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'17全日本スーパーモト選手権 第9戦 
                ↑'17スケジュール
    2017年11月12日(日) 茂原ツインサーキット(千葉)



年間9戦で行われる2017年シーズンの全日本スーパーモト選手権は、最終戦を迎え千葉県は茂原ツインサーキットにて第9戦が行われた。
今大会はこの施設にある全長1170mの東コースを使い、昨年と同じ箇所にダートエリアを設けたがダートエリアは2連ジャンプや逆バンクヘアピンが新設され、ハイスピードターマックにテクニックに差が出るダートが加わり、より白熱したレースを演出した。天候は快晴でベストコンディション。首都圏からアクセスしやすい立地や僅差となったタイトル争いの瞬間を観ようと多くのスーパーモトファンが会場に訪れ、熱戦を見守った。





H1優勝、H2 3位でまとめ
総合優勝獲得 森田一輝

チャンピオンの重圧を耐え
2連覇達成 森田一輝

両ヒート2位でも悔しい
総合2位 新井誠


H2独走で優勝ロードレース参戦で
より強さを増した 濱原颯道

全14台の出走となった国内最高峰S1PROクラス。決勝グリッドを決めるタイムアタックは57秒538ををマークした森田一輝(#1)がポールポジションを獲得。0.121秒差の2番手に新井誠(#2)、3番手タイムには、今シーズンロードレースJSB1000クラスで活躍中の濱原颯道(#27)、4番手に吉田雄一(#5)の順で決勝フロントローが決まった。


 15周回で行われた決勝ヒート1、ホールショットを奪ったのはポールポジションからスタートの森田一輝。1周目のコントロールラインを森田、新井、吉田、金児敏之の順で通過すると、序盤から森田と新井が3位以下を引き離しながら激しいトップ争いを繰り広げた。しかし4周目、ダートエリアのヘアピンで新井がトップ森田につっこみ転倒、すぐに再スタートを切るも3番手に後退してしまう。レースは中盤になりトップ森田が快走を続ける中、3番手新井が逆転でのシリーズチャンピオンを賭けペースを上げた。8周目、ターマックエリアで前を行く吉田を捕らえ2番手に浮上すると、トップ森田に迫った。後半に入り3番手吉田は単独走行、4番手争いが金子、金児敏之、濱原ら3台による激しいバトルとなり、濱原が得意のターマックで金子、金児敏之らを次々とパスし4番手に浮上、さらに前を行く吉田に迫った。終盤になってもペースを緩めない森田がトップを快走、新井もなんとか捕らえようとするが、その差を詰められない。3位争いは吉田に濱原が急接近、13周目に吉田をパスし濱原は3番手に浮上した。しかし次の周のダートエリアで濱原がミスを喫し5番手に後退してしまう。レースはスタートからトップを守り切った森田が優勝を決め、2連覇に向けて王手をかけた。2位には新井、3位吉田という順での表彰台となった。


●S1PROクラス:決勝ヒート1結果
1位 森田一輝
2位 新井 誠
3位 吉田雄一
4位 金子和之
5位 濱原颯道
6位 金児敏之


今シーズンの最終レースとなった決勝ヒート2も15周回で行われた。スタートはヒート1に続き森田一輝がホールショットを決め、森田、新井、濱原の順で1コーナーを駆け抜けたが、直後のヘアピンで新井がミスをしてしまい後退、代わって濱原が2番手に浮上してきた。そして2周目、早くも濱原が森田に攻め寄り、得意のターマックセクションで一気に森田をパスしトップに躍り出た。トップに出た濱原はハイペースでレースを支配し、2番手以降を引き離していった。2番手森田は2年連続チャンピオン獲得のプレッシャーからか、なかなかペースが上がらず、5周目に新井にターマックエリアでパスされ、3番手に後退してしまう。後半に入ってもトップ濱原は快走を続け、2番手新井はなんとか追いつこうとペースを上げるもその差を詰めることができない。3番手森田、4番手吉田は単独走行に、その後ろの5番手争いは原島と金児敏之らの激しいバトルが続いた。 逃げる濱原に新井は11周目にファステストラップをマークする走りで迫るも、濱原も新井とほぼ変わらないペースでトップを死守し、トップでチェッカーを受け優勝を飾った。2位には新井、3位には森田一輝が入り、S1PROクラス2連覇が決まった。


●S1PROクラス:決勝ヒート2結果
1位 #27 濱原颯道
2位 #2  新井 誠
3位 #1  森田一輝
4位 #5  吉田雄一
5位 #7  金児敏之
6位 #13 原島 剛







独走で後半戦5連勝
来季の活躍に期待 佐藤友之

負けなしの5連勝も、1ポイント
差で年間2位 佐藤友之

全17台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは佐藤友之(#4)が1分00秒589でトップ。0.152秒差の2番手には富田真司(#40)、3番手増田浩志(#6)、4番手松浦聡(#38)の順で予選フロントローが決まった。

決勝グリッドを決める予選ヒートレースは7周回。スタートで佐藤がホールショットを奪うと、佐藤、富田、増田の順で直後のダートエリアへ侵入した。しかしそこで富田がまさかの転倒、ほぼ最後尾からのレースとなった。トップを行く佐藤は序盤からレースを支配し独走。2位争いは増田と、前戦美浜でS2クラスチャンピオンを決めた平とのバトルがラストラップまで続いた。レースは佐藤が独走でトップチェッカーを受け、決勝ポールポジションを獲得。激しい2番手争いは増田が守り切り2位、3番手平、4番手広瀬の順で決勝フロントローが決まった。ランキングトップの富田は追い上げ途中でイエローフラッグ区間での追い越しがあったため、30秒レースタイムがペナルティとして加算され、最後尾からの決勝スタートとなった。

 12周回で行われた決勝レース、タイトル争いは前戦時点でトップ富田と2位佐藤との差は8ポイント。ポールポジションの佐藤が優勝し、富田が4位以下なら佐藤が逆転チャンピオンとなる。スターティンググリッドはポールの佐藤に対し、富田は最後尾。富田にとっては絶対絶命な状況から決勝レースを戦うことになった。 そんな中で迎えた決勝レース、スタートはポールポジションの佐藤がホールショットを奪い、トップを死守。逆転タイトルへ向けて快走を続け、2位以下を引き離す。2番手争いは増田と平とのバトルが続いた。4位争いは中島、田中、松浦らが接近戦でのバトルを展開し前半を折り返す。

後半に入り、最後尾からスタートした富田が4番手集団に追いくと、6周目から7周目に一気に3台をパスし4番手に浮上、前を行く3番手平を追った。終盤10周目には平の背後まで迫り、富田はダート区間で執拗にプッシュし、平へプレッシャーを与えた。富田は前を行く平をパスし3位に入れば、佐藤が優勝しても、ポイントランキングトップを守れる展開、しかし4位のままフィニッシュすれば逆転で佐藤が逆転チャンピオンとなる。そんな状況の中、3番手平は今季S2クラスチャンピオンの意地を魅せ、簡単には富田に道を譲らなかった。そしてラストラップ、ストレート後の1コーナーで富田が平のインに割って入り3番手に浮上、平は4番手に。結果、トップを行く佐藤が2位を6秒以上引き離しての優勝を飾った。2位は今季初表彰台となる増田、3位に富田が入り、優勝した佐藤と僅か1ポイント差でS1OPENシリーズチャンピオンを獲得。昨年のS2クラスチャンピオンと共に2クラス制覇を成し遂げた。

●S1OPENクラス:決勝結果
1位 #4  佐藤友之
2位 #6  増田浩志
3位 #40 富田真司
4位 #54 平 翔太
5位 #7  田中圭介
6位 #38 松浦 聡







全日本S2初優勝
若さ溢れる走り 阿部恵斗

チームメイトとワン・ツー
初優勝で笑顔 阿部恵斗

全11台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは、ロードレースアジア選手権にて活躍中で、エビスラウンドを制しているクボケミン(#48)が1分01秒402でトップ。0.120秒差の2番手には阿部恵斗(#46)、3番手大山譲二(#20)、4番手堀田大人(#7)の順で予選フロントローが決まった。

7周回で行われた決勝グリッドを決める予選ヒートレース、ポールポジションのクボケミンが好スタートでホールショットを奪うと、チームメイトの阿部と共にトップグループを形成、3番手以降を大きく引き離していく。3番手争いは堀田と大山の激しいポジション争いが続いた。しかし4周目に堀田がダートでエンジンストール。代わって大山、谷中が浮上。 レースはクボと阿部2台のバトルがラストラップまで続いたが、クボが逃げ切りトップチェッカー、2番手阿部、3番手に激しいポジション争いを制した大山、4番手谷中が入り、決勝フロントローが決まった。

 迎えた決勝は12周回。スタートは予選と同じくクボケミンがホールショットを奪いトップ、それに阿部がぴったりとマークする形でのトップグループが形成され、序盤から3番手以降を引き離しレースを支配する。トップグループから離れた3番手争いは谷中と大山が接近戦でのバトルを展開、5番手堀田というポジションで前半戦を折り返す。後半になってもトップを行くクボに阿部が執拗にプレッシャーを与えるが、クボはダート区間のジャンプを豪快に飛ぶなど、ダイナミックな走りでトップを死守。しかし8周目、クボがダートエリアのヘアピンで転倒、代わって阿部がトップに躍り出た。転倒したクボはすぐに再スタートし、2番手でトップの阿部を追った。終盤、クボがトップ阿部に迫り、1コーナーで並びかける場面もあったが、なんとか逃げ切り、阿部がトップでチェッカー、全日本S2クラス初優勝を飾った。2位にはクボケミン、3位は終盤のバトルを制した大山が表彰台入りを果たした。

●S2クラス:決勝結果
1位 #46 阿部恵斗
2位 #48 クボケミン
3位 #20 大山譲二
4位 #52 谷中一夫
5位 #7 堀田大人
6位 #25 小倉 浩靖