レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモタード
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモタード
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

写真&レポート
2012 MOTO1 ALLSTARS Rd.3 Nagano  6/2・3 INA Circuit
↑戻る
Photo:Jimbow@jkdp
SUPERMOTARD ALL JAPAN「MOTO1オールスターズ」も第3戦に突入。 今回の伊那は常識を覆すコース逆周りでの初開催に加えて、急変する天候にライダーの対応力が問われるとレースとなった。moto2決勝ゴール直前にパラパラと降り始めた雨は直後に本降りとなり、moto1OPENクラス決勝とmoto1PROクラスHEAT2ではウェット宣言が出されてレインタイヤへの変更が可能になった。
 


moto1PROクラス HEAT1
タイムアタック、予選とトップタイムを重ねた#1佐合 潔を先頭にインとアウト側にラインを分けたマシンが入り乱れた集団となってポジションを争う激しいレースのスタート。
ホールショットは佐合が取り、続いて#7森田 一輝、#3金児"RYUTA"隆太、#4三苫 進、#84松本"YASSY"康そして#5増田"JAWS"智義と続く。
3台のマシンが余裕で並走できる幅で新設された第1ダートのジャンプではイン側を低く跳んだ増田が着地からのコーナーリングで先行する松本と三苫をインからパスして4位にポジションを上げる。
5番手となった松本の背後には#16赤嶺 涼太がピッタリと張り付いてポジション・アップを狙い、#21五十住 洋佑、#14谷田部 高則、#17天野 拳、#101佐々木 貴志、#12坂牧 隆夫と続くが、レース中盤に差し掛かった第2コーナーで坂牧が転倒してエンジン再スタートに手間取り最後尾にポジションを落とす。
レース終盤までトップを走る佐合の背後で激しくチャージをかけていた森田はダートセクションで並びかけつつターマックで引き離される展開を重ねるが、佐合の牙城を崩す事は叶わず、2位のポジションでチェッカーを受けた。
3位を走っていた金児RYUTAは第1ダートのジャンプでバランスを崩した際に着地でチェンジ・ペダルを破損してギヤ・チェンジが出来なくなってしまい7位までポジションを落としたところでゴールとなった。
今季からPROクラスに昇格した#17天野 拳も自己最高位の10位でチェッカーを受けて強豪ひしめくセカンドグループの1角に食い込む健闘をみせた。

moto1PROクラス HEAT2
レイン・コンディションとなりレース周回数を10周に減らしてのスタートとなったHEAT2でもHEAT1に引き続き佐合がホールショット。
第1コーナーの進入ではセカンドグリッドから好スタートで飛び出した金児RYUTAと森田が激しく2ndポジションを奪い合い、イン側のラインを第3コーナーまで死守した森田が2位につけるも先行する佐合には差を広げられてしまう。
雨でキャンセルとなったダート・セクションに代わってターマックとなった第4・第5コーナーで金児RYUTAが森田のインにマシンを滑りこませて2位を奪いトップを独走する佐合を追う。
4位を走る増田の背後から各コーナーで激しいチャージを仕掛けていた三苫だったが、つけいる隙をみせない増田は射程範囲にいる森田の背中を追う。 
レース中盤にかけてペースの上がらない松本は#21五十住 洋佑と#14谷田部 高則にパスされて8位にポジションを下げて背後にはスタートから順位を上げてきた坂牧が間合いを詰めてくる苦しい展開に。 
そしてレース終盤まで終始ペースを乱さぬまま佐合がトップでチェッカーを受け2位には金児RYUTA、そして森田、増田、三苫と続き6位のポジションは谷田部の猛追をしのぎきった五十住が獲った。

HEAT1スタート直後のダートセクションでは金児RYUTAを先頭に増田、三苫、松本の4台で迫力の空中戦。
一時的に雨足の強まる不安定な天候の中でのHEAT2ではレインタイヤのグリップ力を探りながらの競り合いで各車リヤを振りながらの加速競争。
 

 
両HEATトップを獲った佐合以外は順位と面子が総入れ替えとなる表彰台。今季からプロクラスに参戦の赤嶺と五十住もトップグループに絡む常連として頭角をあらわす。
 



moto2クラス
 開幕戦からエントリーリストに名前は上がっていながら不出場だった#8中木 亮輔、そして昨年の鈴鹿8耐で中木と闘った#11岸田 尊陽に加えて全日本ロードレースGP-2からは#52野左根 航汰が参戦。
 タイムアタックでは3人共にトップグループに位置するタイムをマークしており、ロードレースライダーが激突する注目のレースとなった。
 予選B組スタートで2番手で第1コーナーを抜けた#45坂口 鈴呼がフロントを滑らして転倒したところに#6中村 竜規、野左根、#43河野 伸哉、#34三井 正勝など後続がよけきれずに突っ込んでしまう多重クラッシュとなる。
 このアクシデントで順位が大きく変動する事となり、特に再スタートに手間取った坂口と中村はマシンへのダメージもあって決勝レースでのスターティング・グリッドもほぼ最後尾に位置する事となった。
 そして偶然と言うには出来過ぎな予選結果としてセカンドグリッドには岸田、野左根、中木と横一列に並ぶ事となった。
 注目の決勝レース、スタートでは前回の琵琶湖戦を制した中学生#41新井 誠がホールショット。
 続いて開幕の美浜戦を制した#3久保 晶が第1コーナーに進入するが、その僅かに空いたイン側から一気に#46水庫 由喜がパスして2番手に躍り出る。
 勢いに乗った水庫は続く第1ダート出口で先頭を走る新井に並び、直後のターマックの切り返しで前に出るスムーズなパッシングでトップに立った。
 中木は最初のダート進入部での集団クラッシュに巻き込まれての転倒で最後尾に順位を落とす事になり、同様に#15梨本 貴之、#53佐々木 啓之、#34三井 正勝がセカンドグループから離されてしまう。
 野左根はロードのライダーとは思えないダート・セクションでの走りで2周目には3位を走る久保の背後に迫り、ダートからターマックへ立ち上がる路面の滑るコーナーで久保をパスして3位に上がり、続く3周目の第1ダートで2位を走る新井をパスした直後に転倒を喫して14位まで順位を落としてしまう。
 好調なペースで7位まで順位を上げていた#51笠 大祐は最終コーナーでスリップダウンで15位まで順位を落とし再び追い上げる
 レース中盤でペースの上がってきた新井が水庫を抜き返してトップに返り咲き、直後に走りのリズムが乱れた水庫に第1ダートでチャージをかけた久保が接触、水庫は転倒は免れたものの足の負傷でスローダウン、そのままリタイヤとなった。
 そして久保の背後には岸田と#44近藤 一磨が迫り激しい2番手争いとなった。
 ほぼ最後尾からのスタートとなった坂口と中村は大胆なパッシングとハイペースでレース序盤から順位をジャンプアップさせて終盤に差し掛かる頃には坂口が6位、中村が7位にポジションを上げて5位の#42井深 泰治を射程距離に。
 新井がトップを死守したままレースは終盤に突入してラストラップ寸前で中村が坂口と井深をパスして5位にまで順位を上げたところでチェッカーフラッグが振られて激戦に終わりを告げた。

トップを走る水庫に続き、2位を走る新井を空中でパスした野左根だが勢い余ってこの直後の右コーナーでフロントからスリップダウン。そのホットな走りに会場が沸いた。
予選の転倒で最後方グリッドに落ちた坂口と中村が決勝レース終盤には6位の入賞圏内にまで追い上げ。この後に中村は前を走る坂口と井深までもパスして男の意地をみせる。
激しいポジション争いの中で4位のポジションを死守した#44近藤 一磨。3位の岸田との間が詰められなかった事を次戦への課題として。
 
全日本ロードレース600ccのJ-GP2に参戦中の#52野左根 航汰。激しい走りとは対照的にシャイな笑顔。スケジュールに都合をつけてモタードにもあと2戦は出場予定と。
伊那は苦手なコースと言いつつ、不本意な展開の続いていた今シーズンではようやく納得の行く走りができたレースだった#11岸田 尊陽。
   



moto1 OPENクラス
 moto2クラス決勝レース中に少しずつ降り始めた雨はOPENクラスの開始直前に本降りとなったためにレースは一時中断となり、レインタイヤへの変更とウォーム・アップのためのインターバルを挟んでの再開に。
 タイムアタックからトップタイムを刻んでいた#300高山 直人に僅差で2番手に着けていた#6吉田 雄一は予選スタート直後のスリップダウンとダート出口の転倒で肩を脱臼してグリッド最後尾からの決勝スタートとなり、#5河野 崇史もダート出口での転倒からの再スタートに手間取り最後尾グリッドとなった。
 決勝スタートではホールショットを獲った高山に続いて#8古川 和由、#40吉田 和司が第1コーナーを抜ける。
 グリッド2列目からスタートした#47松本 和資は第2コーナーへの進入でアウト側のラインを選び#1深江 俊文の前に出てトップグループに食らいついた。
 続く第4から第5コーナーで古川のインを取った吉田 和司が2位に上がって先行する高山を追ってパッシングの機会を伺い、レース中盤まで幾度となく高山に並ぶも抜くまでには至らず、レース終盤ではミスを重ねて引き離されてしまい高山の独走を許してしまう結果に。
 5位を走っていた深江と6位を走っていた#12木下 裕規はレース中盤に#7千葉 智にパスされて順位を落とし、更にグリッド3列目からのスタートとなった#41志村 祐一と#4川留 健一が着実に順位を上げてきてレース終盤には5位を走る千葉を志村がパスした後、チェッカーフラッグを目前にして川留も千葉に競り勝って6位に入る健闘をみせた。
 予選のクラッシュで決勝レース最後尾からのスタートとなった吉田 雄一は14位まで順位を上げたところでチェッカー。そのクラッシュに巻き込まれてグリッド位置を下げてしまった#15福沢 武は10位まで追い上げて木下 裕規の背中を捉えたところでレース終了となった。

#40吉田はマシンをハスクバーナに変えてから初めてのレイン・コンディション。レース中盤までトップの高山に張り付いて何度も抜きかけたが今回も表彰台の中央には立てず。
激しい水煙が上がるホームストレート。チェッカー寸前で千葉をパスして6位まで順位を上げた川留。背後から深江と木下が追う。
これまではあと一歩のところでの転倒などチャンスを失ってきた松本 和資だが、今回は無事に走りきって3位に。