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'16全日本スーパーモト選手権 第7戦 
                    ↑'16スケジュール
    2016年9月18日(日) 桶川スポーツランド(埼玉)


全9戦で行われる全日本スーパーモト選手権シリーズの第7戦が埼玉県の桶川スポーツランドで開催された。 会場の桶川スポーツランドは全日本スーパーモト選手権シリーズ初開催となるコースで、全長840mのフラットなターマックコースに テーブルトップやフープス、本格的なバンクを造成した3箇所のダートセクションを設けたコースレイアウト。
前日夜から降り出した小雨が降ったり止んだりする天候で、コースは終日ウェット。それでも、ダート区間のキャンセルは無く ターマック区間が全周土色になる程の非常にスリッピーなコンディションでレースは行われた。
全日本スーパーモト選手権シリーズ初の首都圏開催ということもあり、スーパーモトファンのみならず、近隣住民の方々など、 様々な方々が観戦に訪れ、スーパーモトの迫力あるレースを楽しんだ。






一瞬のチャンスを掴み
初優勝を獲得した五十住洋佑

ヒート1は独走で優勝
完全優勝をあと一歩で逃した森田一輝

急なマシン変更でも予選1位
路面変化に対応出来ず3位 新井誠

「誰でも努力すれば勝てる」
ようやく証明できた五十住洋佑

国内最高峰クラスS1PROクラスには17台のエントリーがあったが ライダーの怪我等により、予選出走台数は14台で行われた。
決勝グリッドを決めるタイムアタックでは、前日練習走行でマシントラブルを起こし 急遽昨年のマシンでレースを戦うこととなった新井誠(#4)が1分11秒597でポールポジションを獲得。 0.831秒差の2番手には開幕戦以来の参戦となる五十住洋佑(#7)、3番手はランキングトップの森田一輝(#2) でフロントロー。4番手には高山直人(#300)、5番手坂牧隆夫(#6)、6番手城取諒(#9)がセカンドローという グリッド順となった。


 決勝周回数は雨の影響で予定より2周少ない13周回で行われた決勝ヒート1。 スタートでホールショットを決めたのはポールポジションの新井。これに五十住、森田が追走する。 オープニングラップの第3ダートで古川、千葉が転倒。古川は復帰するも、千葉はそのままリタイアとなった。 1周目のコントロールラインを新井、森田、五十住、高山、坂牧、城取の通過すると、2周目の第1ダートで 森田が勝負を仕掛け、テーブルトップで新井を一気にパスしトップに浮上。 2番手に後退した新井だったが、その後さらにミスを喫し4番手へと後退してしまう。 新井に替わって2番手となったのは五十住。その後ろを高山がマークし2位争いが繰り広げられる。
3周目以降、森田はハイペースでトップを快走し、2位以下を大きく引き離しにかかる。 中盤、4位争いは5番手を走行していた城取が新井をパスし4番手に浮上。しかしこの時点で2位グループと 大きく差が開いており自力で表彰台圏内に行くのは難しい状況となってきた。 その後ろの6位争いは熊本から参戦の川上と金児伸二とのバトルが展開
後半になってもハイペースでトップを快走する森田。周回毎に2位以下との差をさらに引き離し独走状態を築いていく。 レースは森田が独走でトップチェッカーを受け優勝。2番手には安定した走りで3位以下を寄せ付けなかった五十住、 3番手には高山、4番手城取、5番手新井の順となった。 。


 決勝ヒート2も周回数は13周回。スタートでホールショットを決めたのは2番手グリッドの五十住。これに森田、新井が続いた。 1周目のコントロールラインを五十住、森田、新井、高山、坂牧、金児伸二の順で通過すると 序盤から五十住と森田の激しいトップ争いが繰り広げられた。2周目、第3ダートで3位グループの新井、高山、坂牧らが接触。 新井はすぐに復帰できたものの、高山、坂牧は復帰に手間取り、大きく順位を落としてしまう。 これでトップグループの五十住、森田の2台は3位以下を大きく引き離すことができ、マッチレースの展開となった。 前半から大きく離れた3番手には新井、4番手に金児伸二が走行する形に。 5周目、またも森田が得意とする第1ダートでトップを行く五十住に並びかけ、出口のバンクでインを差しトップを奪い取った。 ヒート1同様、独走態勢に持ち込もうとする森田。時間が経つにつれ荒れてくる路面への対処に対応できたのは五十住のようだった
後半になっても五十住はトップを行く森田に食らいつき、独走を許さなかった。トップを行く森田は第1ダートでは速さを魅せるものの 逆に五十住は第3ダートで森田と異なるラインをみつけ、森田に迫り逆転のチャンスをうかがっていた。 3位争いは3番手の新井に金児伸二、金児敏之が等間隔で追走する形でレースは進んだ。 そして迎えたラストラップ。トップを行く森田にラストスパートをかけ急接近する五十住。そのままの順位で第2ダートを抜け、 第3ダートへ2台が異なるラインで進入。そこにバックマーカーが入ったことで森田のラインが一瞬乱れ、その隙に五十住が森田のインに割って入ってきた。 するとトップの森田がまさかの転倒を喫してしまい万事急す。五十住が逆転でトップチェッカーを受けS1PROクラス初優勝を飾った。 2番手には転倒後すぐに復帰した森田。3番手には新井、4番手には金児敏之、5番手金児伸二の順となった。


■総合優勝コメント:#7 五十住 洋佑
ヒート2は第3ダートは一輝さんよりも速かったので、チャンスが来たら絶対に狙っていこうと思っていて、 ラストラップに第3ダートでバックマーカーがいて、ラインが開いたので勝負に出たら前に出れて優勝できました。 また、普段ダートトラックやモトクロスに乗っているので今日みたいな路面への対処法が分かっていたのも勝因かもしれません。
僕は子供の頃からバイクに乗っていた訳ではなく、ハタチ過ぎくらいからレースを始めたのですが、 それでも、諦めずに地道に努力して練習を続けてきて、ようやくPROクラスで勝てることが証明できたことが嬉しいです なので、みんなも諦めずに上を目指して欲しいと思います。





アグレッシブな走りを封印し
優勝を見せる為に走った川留健一

地元の仲間の前で優勝でき
泥だらけでも笑顔の川留健一

20台が出走し決勝グリッドを決めるタイムアタック。トップタイムは1分13秒796をマークした川留健一(#5)、 2番手には志村祐一(#18)、3番手には吾妻裕人(#9)がフロントロー。4番手には田中圭介(#17)、5番手増田浩志(#15) 6番手峯稜介(#42)の順となった。
今大会は予選レースは行わず、タイムアタック予選でスターティンググリッドを決め、決勝レースを行なった。


 決勝周回数は雨による影響で予定より2周少ない10周回で行われた。スタートでホールショットを決めたのは志村。それに 川留、田中が続いた。しかしオープニングラップの第2ダートで志村ら複数台が絡むクラッシュが発生。その為トップ集団に 大きな順位変動があり、1周目のコントロールラインを吾妻、佐藤、峯、増田、福沢、川留の順で通過した。
序盤はここ数戦調子を上げてきている吾妻にチームメイトの佐藤が追走し2台でのトップグループを形成。3位争いは 峯、川留、増田らでのバトルとなり、4周目には川留が峯をパスし3番手に浮上すると、トップグループの2台へ一気に迫った。

5周目、川留は前を行く佐藤を捉え、2番手に浮上。トップを行く吾妻に迫った。続く6周目川留はストレートで吾妻に並ぶと、 1コーナーで一気にパスしトップに浮上した。今シーズン、川留はトップに立ちながらもアグレッシブになレース運びをするため自滅してしまうレースが多かったが、今回はシビアなコースコンディションでも非常に安定した走りを魅せてトップを 快走し、ハイペースで2位以下を大きく引き離していく。トップを行く川留から大きく離れた2番手争いは吾妻がミスをし後退。 替わって佐藤が2番手、峯が3番手に浮上した。レースはトップを行く川留が2位と26秒も離す大差でチェッカーを受け優勝 2位には佐藤、3位峯、4位には2番手から後退した吾妻が入った。


■優勝コメント:#5 川留 健一
地元のみんなが沢山見に来てくれている中で、いつものように転倒とかしてしまうのは嫌だなと思っていたので 本当はいつものアグレッシブな僕の走りを見て欲しかったんですけど、ここは結果を魅せたいと思ったので 焦らず、冷静になってレースをしました。チームや沢山の仲間に支えていただいて、ようやく優勝する姿を魅せる ことができました。ありがとうございます。





自身の走りに集中したことで
勝利を掴んだ佐々木啓之

今シーズン2勝目。終盤戦の
勝利に自信をみせる佐々木啓之

10台が出走し決勝グリッドを決めるタイムアタック。トップタイムは1分13秒580をマークした富田真司(#38)、 2番手には佐々木啓之(#8)、3番手には三井正勝(#6)がフロントロー。4番手には桐明征一郎(#17)、5番手上和田拓海(#81) 6番手松村雄太(#93)の順となった。
今大会は予選レースは行わず、タイムアタック予選でスターティンググリッドを決め、決勝レースを行なった。


 ホールショットはポールポジションからスタートの富田。それに桐明、三井、佐々木の順で1コーナーに飛び込んだ。 しかしオープニングラップにトップを行く富田の一瞬のミスを突き桐明がトップに浮上。 桐明、富田、上和田、佐々木、平、堀田の順で1周目のコントロールラインを通過。 2周目、トップを行く桐明が第3ダートで転倒。替わりに富田がトップに浮上し、2番手上和田、3番手佐々木のオーダーとなる。 富田は圧倒的なスピードで2位以下を一気に引き離してしく。富田は3周目にダートで転倒を喫してしまうが すぐに復帰しトップをキープできたものの、その隙に上和田が富田の背後に一気に迫った。 しかし同じ周の第3ダートでトップの富田が転倒、その背後にいた上和田も避けきれず転倒に巻き込まれて しまい2台は一気に順位を落としてしまう。替わりにトップに立ったのは上和田の後ろにいた佐々木。 佐々木は安定した走りでトップを快走。2番手争いは平、富田、桐明らがテールツーノーズのバトルが繰り広げられる。
5周目、富田が桐明をパスし2番手に浮上。しかし第3ダートで富田がまたしても転倒を喫し大きくポジションを落としてしまう。 後半に入るとトップを行く佐々木に桐明、松村らが追走する形でレースは進んだ。 そして終盤、トップを行く佐々木に桐明が追い付くと、ターマックで一気に佐々木の背後にぴったりとつき、サイドバイサイドの 展開に。そしてラストラップ、第1ダートでトップを行く佐々木が逃げるも、その後のターマックで桐明が佐々木に詰め寄ってきた。 その後の第3ダートで踏ん張った桐明がダート出口で並びかけると、佐々木とラインを変えて最終コーナーへ向けて 立ち上げっていく。インとアウトに分かれて最終コーナーを立ち上がりストレートへ向かう佐々木と桐明。 殆ど2台が並んだ状態でチェッカーを受けた2台。結果は約タイヤ1個分前に出ていた佐々木がトップでチェッカー 桐明は惜しい2位となった。3番手は松村、4番手は平、5番手には三井の順となった。


■優勝コメント:#8 佐々木 啓之
今回は前戦のSUGOみたいにフルターマックだったら厳しかったでしょうけれど、このコンディションで全てのダートを使ってくれたのでレースは荒れると予想していました。なので、誰かと勝負するのではなく、絶対に転倒しない、マシンコントロールをしっかりすることだけに集中した結果が優勝に繋がったと思います。