土曜日最後の予選となったST600クラスは、序盤トップにいた荒川晃大、南本宗一郎、長尾健史ら上位陣に、#1を付ける岡本裕生が割って入り、各ライダーも続々と54秒台にタイムを上げてきた。その中で長尾健吾が1分54秒027でトップに浮上、南本が54秒143、岡本が54秒338で続く。
セッション中盤に入ると岡本が遂に53秒866と唯一53秒台に入れてトップを奪う展開に。小山知良も54秒791、続いて國峰啄磨も54秒792で4・5位となる。終盤に入っても大きく順位は変わらなかったが、今季からST600にスイッチした菅原陸が54秒745で5番手にポジションをアップ。小山も54秒352まで上げて4番手をキープ。
ところが、残り10分を切る頃に、最後のアタックに臨むべくピットを離れた岡本が90度コーナーで転倒するアクシデント。しかし、岡本のタイムを更新するライダーは現れず、そのままポールポジションを獲得した。決勝レースには転倒の影響はないということだ。 |