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< 写真&レポート

黒山健一が開幕戦優勝
3ラップともリードを守った

ゼッケン1番。小川友幸
黒山との差を詰められず2位

野崎史高は3位に

国際A級スーパークラス

2011全日本トライアル選手権シリーズ第1戦九州大会

熊本県に会場を移して2年目の開催。ところが今年は、東日本大震災の影響で、関東大会と近畿大会が中止。この九州大会が開幕戦となった。昨年からおこなわれている予選、決勝のシステムは今年も継続。今年は、昨年国際A級のみでおこなわれた決勝が、今年は国際B級を含む全クラスで予選・決勝を行った。国際B級、国際A級は、予選の上位15名が午後の決勝に進出する。国際A級スーパークラスは全員が決勝に進む。

海に面した会場は、のどかな海原を見ながら、山に登り、海岸線に降りるというセクション設定となっていた。昨年から、新しいエリアも開拓されている。山の上には地元のみなさんによる休憩所やレストランもあって、全日本観戦が楽しめるしかけが設けられていた。

昨年、チャンピオンを小川友幸(ホンダ)に奪われた黒山健一(ヤマハ)は、最初から好調ぶりを発揮した。第1セクションをクリーン、第2で1点、第3で3点と、クリーン連発とはいかないが、その減点は最小限に抑えている。対して小川は、第2で2点と、わずかに黒山に遅れをとったのを挽回しようと、第3で勝負をかけ、その結果5点となってしまった。

このふたりを追うべき野崎史高(ヤマハ)は第1セクションでゲート不通過で5点。小川毅士(ベータ)は第1を1点で抜けたあと、その後第6セクションまですべて5点という乱調。田中善弘(ベータ)や野本佳章(ベータ)の好調が目立っている。

けわしい登り斜面が特徴の今回のセクションでは、思い切ってつっこめるかどうかが鍵になる。もちろん、思いきりつっこめば抜けられるような簡単なものではないところがむずかしい。

1ラップ目、黒山の減点はわずか6点。対して小川は14点。これに続く野崎は24点、4位には28点で野本が続いていた。今回は1ラップ目の持ち時間制限がない。どうしても、2ラップ目が忙しい時間配分となる。

2ラップ目。小川は黒山を追いつめられない。黒山も減点を増やしはしたが、小川も減点を増やしてしまい、その差はわずかに広がった。予選を終えて、トップはもちろん黒山で14点。小川は33点。野崎は42点とそれぞれの差は開き気味だ。

2ラップを終えてから30分ほどのインターバルを置いて、国際B級から決勝が始まる。決勝は予選で使われたセクションのまま、ただし第5セクションと第7セクションは決勝からは省かれている。その他のセクションは、予選の時のままだ。

残り8セクションで、10点近い点差を逆転するのは容易ではない。そしてさらに、トップの黒山は調子を崩さない。コンディションの変化で減点は増えているが、決勝の黒山は8セクションを10点で終えた。小川は決勝を14点、野崎は15点だった。総合結果は、予選のスコアと決勝のスコアを足して集計される。黒山は24点、小川は47点、野崎は57点と、それぞれ少なくない点差で、それぞれのポジションを得た。

4位には、ベテラン田中善弘がはいった。野本佳章は1ラップ目の4位から順位を落としたものの、自身はじめてとなる6位入賞を果たした。1ラップ目には最下位だった小川毅士は5位までポジションを復活させてゴールした。

【黒山健一のコメント】

タイトルを取り逃して、勝利も去年の中国大会以降遠ざかっているので、久しぶりの勝利がうれしいです。今年は試合数も少ないのでとりこぼしをしてはいけないので、今日の試合ぶりはよかったと思います。ひとつ終わったので、次もしっかり戦っていきます。

【小川友幸のコメント】

いまいち波に乗れない戦いになってしまいました。そんなに調子が悪いわけではなかったのですが、残念でした。一番の敗因は、第3セクションで取り返そうとクリーン狙いで走って5点となったのが痛かったです。黒山選手が8セクションを抜けていったのは素晴らしかったですね。同じように走る予定でいたのですが、うまくいきませんでした。

【野崎史高のコメント】

第1セクションでいきなり5点を取ってしまいましたが、これはそんなに引きずることもなかったのですが、勝負どころの8、9、10でうまく走れず、残念な結果になってしまいました。目指すところはゼッケン通りの順位ではないので、くやしいです。


国際A級は実力派の
本多元治が優勝する

国際A級

昨年、中部大会で負傷して戦列を離れていた本多元治(ホンダ)が、久々に戦列復帰。予選、決勝のシステムを克服して、見事勝利を果たした。

たとえば第3セクションではスーパークラスと国際A級が同じライン設定だったが、小川友幸が5点、黒山が3点となる中、本多は2点で抜け、実力をアピールした。

2位は三谷英明(ホンダ)。3位には、1ラップ目の8位からポジションを上げてきた若手、滝口輝(スコルパ)が入った。

【本多元治のコメント】

手はまだ少しおかしいんですけど、出られる大会ではしっかり走ろうと思って、今回は予選が終わってインターバルで気が抜けて、そのあと決勝という試合パターンを練習に取り入れてきました。去年はそれで失敗していたので、ライディングテクニック以前に、そのへんをトレーニングしてきました。それがうまくいったのかと思います。次は鳥取まで出られないのですが、出られる大会はしっかり走りたいと思います。

 


金沢清志が
I国際B級初優勝

国際B級

1ラップ目のトップは熊本出身の朝倉匠(ホンダ)、2ラップ目に、トップは鹿児島の後藤研一(ガスガス)となり迎えた決勝。勝利を目指して狙いを定めていたのは41歳の金沢清志(ベータ)だった。

金沢は1ラップ目は4位、2ラップ目に3位に上がり、トップとの2点差を逆転して勝利した。 ライバルの後藤や小谷一貴(ベータ)が足をつきつきアウトした最終セクションをきっちりとクリーンして歓声をあげる金沢。会心の勝利となった。

【金沢清志のコメント】

点数差を把握はしていませんでしたが、決勝はクリーンを狙い、5点を気にせず走ろうと決めまして、そのとおりに走れました。マシンもいいので、自信を持って走れた結果です。念願の初優勝ですが、今年はこの調子で走れればと思っています。

 



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