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西村亜弥(ベータ)、小玉絵里加(ホンダ)、山中玲美(ホンダ)、寺田知恵子(スコルパ)の常連に、前回から復帰した小谷芙佐子(ヤマハ)、仙台在住の佐々木淳子(ベータ)を加えた6名による最終戦。
チャンピオンを決めている西村は、自己評価ではいまひとつだったというが、1ラップ目4点、2ラップ目3点でいつものペース。2位以下をダブルスコア以上に引き離して勝利を決めた。
小玉は安定して2位をキープ。2ラップ目に5点なしの6点の好スコアをマークした。最終戦を2位で終えてのランキング2位獲得だ。
ランキング3位はルーキーの山中玲美。3位獲得でランキング3位に華を添えた。
一歩ずつ復帰を続けている小谷は4位。佐々木が5位、寺田は6位となったが、1ラップ目の5位は寺田だった。全戦参加の寺田は、確実に成長を続けている。
【西村亜弥のコメント】
ダブルスコアで優勝はしましたが、不本意な減点があって、特に1ラップ目の第7の3点は、むずかしいところをすぎてからの足つきだったので、がっかりでした。全戦優勝できて、目標は達成できたのですが、内容的にはぜんぜん納得できません。トライアル、むずかしいです。
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チャンピオン争い、そしてランキング5位までの国際A級への昇格争いがしれつで、いずれも決着していない中での最終戦。
このクラスも、IA同様に1点が勝負を決める神経戦となった。1ラップ目のトップは山森篤志(ホンダ)で3点。山森はここまでランキング3位だが、まだ勝利はない。2位につけたのは中国大会で勝利している宮澤陽斗(ベータ)で7点だった。
ひとつでも5点をとると、優勝争いでは大きな影響があり、これで上位進出を阻まれたライダーは少なくなかった。チャンピオン争い中の和気聖司(ガスガス)は2ラップ目に二つの5点を取って後退、冨名腰慶亮(ホンダ)は1ラップ目に二つの5点を取って、序盤から苦戦している。それでも冨名腰は2ラップ目を3点でまとめ、タイトル獲得に望みをかける。
3ラップ目(3ラップ目は第1から第4をやらない変則的なものとなった)、山森が最終セクションを5点として減点を増やして終了。勝利の行方も、チャンピオンの行方も、結果が出るまでわからない。
優勝は山森だった。3ラップ目を2点でまとめて大躍進の大治雅也(ベータ)が2位を獲得、3位にはゼッケン1番の小倉功太郎(ホンダ)が入った。
ランキングトップだった和気は9位、冨名腰は5位で、この二人の勝負は1点差で冨名腰の勝利。ところが山森が最終戦を勝利したことで、山森のポイントは冨名腰に5点リードとなった。最終戦勝利で逆転チャンピオンという最後の最後にビッグドラマが待っていた。
国際A級昇格レースは、今回4位に入った小野田瑞希(スコルパ)がランキング5位を獲得、山森、冨名腰、和気、宮澤、小野田の5人が来シーズンに国際A級クラスを走る権利を得た。
【山森篤志のコメント】
国際B級に昇格して21年になります。ようやく戦いができる実感を得てきたところで、今日もいいところにはいけるかなと思っていましたが、神経戦だったので、自分の走りをしっかりしようと心がけて走りました。まさか勝てるとは、しかもチャンピオンとは、びっくりしています。21年目の初優勝ですが、これからも家族でトライアルを楽しんでいきたいです。家族の支援で獲得できた勝利、チャンピオンです。
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