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2011年 全日本モトクロス選手権シリーズ第9戦九州大会レースレポート
   
 

11月とは思えない程暖かな気候となった九州地方。HSR九州のある熊本県菊池郡大津町も例外でなく、日中は半袖で過ごす人が多くみられた。この地域は阿蘇にもほど近く、天候が変化しやすいと言われているので、マシンのセッティングや装備などには十分な配慮が必要だ。 年に一度の九州大会、本来は開幕戦の予定だったが、3月11日に起きた東日本大震災の影響で開催日がシリーズの終盤に変更された次第である。九州のモトクロスファンにとっては待ちに待った全日本ラウンド、 今回はコースの最終コーナー手前、テーブルトップのアプローチ付近にゴールが設けられレースが行われた。

 

ヒート1
成田亮(#982)の通算100勝なるか、ポイントリーダー成田は順調にタイトル獲得の道を歩むのか、それをした阻止するライダーが現れるのか。シリーズ終盤とはいえ、今回のようなバッドコンディションの中でアクシデントが発生した場合、IA1のポイントテーブルに影響をおよぼす可能性があるだけに、気を抜けないレースだ。

スタートからトップに出た成田は、早いうちからペースを上げてリードに出る。その成田に食い下がるのは、古巣のTODAY SPORTから参戦の福留善秀(#12)と、ディフェンディングチャンピオンの熱田孝高(#1)。その後方には小島庸平(#44)、新井宏彰(#331)らが続く。 成田のアベレージは高く、ベストラップで福留に1秒強の差をつけてリードを広げていき、最終的には7秒差で優勝はたす。一方成田の後方で、福留と2位争いのバトルを展開していた熱田だが、転倒で順位を下げ福留が単独2位となる。3位には、福留に40秒程度遅れて新井が入った。

ヒート2

成田の強さが光ったヒート1だが、100勝を超え連勝記録を更新なるか。これを阻止するライダーが現れるか。前チャンピオンの熱田が意地を見せるか、地元出身の福留の活躍が光るのか−

ホールショットの小島庸平(#44)を熱田孝高(#1)と福留善秀(#12)が追う形でスタートしたIA1ヒート2。成田亮(#982)は5番手で1コーナーをクリアする。
小島がミスで後退すると、一気に前に出たのは成田。レース序盤からトップに出てレースをコントロールする。2位走行は福留。猛チャージをかける熱田と福留は、
2位争いのバトルを展開する。3位に転落した小島と、追い上げて来た平田優(#7)のバトルも激しく、こちらも目が離せない展開だ。
優勝は101勝目の成田(総合1位)。2位には福留(総合2位)、3位には小島とのバトルを制した平田が入った。



スタート直後からペースを上げ、両ヒートを優勝で飾った成田亮。100勝達成する走りはさすが成田。


熱田の転倒もあり、しぶとい走りでヒート1、福留に続き3位をゲットした新井。

今シーズンプライベーターとなった福留は地元九州で、両ヒート2位の好成績を残す大会となった。激しいレースの中見事な走りを見せてくれた。

 



ヒート1、ヒート2の両ヒートで気を吐いた福留。今シーズンのレースで、1番の走りを見せてくれた。

 


ヒート2、
激しい追い上げを見せ小島とのバトルの末、見事3位の表彰台をゲットした平田。ミスのない走りで結果を残した。



レース終了後、片手を上げ勝利を祝う成田亮。悪天候の中見事な走りを見せてくれた。




ヒート1、ヒート2で見事パーフェクトウィンを飾った成田亮。成田はこの日、最高の笑顔を見せてくれた。

 
見事100勝を達成した成田亮。100勝記念プレートを掲げ嬉しい表情を見せてくれた。


 

   
 

ヒート1
好調の波に乗る三原や中村、小方らの動向に注目が集まる中スタートしたIA2決勝。予想を上回るバッドコンディションのコースで、様々なドラマが展開された。

1コーナーの混戦を抜け出しホールショットを獲得したのは加藤吏一(#555)。「気力、タイミングとも良い感じ」という加藤は、トップ走行に手応えを感じ確実な走りで終盤までレースを引っ張り、一気に勝利をモノにした。左手の傷が癒えぬ状態での1位獲得は、本人の自信にもつながったことだろう。一方、1周目の1コーナーで転倒した小方は、最後尾からの再スタートとなる。「集中力が途切れずに走ることが出来た」という小方は、激しい追い上げを見せ、結果2位でゴールする。3位には、荒れたコースの中、しぶとい走りを見せた中村友則(441)が入った。 地元で優勝した加藤が上がる表彰台では、加藤の長男、來一(らいち)君も駆けつけ、観客とともに父親の勝利を祝福した。

ヒート2


ヒート1で、驚異的な追い上げを見せた小方誠(#86)をはじめ、好調の池谷優太(#87)、加藤吏一(#555)、三原拓也(#37)、稲垣佳樹(#43)らの結果も気になるヒート2、自然の猛威の前に選手の思いは通用するのか。

ヒート1の失敗を払拭するような好スタートを見せた小方が、抜群のスタートでホールショット決め、背後には田中雅巳(#113)、尾崎友哉(#59)、池谷優太の順でレースが始まる。抜群の安定感を発揮する小方は、そのままトップを走り続け、終始レースをコントロールし序盤から終盤まで気迫のある走りを見せる。快走を続ける小方は、最終的にトップでチェッカーを受け優勝を飾り、総合優勝もモノにした。小方の後方2番手には、ベテラン渡辺学(#88)が後方から激しい追い上げを見せ、最終的に2位に上がり表彰台を飾る。3位には安定した走りで上位を走っていた池谷が入った。




ヒート1、混戦の中スタートから抜け出し地元九州で、見事優勝を飾った加藤吏一。


荒れたコース中、激しい追い上げを見せヒート1、見事2位の成績を残した中村友則。最終戦、どんな走りを見せてくれるだろう。
今シーズン、9戦目にしてこのクラスで優勝を飾った小方誠。今大会でも素晴らしい走りを見せてくれた。

 



ヒート2、素晴らしいスタートを見せそのまま優勝を飾った小方誠。今シーズン初となる優勝を飾った。

第8戦から調子を上げている池谷。荒れるレースの中安定した走りで3位の成績を残す。


ベテランの意地を見せ見事2位の成績を残した渡辺学。



渡辺と池谷から祝福を受ける小方誠。今シーズンは、小方らしい走りを毎戦見せてくれる。


 
   
 

早朝から降り出した小雨がスタートと同時に強さを増す。時間の経過とともに厳しさの増すコースコンディションはライダー達を苦しめた。
前回欠場したポイントリーダー近藤涼太がタイトル獲得なるか、待ったをかけるライダーが現れるのか注目のレースとなった。


スタートで抜群のセンスを見せたのはやはり近藤涼太(#84)。1コーナーからビッグジャンプへと矢のような速さで突き進む。その近藤を追うのは吉村仁兵(#12)。一定の距離を保ちチャンスを伺う吉村だが、背後には石浦涼(#87)と江原大地(#58)が迫る。 所々で転倒者や、スタック車が続出する中トップを走る近藤は、快調に周回を重ね優勝を果たし、九州の地でIB2のタイトルを獲得した。近藤を追い続けた吉村は単独2位。石浦と江原による3位争いは石浦に軍配があがり、江原は4位となった。

 

いよいよ本日最後のレース。これまでのレースで十分に耕されたコースは、完走するのも厳しいほど多くの難所が待ち構える。そんな中で結果を出すのは誰だ。

どのレースもスタート後の1コーナーで多重クラッシュが目立つ今大会。このような場合は誰よりも前に出てクラッシュを回避したいと考えてしまうが、天候に影響されやすいモトクロスでは柔軟な頭でレースすることも重要となる。
スタートで前に出た土橋優(#8)、古川慎也(#16)、大久保滉太(#88)、近藤涼太(#84)らトップ集団が横並びで1コーナーに突入するが、スリップしたマシンに次々と後続が追突し多重クラッシュが起きる。
1周のコントロールラインをトップで通過したのは古川。集団を避けて後方からスタートした勝山聖(#5)が古川を追う。その後に吉田優弥(#99)、江原大地(#58)、大久保、佐々木孝太(#51)と続く。
乾き始めの泥は重く、マシンコントロールにも影響を与えるばかりか、コース状況の悪化にともないスタック車が続出する中、トップでゴールしたのは勝山聖(#5)。中段から追い上げた佐々木孝太は2位、3位には村上洸太(#1)が入った。
チームメイトの佐伯星名と同様の作戦で功を奏した勝山は、今期3度目の表彰台でついに頂点を極めた。




IB2クラスでスタートから快調にとばし、見事IB2クラスでチャンピオンを決めた近藤涼太。今大会でもセンスのある素晴らしい走りを見せてくれた。


スタートから逃げる近藤を追った吉村だが、近藤のスピードには付いていけず単独走行のまま2位となる。


荒れたコースの中、中盤の順位から激しい追い上げ見事3位の表彰台をゲットした村上洸太。今大会では安定した走りを見せてくれた。



江原と接戦の末、見事3位の成績を残した石浦。石浦も荒れるコースの中素晴らしい走りを見せてくれた。

クラッシュを避け堅い走りで見事優勝を飾った勝山。荒れたコースの中素晴らしい頭脳プレイを見せてくれた。

悪天候のレースで表彰台を飾った近藤、吉村、石浦の3人。3人とも気迫のある素晴らしい走りを見せてくれた。

第9戦で見事チャンピオンを決めた近藤涼太。センスのある走りは誰もが認める。



   
 
   
 

ランキングトップの邵洋子(#3)と昨年のチャンピオン益春菜(#1)の一騎打ちか、山本泉(#5)や成長著しい畑尾樹璃(#9)、竹内優菜(#7)らがどう絡んでくるか。悪天候下でのレースは何が起こるか分からない。レース全体を見据えた戦略が必要になる今回、大きなドラマが展開された。

昼食時間をはさんで、午後一番のレースがレディスクラス。スターティングバーが下りて真っ先に飛び出しホールショットを決めたのは、草場真砂美(#31)。その背後には、
邵洋子(#3)、益春菜(#1)佐々木奈津美(#11)、が続くかたちでレースが始まる。最後尾からスタートしたのは佐伯星名(#20)。一団が去った後をゆっくり進む。予想通り荒れた 1コーナーでは、多くのライダーが絡む転倒が起きていた。1コーナーを通過後、レースは邵がトップに立ち荒れたコースをスムーズなラインを取りながら、危なげない走りで走行を続けて行く。その後には佐々木、畑尾、山本、延永らが続くが、畑尾はマシントラブル、山本も体調不良で、ともにピットインを行う。 勢いを殺さず懸命に前進することに集中していた邵だが、最終ラップに突入するテーブルトップのアプローチで、痛恨にもスタックしてしまう。邵の懸命なリカバリ作業もむなしく結局ゴール出来ず、レースは終了となる。代わって2位を走行していた延永若菜(#12)が初優勝をとげた。2位には佐々木奈津美、転倒し後退した益は、激しい追い上げを見せ3位となった。




初の優勝を飾った延永若菜。延永にとってこの優勝は大きな自信につながるだろう。


 

チャンピオン益が転倒し順位を落とす中、しぶとい走りで見事2位の表彰台をゲットした佐々木。今大会では素晴らしい走りを見せてくれた。

荒れるコースの中転倒をおかしたものの、激しい追い上げを見せ見事3位の表彰台に上がった益春菜。残り1戦の戦いに注目が集まる。



   

 
国産50ccマシンのAクラスと輸入ハイパフォーマンス50ccマシンのBクラスが混走となったチャイルドクロス。大幅にショートカットされたコースは、ゴール後に溝をS字に渡るシケインが設けられた。IA1ヒート1直後のレースだけにコースは荒れている。

スタート後のストレートでリードを稼ぐのは児玉暁斗(#23)。背後に川原直幸(#41)、森川貴斗(#44)、瀬戸山禅(#8)が続く。大量の水が流れる川と化したシケインの溝は難所となってライダー達を苦しめた。タイヤの径が小さな50ccマシンに酷なコースコンディションとなり、周回を重ねる毎に疲労も蓄積されるため、転倒やエンスト、スタックなどのトラブルが続出する。
そんな中ちびっこライダー達は、5分+1周のレースを元気に走りきった。
1位は児玉、2位に那須、3位は川原が入った。

   





 

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