野左根が遅れ、ハスラム、中須賀、渡辺というTeam GREENの2台が中須賀を挟む形で三つ巴のトップ争いとなって行く。何とか勝ってチャンピオンを決めたい中須賀は、ファイナルラップに入る直前の7周目のシケインでハスラムをかわしトップに立つと、そのままスパート。ハスラムに付け入る隙を与えずに、そのままチェッカー。優勝で5年連続7度目のチャンピオンを決めた。ハスラムが2位、渡辺が3位で続き、Team GREENの二人が表彰台の両端を占めた。以下、津田、野左根と続いてチェッカーフラッグを受けた。スタートで出遅れた高橋巧は6位まで追い上げてゴール。最終ラップのシケインで山口の前に出た加賀山が7位、山口が8位となった。

 レース2は、オープニングラップの最終コーナー立ち上がりで加賀山が転倒。これに渡辺、ハスラムが巻き込まれる多重クラッシュが発生し赤旗中断。仕切り直しとなり、再スタートが切られる。

 この日、3度目となったスタートでは、2列目からハスラムが好スタートを切りホールショットを奪い、津田、そして3列目から藤田拓哉がジャンプアップし、中須賀と続く。勢いに乗る藤田は、2コーナーで津田をかわすと、逆バンクでハスラムをもかわしトップに浮上する。バックストレートでは、ハスラムが藤田をかわし再びトップに立ち、津田をかわした中須賀も、シケインで藤田をかわして2番手に上がる。その後、ハスラムがレースをリード。中須賀は、背後につけ様子を伺う。津田、野左根、高橋と続くが、5周目のシケインで津田が転倒。再スタートするがトップ争いからは脱落してしまう。これでトップグループは、ハスラム、中須賀、野左根、高橋が形成。その後方に藤田をかわした山口がつけ、それぞれ単独走行となる。

 レース中盤となる12周目には、スプーンカーブで中須賀がハスラムをかわすが、続くバックストレートでハスラムが抜き返す。そしてバックマーカーが出てくるころを狙っていたという中須賀は、15周目のMCシケイン手前でハスラムをかわしトップに立つと、そのまま一気にスパート。これにハスラムはついて行けない。その後方では、野左根をかわした高橋が3番手に浮上。そのままのポジションでチェッカーフラッグを受け、中須賀がダブルウインで2016年シーズンを締めくくった。2位にハスラム、3位に高橋が入った。以下、野左根、山口、藤田、加賀山、秋吉耕佑と続き、追い上げた津田が9位でゴールした。

 
レース1表彰台
【レース1表彰台】
 
【レース1】 優勝・シリーズチャンピオン/#1 中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
『レース前は、すごく緊張していて固くなっていたのですが、レオン選手に抜かれてスイッチが入り、勝ってチャンピオンを決めたいという気持ちが強くなりました。自分とレオン選手と速い部分が違ったので、いい部分を生かして勝負することができました。レオン選手とのバトルはレベルも高かったですし、すごくエキサイティングでした。今まで自分たちのやってきたことが正しかったことを証明できましたし、5連覇へのプレッシャーはありましたが、それを力に変えてレースができました。レース2も、あるので、気を抜かずに勝って終われるように全力を尽くすだけです』
 
【レース1】2位/#91 レオン・ハスラム(Team GREEN)
『スタートディレイになってしまい、タイヤを冷やしてしまったので、レース序盤は、タイヤのフィーリングがよくありませんでした。終盤は、ペースを上げることができたので、レース2は集中して中須賀選手に挑んでいきたいですね。今シーズンは、序盤のペースがよくなく、ベストは6、7周目と、タイヤをある程度使ってからの方がいいのでレース2の方がいい走りができると思います』
 
【レース1】3位/#26 渡辺一樹(Team GREEN)
『2人の後ろにつけていましたがバトルに加われず残念でした。ただ、レースまでタイムにこだわらず、レースに向けてマシンを仕上げて来たことは、間違っていなかったことは、表彰台に上がれたことで証明できたと思う。レース2では、しっかりバトルに加わって勝負したいですね』
 
レーススタート

【レース1】スタート

 
バトル

【レース1】バトル

 
前人未到の記録を更新し続ける新チャンプ中須賀

【レース1】前人未到の記録を更新し続ける新チャンプ中須賀

 
 
中須賀克行
【レース2表彰台】
 
【レース2】 優勝・シリーズチャンピオン/#1 中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
『アクシデントがあり、レオン選手はケガもあったはずですし、万全な状態ではなかったはずですが速かったですね。ただ、勝負は勝負ですし、勝つために最善を尽くしました。レース終盤に仕掛けようと思っていた周にトップに立つことができましたし、うまく逃げることができたので、レースをコントロールできたと思います。ボク一人だけの力ではなく、チーム一人一人が、しっかり仕事をして力を発揮できた結果だと思います。支えてくれたチームを始め、応援してくださった、すべての方に感謝したいですね』
 
【レース2】2位/#91 レオン・ハスラム(Team GREEN)
『クラッシュは、非常に危なかったですし、怖かったですね。セカンドバイクは、メインバイクとフィーリングが異なりましたし、手首を痛めていましたが、2位でゴールできてよかったです。また来シーズンも、全日本に出られる機会があれば、出てみたいですね』
 
【レース2】3位/#634 高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)
『表彰台に上がれたことは、うれしいですが、3位という順位は満足行くものではありません。ただ、今シーズンは、5、6位で終わることも多かったですし、前回の岡山で2位、そして今回の鈴鹿で3位となりましたし、予選で2分05秒台と自己ベストを更新できたことは、よかったと思います』
 
レーススタート
【レース2】レーススタート
 
トップ争い
【レース2】トップ争い
 
グリッドでアピールするレオン・ハスラム
【レース2】グリッドでアピールするレオン・ハスラム
 
2016年各クラス全日本チャンピオン
2016年各クラス全日本チャンピオン
(写真右から)JSB1000:中須賀克行、J-GP2:浦本修充、J-GP3:徳留真紀、ST600:榎戸育寛
 
※ここに掲載している写真の高画質版は、MFJスーパーバイク・プレス専用サイトでダウンロードしていただけます。プレス専用サイトには登録が必要です。登録はこちらから→MFJスーパーバイク・プレス専用サイト
 
TXT: Toshihiro SATO/Photo : H.Wakita&Y.Harada(c)
 
| Top |