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今回もまた、二人の初参加ライダーを迎えての戦いとなった。初参加は斉藤由美(ベータ)と永野裕加(シェルコ)。険しい傾斜の岩盤や大岩など、レディースの設定としては難易度が高いと思われたが、7人のライダーは果敢に挑戦し走りきった。
優勝は西村亜弥(ベータ)。第2セクションでテープを切って5点となるなど、ドッキリさせられる場面もあったが、その後は減点を最小限にまとめて勝利した。前回、西村に2点差まで迫った小玉絵里加(ホンダ)は、今回は差をつけられたものの、ほかを寄せ付けずの2位入賞を果たした。
3位表彰台争いは大接戦だった。結果、3位となったのはルーキーの永野で、永野の減点が70点。4位はジェシカ・ソアレス・米澤(ガスガス)で71点。わずか1点差での表彰台獲得レースだった。
ところがジェシカと同点クリーン数差で5位となったのが前回3位の山中玲美(ホンダ)。さらに寺田智恵子(スコルパ)が72点で続くと言う、3位から6位までが1点の中におさまるという展開となった。
【西村亜弥のコメント】
欲を出して第2セクションでテープを切って5点になってしまったりしましたが、今回はむずかしいセクションばかりだったので、みんなどこかで減点するだろうと、その点では楽でした。もう一回5点を取ってしまいましたが、今回は5点より、細かい減点で心残りのところがありました。もっともっと、しっかり走りたいです。
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開幕2連勝を飾った池田力(シェルコ)は相変わらず絶好調。細かい減点はあるものの、1ラップ目は2位に5点差のトップだった。
ところが2ラップ目、廣畑伸哉ががぜん調子を上げてきた。それでも池田は1ラップ目の貯金で安泰かと思われたが、なんと第8セクションで池田が痛恨の5点。これで廣畑が逆転トップとなり、わずか1点差で初勝利を得た。
関東大会ではあったが、日ごろ練習ができない会場だからか、関東勢は他地域のライダーの活躍に飲まれてしまった印象だった。
【廣畑伸哉のコメント】
ようやく初優勝ができました。池田くんとは同じようなペースで回っていて、点数もだいたい知っていたので、池田くんが5点となった時にはこれをぜったいものにしてやると思って残りのセクションで気合いを入れました。次も勝ちたいので、がんばります。
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