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 '14全日本スーパーモタード選手権 第1戦 
                    ↑'14スケジュール
    2014年4月27日(日) 美浜サーキット(愛知県)


スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権。その今季開幕戦が、昨年は未開催だった愛知県の美浜サーキットで行われた。

このシリーズは、日曜日のみの1DAYで開催。昨年から1戦増え、今季は年間8戦を設定している。大会は、排気量290〜450ccの4ストマシンと175〜250ccの2ストマシンが参戦するトップクラスのS1プロ、排気量460cc以上の4ストマシンによるアンリミテッドと290〜450ccの4ストマシンおよび175〜250ccの2ストマシンから成るS1が混走して競うS1オープン、排気量175〜250ccの4ストロークマシンと100〜125ccの2ストロークマシンがエントリーできるS2と、3クラスにより構成される。

今大会は天候に恵まれ、日中は基本的に晴れで気温は最高20度まで上昇した。コースは、250mの最大直線がある全長約1kmのロードコースをベースに、特設のダート区間とターマック上のジャンプを加えた設定とされた。







1周目の前走車転倒を巧みに避け
一時は首位独走の金児隆太

最後は佐合潔の追撃を抑え
開幕優勝を挙げた金児

ヒート1のうっぷんを晴らす
独走優勝を決めた佐合

圧倒的なスピードを武器に
総合成績トップとなった佐合

エントリー台数は15台。このクラスのみ、ダート区間の延長が施された。タイムアタック方式の予選をトップでクリアしたのは、昨年度王者の佐合潔(#1)。2番手に増田智義(#2)、3番手に三苫進(#4)、4番手に金児隆太(#3)が入り、決勝のフロントローへ。2列目には、5番グリッドに赤嶺涼太(#12)、6番グリッドに新井誠(#17)、7番グリッドに五十住洋佑(#7)が並んだ。



決勝ヒート1。好スタートを決めたのは2番グリッドの増田。これに佐合、三苫、金児が続いて1コーナーをクリア。ところが4コーナーで、トップの増田が転倒し、佐合が巻き込まれて転倒。さらに三苫も行く手を阻まれた。1周目をトップでクリアしたのは、今年からマシンをKTMに乗り替えた五十住。さらに、新生ハスクバーナを駆る金児、今年はスズキを駆る赤嶺、今季から最高峰クラスにステップアップした新井が続いた。佐合、増田、三苫は再スタートを切ったが、11番手の佐合ですでにトップから10秒も遅れてしまった。2周目、五十住と金児がトップ争いを繰り広げると、3周目に逆転。その後方では、赤嶺と新井も僅差の3番手争いを展開した。

4周目、増田は転倒時にマシンが破損していたことからピットインして、そのままリタイア。トップの金児は後続を引き離しはじめ、五十住、赤嶺、新井が僅差の2番手集団を形成した。レース序盤が間もなく中盤という5周目、すでに佐合は7番手まで順位を回復。その後も、あっという間に前車との差を詰め、レースが後半に入った8周目には3台による2番手争いの最後尾につけた。そして翌周には、2番手グループは赤嶺、佐合、新井、五十住の順に。レースが終盤になると、赤嶺をもパスした佐合は、一時はトップを独走していた金児との差を詰めた。そして迎えた最終の15周目、ダート区間で佐合が金児の背後に。しかし最後は金児が粘り、佐合を抑えてチェッカー。今季最初の全日本レースを勝利で飾った。2位には驚異の追い上げを披露した佐合、3位にはトップグループで着実に走り切った赤嶺が入賞。新井が4位、ややタイムが伸びずもスタートダッシュが効いた五十住が5位、佐合の陰に隠れたがこちらも激しい追い上げを披露した三苫が6位でゴールした。



また決勝ヒート2では、佐合が好スタート。増田、三苫、五十住がこれに続いたが、その後に増田はミスで後退し、1周目を佐合、三苫、五十住、赤嶺、濱原颯道(#20)、新井、増田の順でクリアした。レース序盤、佐合はペースの上がらない三苫を後目に、ファステストラップ級のタイムを連発して逃げ切り態勢。三苫の後方には五十住と赤嶺が迫るも、パッシングには至らず。しかし4周目、三苫がミスにより7番手まで後退し、五十住が2番手、赤嶺が3番手となった。その後方では濱原、増田、金児、三苫、新井の5台が僅差の4番手争い。この中で濱原は徐々に順位を下げ、後半に入ると増田と三苫が接近戦を演じながら後続をやや引き離した。

そして終盤になると、レースはサバイバルな展開に。まず10周目には、金児がマシントラブルでリタイア。さらに6番手グループの新井と濱原は転倒。これで池田孝宏(#14)が6番手まで一気に順位を上げたが、2周後に池田はエンストで7番手となった。上位勢では、佐合と赤嶺が単独走行のトップ2となり、五十住、増田、三苫は3番手争い。増田はここからうまく抜け出したが、残り3周のダート区間で三苫が五十住に衝突して両者転倒。大きく遅れることになった。そしてレースは、佐合が優勝、赤嶺が2位、増田が3位、新井が4位、池田が5位、三苫が6位となった。





決勝でのトップ争いは
レース終盤まで僅差で続いた

残り1周強の逆転劇で
全日本初優勝の金子和之

27台がエントリーしたことから、公式練習およびタイムアタック予選は2クラスにわかれて行われた。最終的に25台が出走したタイムアタックを、トップで通過したのは古川和由(#33)。しかし7周の予選レースで、古川は転倒して完全に後退。これにより、タイムアタックを古川と僅差の2番手で通過していた中村竜規(#39)が、金子和之(#47)を抑えてポールポジションを獲得。2番手に金子、3番手に中島俊介(#36)、4番手に小倉浩靖(#42)が入ってフロントロー。2列目には、5番手の近藤一磨(#44)、6番手の川留健一(#12)、7番手の木下裕規(#1)が並んだ。



迎えた12周の決勝レース。好スタートを切ったのは金子。しかし中村が巧みに抜き返した。後続では川留、古川、ベンハサット・ミッキー(#10)が1コーナーのマルチクラッシュで大きく出遅れ。1周目を中村、金子、中島、小倉、近藤、木下の順でクリアした。レース序盤、上位勢はふたりずつが接近戦。しかし3周目、5番手争いを演じていた近藤と木下は転倒により大きく後退。これで増成誠二(#5)が5番手、豊田肇(#4)が6番手、志村祐一(#8)が7番手に浮上した。

レース中盤、中村と金子は後続を完全に引き離しながら、なおもドッグファイトを継続。2周目に4番手へと後退していた中島は、前を走る小倉に迫っていたがミスにより遅れ、これで小倉は単独3番手。一方で中島の後方には増成が迫った。レースが残り3周となった10周目、入賞圏内を争っていたふたりの順位が入れ替わり、志村が豊田を抜いて6番手に。さらに残り1周になろうかという11周目のダート区間では、周回遅れに詰まりやや失速した中村を金子が抜いて、トップに浮上した。そしてそのまま金子がトップチェッカー。2位で中村、3位で小倉がゴールした。4位争いは、約1.3秒差で増成を振り切った中島に軍配。5位に増成、6位に志村が入賞した。





序盤から速さを披露し
後続を引き離した大西健太郎

タイムアタック、予選、決勝と
全セクションを制した大西

12台が出場したS2クラスのタイムアタックを、トップで通過したのは大西健太郎(#2)。7周の予選レースでも、好スタートを決めるとそのまま逃げ切ってゴール。フロントローには、ポールポジションの大西に加え、2番グリッドに深見浩資(#15)、3番グリッドに富田真司(#35)、4番グリッドに堀田大人(#11)が並んだ。



決勝レースの周回数は12周。上位勢はほぼ順当なスタートを切り、1周目を大西がトップでクリア。2番手には富田が浮上し、深見と堀田がこれに続いた。2周目、大西は1周1分ほどのコースで2番手の富田より約1秒も速いファステストラップを刻み、早くも逃げ切り態勢。3周目以降も後続を引き離していった。一方で2番手以下は、富田と深見はそれぞれ前後の間隔を広げ、4番手の堀田には鷲見卓郎(#36)が接近。そして4周目に鷲見が逆転に成功した。抜かれた堀田は、桐明征一郎(#29)や木下滋昌(#16)と僅差の5番手争いを展開。しかし5周目に、木下は転倒で順位を下げた。

レース後半、大西は完全に独走状態。富田も順位を守り、その後方ではペースを上げた鷲見が前を走る3番手の深見に迫った。そして両者は、バトルを続けながら2番手の富田に接近。終盤には3台が連なって2番手を争った。しかし順位は変わらず。まず大西が余裕のトップチェッカーを受け、2位に富田、わずか約0.7秒差の3位に深見、さらにその深見から約1秒遅れで鷲見がゴールした。5位には後続の猛攻を約0.3秒差でしのいだ堀田、6位には桐明が入賞した。




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