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'17全日本スーパーモト選手権 第1戦 ↑'17スケジュール
2017年04月30日(日) 桶川スポーツランド(埼玉)
2017年全日本スーパーモト選手権シリーズの開幕戦が埼玉県にある桶川スポーツランドを舞台に開催された。
荒川沿いの河川敷にあるこのコースは全長840mのテクニカルなターマックコースに、昨年よりもダート距離が減ったものの、
フープスと呼ばれる連続ジャンプにテーブルトップ、ハイスピードバンクが連続するダートセクションが用意された。
また、トラックの荷台を利用した観戦席やインフィールド観戦エリアを特設するなどファンサービスに務めた。
前日に突風を伴う雨が降ったものの、レース日は終日快晴でドライコンディション。ダートは散水をするほどの乾き具合だった。
初夏を思わせる日差しの下、公式発表では全日本スーパーモト史上最多1200名の観客が来場し、華やかに大会が開催された。
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チャンピオンの重圧に耐え シーズン見据えて総合3位 森田一輝
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プレッシャー跳ね除け ホームコース総合優勝 高山直人
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国内最高峰クラスS1PROクラスには17台が出走。
決勝グリッドを決めるタイムアタックでは、新井誠(#2)が44秒000で2年連続桶川でのポールポジションを獲得。 0.502秒差の2番手には昨年の開幕戦美浜でのウィナー、高山直人(#11)3番手には昨年のチャンピオンでゼッケン「1」
のプレートが光る森田一輝(#1)の順でフロントローが決まった。
18周回で行われた決勝ヒート1、1度は高山のホールショットでスタートしたものの、1周目のダート区間でマルチクラッシュが発生し赤旗中断。
周回数は変わらずで再レースとなった。
仕切り直しとなったレースのスタートではポールポジションの新井が好スタートを切りホールショットを奪うと新井、高山、吉田、増田、森田一輝、金児敏之の順で1周目のコントロールラインを通過。早くも2周目にはトップを行く新井と2番手の高山がペースを上げ、3位以下を引き離しマッチレースに。3位争いは3番手を走行する吉田に増田がプッシュ。さらに5番手の森田一輝も増田に食らいつき、3台での接近戦に。4周目には川上、森田一輝が吉田を続けてパス。さらに5周目には森田一輝が増田を捕え、3番手まで浮上してきた。一方トップを行く新井に高山が差を詰めようとするも、なかなかその差を詰めることができず、膠着状態が続いた。
後半になると3番手の森田がファステストラップを更新するペースでトップを行く2台に詰め寄り、新井、高山、森田一輝の3台でのトップ争いとなった。しかし12周目、3番手の森田一輝はミスでタイムを落とすと次の13周目にはエンジンストールを喫し後退。トップ争いは再び新井と高山の2台に絞られた。 レースはそのままトップを行く新井が快走を続け、終盤には高山をさらに引き離してトップでチェッカーを受けた。2番手高山、3番手に増田が粘りの走りでチェッカーを受け、表彰台の1角を獲得した。
決勝ヒート2、スタートは2番手グリッドの高山が好ダッシュを魅せホールショットを奪うと、新井、森田一輝、古川、金子らが続いた。序盤からトップを行く高山に新井が猛チャージをかけ、その後ろで虎視眈々と3番手の森田一輝がトップに2台に近づいていく。すると5周目、2番手の新井がダートでミス。代わって森田一輝が2番手に浮上し、4番手古川、5番手金子が続いた
後半に入り、逃げる高山に執拗にプッシュする森田一輝。3番手の新井はミスで遅れた分を返そうとハイペースで追い上げるも森田の背中をとらることがなかなかできない。終盤に入ってもトップ2台のバトルが続き、モトクロス出身の森田一輝がダートで一気に詰め寄るも桶川スポーツランドをホームコースとする高山は得意のターマックで引き離していく展開がラストラップまで続いた。結果、高山がトップを守り切って優勝し、総合優勝も獲得。2位は惜しくもトップを捕えきれなかった森田一輝、3位は新井の順で表彰台を獲得した。
■総合優勝コメント:#11 高山 直人
自分のホームコースである桶川スポーツランドなので、絶対に勝たなければいけない雰囲気だったんですがそのプレッシャーがいい方向に向かってくれたのかな、と思っています。これからもいいレースを皆様に魅せられるようもっと練習したいと思います。ありがとうございます。
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ファーストレースで優勝 幸先がいいベン バサット ミッキー
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全19台が出走し行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタックでは田中(#7)が45秒964でトップ。0.157秒差の2番手に松浦(#38)、3番手ベンバサットミッキー(#5)の順で予選フロントローとなった。
予選ヒートでは松浦がホールショットを決めトップを快走するも、3周目にダートでミッキーが松浦をパスしトップに浮上。しかし松浦はターマックでトップを行くミッキーに迫る攻防が続いたが、ミッキーがトップを死守しチェッカーを受け、決勝ポールポジションを獲得。2番手松浦、3番手志村の順でフロントローが決まった。
15周回でおこなれた決勝レース。ベンバサットミッキーがホールショットを奪い、序盤からハイペースで独走態勢を築いていく。それに続く2番手グループは志村、中島、富田の3台での接近戦が繰り広げられた。
後半、トップを行くミッキーは2位以下をラップタイムでも2位以下のライダーより1秒近く早いタイムで走行し、大きくリードを広げていく。2位争いは志村と中島がサイドバイサイドのバトルを展開。4番手の富田は少し遅れ出す。
さらに富田より10秒近く遅れた5位争いは、広瀬、松浦、増田らのバトルが繰り広げられ、12周目に広瀬、松浦がミスし後退増田が5番手に浮上した。終盤になってもペースを落とすことなく独走を続けたベンバサットミッキーがトップでチェッカーを受け優勝。激しい2位争いを死守した志村が2位でチェッカー、3位中島、4位富田、5位増田、6位松浦となった。
■優勝コメント:#5 ベン バサットミッキー
とても楽しい雰囲気の中でレースをすることができたのが良かったです。
ヒートレース、決勝共に1位を取ることができてよかった。今回体調が悪かったのですが
そんな中で監督から「レースの時だけ集中すればいいですから」と言われた事で安心して
レースに挑むことができた。トップを走るのは少し緊張したんだけれども、前日練習から監督と共に
走りを修正し、決勝にはベストラインで落ち着いて走ることができた。次の九州も好きなコースなので、楽しみにして頑張ろうと思います。
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全19台で行なわれた予選ヒートのグリッド順を決めるタイムアタック。
トップタイムをマークしたのは46秒826で昨年のチャンピオン富田真司(#1)がポールポジションを獲得
0.481秒差の2番手には今シーズンからA級に昇格したばかりの阿部恵斗(#46)、3番手に大山譲二(#20)らが
予選ヒートフロントローを獲得した。
ヒートレースでは、スタートでポールポジションの富田が飛び出すが、2コーナーで阿部がすかさず
インを差しトップを奪うと、阿部、富田、平、大山、クボケミン、堀田の順で1周目の
コントロールラインを通過。序盤からトップを行く阿部と富田がラインをクロスさせながらプッシュする激しいバトルが展開された。
すると6周目、トップの阿部がダートで転倒を喫し後退。代わって富田がトップに立つと
一気に引き離しトップでチェッカーを受け、決勝ポールポジションを獲得。2番手平、3番手小倉の順で
決勝フロントローが確定した。
迎えた決勝、スタートで富田がホールショットを奪うと平、峯、小倉の順で続いた。
トップを行く富田は序盤からハイペースで逃げ、独走態勢を築く。2番手の平は必死に食い下がろうとするが、
徐々にトップを行く富田から離されていく。2番手の平から少し離れた3位争いは2周目に峯が小倉をパスし
3位にポジションアップ。峯は4位に後退。
レースはトップを行く富田になんとか食い下がろうとする平との攻防が続き、大きく開いて3番手には小倉が走行。
そして後方からの追い上げとなった阿部が7周目に峯をパスし、4番手まで浮上した。
しかし、15周までレースが続くはずが、8周終了時にチェッカーフラッグが振られた為一旦レースが終了された
その後、競技役員とライダーとが協議した結果、8周回終了時点の結果にて順位を決定することになった。
そのため、8周回終了時の順位は優勝富田、2位平、3位小倉、4位阿部、5位峯、6位桐明となった。
■優勝コメント:#1 富田 真司
昨年からCP Sportsでお世話になって、S2クラスでCRFを走らせるのは今回が最後となります。その集大成となる
レースで自分の走りができました。本当に沢山の方々に御協力、応援にきていただいたおかげで優勝できたと思っております。
本当に感謝しております。ありがとうございます。
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