DAY2もアダム・ラガ選手が強さをみせ優勝! 藤波選手は4位
朝から太陽が照りつけた2014 FIM トライアル世界選手権第2戦 STIHL® 日本グランプリ2日目は、1日目に続いてアダム・ラガ選手(GASGAS)が優勝。2位にはトニー・ボウ選手(Honda)、3位にはアルベルト・カベスタニー選手(SHERCO)が入った。藤波貴久選手(Honda)は惜しくも表彰台を逃し、4位。
1ラップ目、練習中のアクシデントで肋骨にヒビが入り、その痛みを押しながらのトライとなったトニー・ボウ選手が試合をリード。大岩を上り、岩が設置された上り坂を駆ける第3セクション(コース)では、唯一ボウ選手だけが減点1でゴールするといった、7年連続チャンピオンの貫録を随所でみせた。しかし続く2ラップ目、第7〜9セクションでそれぞれ減点5点になると、代わってトップに立ったのは好調なアダム・ラガ選手。3ラップ目、トップ争いはラガ選手とボウ選手となり、ラガ選手がリードしていたもののその差はわずか。ボウ選手は3ラップ目、第1〜7セクションまでクリーンを出したがラガ選手には及ばず。ラガ選手は最終12セクションをクリーンすると、優勝が決まり両手を挙げ、声を上げて喜んだ。
1日目に膝を痛めた藤波貴久選手は、その状態のなか果敢にトライ。結果は4位となったが、日本のファンの人たちを魅了するライディングをみせた。また、今大会にはスポット参戦で日本人ライダーたちも出場。2日目には昨年の全日本チャンピオン・小川友幸選手が6位と、好成績を残した。

1位:アダム・ラガ選手

2位:トニー・ボウ選手

3位:アルベルト・カベスタニー選手


3ラップ目、最終第12セクションで減点5点となり、セクションと観客席をみつめる藤波選手。開幕戦の1日目で優勝、今大会1日目で3位と、例年以上に今年の藤波選手は強い。今年もその活躍を期待したい

昨年のチャンピオンで、今年、全日本で2連勝している小川友幸選手が6位に入った