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埜口遥希が全日本デビューウインを飾る!
〜第5戦筑波 J-GP3決勝レース1〜 |
J-GP3クラスの決勝レース1は、ポールポジションの古市右京がホールショットからリードして行く展開で始まった。しかしすぐ後ろに埜口遥希と小室旭、中島元気が続く。埜口はオープニングラップから積極的に仕掛け、第2ヘアピンでトップを奪うと、その後のレースを引っ張ってゆく。小室も次の周回には古市をかわして埜口を追うが、レース中盤にはファステストラップを連発しながらリードを広げた埜口が、全日本デビューウインを飾った。2位に小室、3位には後方の集団バトルを制して抜け出した菅原陸が入った。終盤に激しいバトルを展開した中島が4位、岡崎静夏が惜しくも5位となった。 |
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埜口遥希と中野真矢監督 |
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J-GP3表彰台 |
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決勝レース1/優勝 #62 埜口 遥希 56RACING
「優勝することができて、とにかくうれしいです。予選では、フロントロウに並ぶことができたので安心した部分もありましたし、周回を重ねていたのでタイヤの状態もある程度は把握できていました。レースになると違う部分もあったので難しいレースでした。レース終盤は、2位との差を見ても気を抜けない状況だったので必死でした。今シーズンの目標は、出光アジアタレントカップでチャンピオンを獲ることなので、全日本ロードレースで胸を借りるつもりで今回、スポット参戦させてもらいました。レース展開的に助けられた部分もありましたが、デビュー戦で優勝できて本当にうれしいです」 |
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決勝レース1/2位 #71 小室 旭 Team P.MU 7C MIKUNI
「金曜の2本目にトラブルが出てしまい6周しかできなかったので気温の高い中での状況を把握できていませんでした。それもあって予選では、実績のあるセッティングからスタートして決勝に向けてアジャストをしました。できればポールポジションを獲りたかったのですが、2番手とフロントロウだったのでよしとしました。埜口選手は、地方選手権で見ていましたし、今回もいいところまで来るだろうと思っていましたが、ちょっと簡単に勝たせてしまいましたね。レース2は、レース1のデータもありますし、しっかり準備して簡単に行かないようにしたいと思っています」 |
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決勝レース1/3位 #93 菅原 陸 RG NIWA with オーテック・スズカ
「作戦は全くありませんでした。パッシングは、あまり得意な方ではないのですが、今回は、うまく抜くことができました。予選は6番手だったので3位になれたことは、よかったと思いますが、トップ2に離されてしまったので、レース2は、トップに食らいついて行って、もっと上の順位でゴールできるように頑張ります」 |
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【公式予選】 |
古市右京がレース1・2でポールポジション!
〜第5戦筑波 J-GP3公式予選〜 |
風が強く雲があるものの好天となった筑波サーキット。J-GP3の公式予選は30分間の計時セッションで行なわれた。序盤、小室旭が1分00秒862に入れトップに立つ。埜口遥希、長谷川聖も00秒台でそれに続く。小室は00秒672までタイムを刻んでトップをキープする。しかし、終盤に00秒446をマークした古市右京がトップに浮上すると、そのまま決勝レース1・そしてレース2のポールポジションを獲得した。2番手は小室、3番手に埜口で00秒688、4番手は最後にタイムを上げた中島元気で00秒977とここまでが00秒台。以下、菅原陸、太田虎之進、安村武志と続いた。 |
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ポールポジション:1分00秒446 #3 古市右京 KTM・ASPIRATION RACING |
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TXT: Superbike.jp/Photo : H.Wakita T.Sato(c) |