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'18全日本スーパーモト選手権 第6戦 
                ↑'18スケジュール
    2018年9月16日(日) 名阪スポーツランド(奈良)



 全日本スーパーモト選手権の第6戦が、奈良県の名阪スポーツランドで開催された。昨年台風の影響で中止となり、2年ぶりの開催となった名阪スポーツランドは全日本モトクロス選手権が開催されるモトクロスコースや複数のロードコース有する複合施設。今大会もABコースと 呼ばれるオンロードコースと、モトクロスコースを繋げ、 さらに、レーススタートにはモトクロス用のゲートが使われ、横一線で1コーナーに突入する方式で行われた。 他の大会と比べダート比率が多く、タイヤ選択やダートコースの攻略が勝敗を分けるラウンドとなった。天候は明け方まで雨が降っていたが、走行開始までには止んだものの、午前中はマディーコンディション。しかし昼前から日差しが出てきた為、急速にコースコンディションが回復。決勝が行われた午後にはほぼドライとなった。関西や中部からアクセスの良いロケーションのおかげもあり、多くのスーパーモトファンが訪れ、熱戦を見守った。





スタートから逃げ切りH2優勝
総合優勝も獲得 森田 一輝

チャンピオンの強さが光る
タイトル目前 森田一輝

往年の速さが蘇りH1優勝
レジェンド”JAWS”増田 智義

荒れた路面に苦戦するも
総合3位 新井 誠

 全20台の出走となった国内最高峰S1PROクラス。決勝グリッドを決めるタイムアタックではモトクロス、スーパーモト共にトップクラスでレース界を牽引し続けてた、増田智義(#14)が1分17秒953をタイムアタック終了直前に叩き出しトップ、2番手タイムは0秒863差の1分18秒816をマークしたディフェンディングチャンピオン森田一輝(#1)、3番手タイムには1分19秒636で三苫進(#10)という順で決勝グリッド選択順が確定した。


13周回で行われた決勝ヒート1、スタートは増田がモトクロス現役時代を思わせる鮮やかなスタートでホールショットを奪うと、森田、ベン・バサットミッキー、川上らが続いた。序盤からハイペースで逃げる増田に森田が食らいつく形でのトップグループが形成。3番手争いは1周目に川上がベン・バサットミッキーを捕らえ3番手に浮上すると、金児、新井らもポジションを上げ、それぞれ4番手、5番手となる。トップの2台は1分16秒前後のハイペースで走行するのに対し、3番手以降はこれよりも5秒以上遅いタイムで推移していたため、前半から3番手以降を大きく引き離しながらのマッチレースとなった。3番手川上が単独走行となる中、4番手争いは金児にポジションアップしてきた三苫が背後に迫りプレッシャーを与えていた。

後半に入っても、トップを行く増田はペースを落すことなく快走を続け、2番手森田との差を徐々に広げていった。7周目、三苫が、金児、川上を一気にパスし3番手に浮上するが、前を行くトップ2台とは30秒以上の差が開いており、ラップタイムでも離されていたので、さらにトップグループとの差が開いていった。9周目、3番手の三苫がミスで後退すると、金児が再び3番手に浮上するが、11周目には三苫が金児を捕らえ3番手に、さらに新井もポジションを上げ、三苫に続く4番手まで浮上してきた。終盤に入ってバックマーカーが現れ、その処理でペースを落してしまったトップ増田に森田が急接近、トップの座を奪おうと増田に迫った。そしてラストラップ、トップ増田の背後に迫った森田はダートセクションで勝負に出た。しかしダートセクション最後の下りで痛恨のミスを喫し万事急す。結果増田がトップの座を死守しトップチェッカー、2014年第7戦名阪以来のS1PROクラス優勝となった。2位は森田、激しい3番手争いは三苫が先行し、3位表彰台を獲得した。

決勝ヒート2も13周回、スタートは森田がホールショットを奪うと、青木、川上、増田らが続いたが、直後に増田は青木をパスし3番手に上がると、次の周では川上をパスし2番手にポジションアップ、トップを行く森田を追った。トップを行く森田は序盤から独走態勢を築こうとハイペースで逃げるが、増田も負けじとほぼ同じペースで森田を追った。3番手争いは川上、青木、新井らがセカンドグループで走行していたが、4周目に新井が青木をパスすると、6周目に川上をパスし3番手に浮上、トップグループと変わらないペースで走行するが、この時点でトップグループと20秒以上の差が開いていた。

後半に入り、トップ2台は膠着状態、3番手新井は単独走行だが、4番手争いは川上、青木、金子、三苫、松浦ら4台による接近戦が繰り広げられたが、8周目に三苫が転倒で出遅れてしまい、3台での争いとなった。終盤になりトップグループにバックマーカーが現れ、その処理のタイミングでトップ森田へ増田が一気に迫る場面があったが、逆に増田もバックマーカーの処理に手間取り、森田の先行を許してしまう。レースは森田が安定した走りでトップを守り切り優勝、2位は増田、そして3位には新井の順での表彰台となった。

■S1PRO総合優勝: #1 森田 一輝
ヒート1では増田さんの背中をずっと追いかける形でしたけど、ヒート2は逆に増田さんというレジェンドのプレッシャーはハンパなく、最後まで気を抜けず緊張の連続でしたが、偉大な増田智義さんの前でゴールすることができて本当にほっとしています。残り2戦、チャンピオン目指して頑張ってまいります。






A級初優勝でPRO昇格へ
大きな一歩 榎本 優

A級ルーキーが初優勝
成長著しい 榎本 優

全16台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは、現在ランキングトップの庄司秀人(#37)が1分26秒931でトップ。2番手に1秒443差で馬場大介(#43 )、3番中島俊介(#5)順で予選グリッド選択順が決まった。

予選ヒートレースは6周回。スタートのホールショットは現在ランキングトップの庄司、それに野田、増田、松村らが追った。しかし1周目を終える頃には馬場、中島、榎本らがポジションアップしてきた。レースは庄司がハイペースで逃げ2番手以降を引き離す。2番手争いは馬場と中島とのサイドバイサイドでの攻防がラストラップまで続いた。レースは庄司が2位に15秒もの大差をつけてトップチェッカー、決勝スタート選択順1位を獲得、激しい2番手争いは馬場がポジションを守り切り2位、中島は3位となった。

 10周回で行われた決勝レース、予選レースではダートセクションはマディーコンディションだったが、決勝レースが行われる頃には殆どの路面が乾き、ほぼベストコンディションの中で行われた。スタートはアウト側ポジションを選択した榎本が好スタートを切りホールショットを奪うと、増成、松村らが続き、ランキングトップの庄司は6番手と出遅れてしまう。序盤からトップ榎本と、2番手増成による接近戦が繰り広げられ、ターマックを得意とする榎本がロードコースで逃げるも、モトクロス出身の増成がダートで食い下がる展開が続いた。 3番手松村が単独走行する後ろでは、山下、野田、中島、庄司ら4台による激しいバトルが展開。3周目、庄司が野田をパスすると、5周目には山下をパスし4番手までポジションを上げ、さらに前を行く松村を追った。

後半になってもトップを行く榎本は、2番手増成のプレッシャーにも負けず、安定したペースで走行を続けトップを死守。3番手争いは松村に4番手庄司が背後まで迫ってきた。残り2周、トップを行く榎本に増成がすぐ後ろまで迫り、ダートセクションではラインを替え、なんとかトップの座を奪おうと榎本に迫った。しかし最後まで増成の追撃を阻止した榎本がトップでチェッカーを受け、A級ルーキーにして全日本初優勝を飾った。2番手には増成が自己最高位でチェッカー、3番手に庄司とのバトルを制した松村が入ったが、レース中にショートカットしたため、30秒のレースタイム加算。そのため、3位は庄司が繰り上がりでの表彰台獲得となった。






派手なアクションで観客を魅了
参戦2戦目で初優勝 小原 堅斗

マシンを借りて参戦
仲間に感謝 小原 堅斗

 全9台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは小原堅斗(#99)が1分28秒296と、他のライダーが苦戦していたマディーコンディションを、モトクロス経験でのテクニックを生かし、2番手に1秒704差という大差をつけてトップタイムをマーク。2番手1分30秒000で峯稜介(#8)、3番手1分30秒149で森本圭(#10)の順で予選決勝選択順が決まった。

6周回で行われた予選ヒートレース、スタートではタイムアタック2番手の峯がホールショットを奪うと小原がぴったりとマークする形でレースが始まった。1周目、ダートセクションテーブルトップジャンプ後のコーナーで小原が大外から捲って峯をパス、トップに躍り出た。小原は一気にペースを上げると2位以下を毎周5秒近く引き離していき、そのまま独走でチェッカーを受け、決勝でのスタート選択順1位を獲得した。2番手峯、3番手森本の順となった。

10周回で行われた決勝レース、スタートは予選に続き峯がホールショットを奪うと、小原、藤田と続いた。トップの峯はターマックでの速さを生かし逃げようとするが、小原は得意のダートで峯に攻め寄り、サイドバイサイドの攻防となる。3周目、ダートセクション後半で峯がスリップダウンすると、小原も巻き込まれ、2台共転倒を喫してしまう。峯はすぐに復帰できトップを守ったものの、小原は復帰に手間取り、その隙に森本にパスされ3番手に降板。しかしすぐに小原は森本を抜き返し2番手に浮上した。4周目、小原はダートセクションテーブルトップジャンプで豪快にジャンプすると、トップの峯に並び、続くコーナーで豪快にパスし、小原がトップに浮上した。トップに立った小原は一気にペースアップし2位以下を大きく引き離し、独走態勢を築いた。

後半になるとトップの小原は2位以下を10秒以上引き離していく。2位争いは峯と森本が接近戦でのバトルを展開。4番手佐藤、5番手藤田はそれぞれ間隔が開いての単独走行。終盤になっても、トップの小原はペースを緩めず2位以下を大きく引き離し、そのままトップでチェッカーを受け、全日本参戦2戦目にしてS2クラス初優勝を飾った。激しい接近戦となった2番手争いは、峯がポジションを守り切り2位でチェッカー、3位森本という結果となった。