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2011年 全日本モトクロス選手権シリーズ第8戦MFJ GP大会レースレポート
   
 

10月22日(土)・23日(日)、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOインターナショナルモトクロスコースで行われた2011モトクロスグランプリ。シリーズ終盤に突入する今大会は、各クラスともランキングの行方を占うには重要なレースでもある。 会場のSUGOは、ゴール地点のテーブルトップに向かわず、最終コーナーから1コーナーまでを直線で結んだコースレーアウトとなり、これまでよりもラップタイムが向上することが予想された。 予選日の雨は午後に上がり、天候が回復に向かい決勝日は気温が25度にまで達する暑い1日となった。この時期には時間の経過とともに変化するコースコンディションの中、熱い戦いが展開された。

 

ヒート1
今回はIA1クラスにWMXで活躍するトップライダー2名がゲスト参戦。日本屈指のテクニカルコースであるSUGOでどのような走りを見せるのか、日本人ライダーはどう迎え撃つのか、そして彼らがランキング争いにどのような影響を与えるのかに注目が集まった。

ランキングトップの成田亮(#982)とディフェンディングチャンピオンの熱田孝高(#1)のポイント差は19。逆転を狙う元WMXライダーの熱田は地元SUGOで勝利を得て、ポイントの上積みをしたいところだが、対する成田はどのような状況下でも全てのレースを全力で勝利するのが身上。シリーズ3戦を残す現時点では、これまで築いたアドバンテージを生かしミス無く慎重な走りでポイントを獲得するのが懸命ともいえる。
しかし今回は、2011年世界選手権MX1ランキング4位のEvgeny Bobryshev(イブジェニー・バブリシェフ:ロシア:23歳:#777)とMX2ランキング6位のRui Goncalves(ルイ・ゴンカルベス:ポルトガル:26歳:#999)という「外敵」の出現で、2人の走りはどのように変化するかにファンの注目が集まった。スタート前、入念にグリッド整地を行っていたイブジェニー・バブリシェフが、小島庸平(#44)と新井宏彰(#333)の間をすり抜けるような形でホールショットを獲得し、1周目のコントロールラインを1位で通過。続くは7位から順位を上げた成田、ゴンカルベス、平田優(#7)熱田がと続く。「チャンピオン争いは毎ヒート毎ヒート全力を尽くすことだと思っています。外人選手にも負けたくない気持ちが強い」と言う成田は、2周目にはトップを奪い背後に外人ライダー2名と熱田をしたがえトップで周回を重ねる。途中バブリシェフがトップを奪回するも再び成田が抜き返すというサイドバイサイドの激しいバトルは成田に軍配が上がり、2位にバブリシェフ、3位にゴンカルベスが入った。熱田は背後に平田、田中教世(#2)、新井らを従えて4位を獲得。

ヒート2
コースコンディションが回復し、ハイスピードの展開が予想されるヒート2は、抜群のスタートを見せたゴンカルベスとバブリシャフに対し、日本人ライダーが食らいつくという展開。逃げる2人を追う全日本トップライダーが一矢報いることが出来るか・・・

ホールショットのゴンカルベスにバブリシェフが折り重なるように1・2コーナーを通過。その背後には熱田、成田、沼田誠司(#318)、谷和也(#66)と続く。 早々にトップに躍り出たのはバブリシェフ。背後にチームメイトのゴンカルベスを従えての走行だが、持ち前のスピードを生かして5周目には1:47.367というベストラップをたたき出し、レースをリードしていく。 一方日本人ライダーは、成田を先頭に田中、熱田、小島(庸)らが追撃体制を取るものの、外人ライダーとのタイム差は広がり、周回毎に2〜3秒強の差が出て引き離されてしまう。
レースは終盤を迎え、ミスで後退したバブリシェフに代わって前に出たゴンカルベスが優勝。続いてバルリシェフが41秒遅れで2位、成田はバブリシェフに17秒遅れで3位に入った。



ヒート1、 Rui Goncalvesを抑え優勝を飾った成田亮。チャンピオン奪回に向け大手をかける。

ヒート1、強豪GPライダーを抑え優勝を飾った成田亮。両サイドに招待ライダーを従え、嬉しい表情を見せていた。

 



ヒート2で優勝果たしたRui Goncalves コース状況も良くなり本場世界GPの走りを見せてくれた。

 


ヒート1、ヒート2共に2位をゲットしたEvgeny Bobryshev 各ヒート、Rui GoncalvesとともにGPライダーの走りを見せてくれた。





ヒート1、優勝を飾り嬉しい表情を見せてくれた成田亮。今年一番の笑顔に見える。




 

   
 

ヒート1
ランキングトップを独走する三原拓也(#37)が順当にポイントを追加出来るか、中村友則(#411)、稲垣佳樹(#43)、小方誠(#86)らによる三原包囲網によって、このレースが逆転劇の序章となるかに関心が集まった。

予選トップタイムを叩き出した小方誠が、スターティンググリッドへの集合時刻に遅刻して失格するというハプニングのあったIA2決勝H1。スタートで佐藤亮(#67)が観客スペースにコースアウト、2コーナー入口で田中雅巳(#113)、竹中純矢(#01)、安原志(#03)らが絡む転倒が起こる中、集団をいち早く抜け出した#37三原拓也がホールショットからレースをリードにかかる。続くその後方は#166星野優位、#87池谷裕太の順で続く。「マディは得意」という三原がリードを広げる中、激しい2位争いを展開する星野と池谷、誰よりも高く跳ぶジャンプで観客を魅了する星野とガッツ溢れる走りが身上の池谷、どちらも譲らずに前へ出る。 結果は大量リードの三原が優勝を獲得し、2位はバトルを制した池谷、星野は3位に入った。

ヒート2
田中と三原のホールショット争いでスタートしたヒート2。勢いに乗る三原に対し、ヒート1の不振を取り戻そうと気迫のこもった走りを見せる田中だが・・・

1コーナーで前に出た田中はミスで後退し、2コーナーでは三原、星野優位(#166)、池谷優太(#87)らが前に出てSUGO名物大坂を駆け上がる。以後、三原、星野、池谷がトップ3を形成しレースが進行する。波に乗る三原は2位に2秒弱のタイム差をつけて快調に周回を重ね1位でゴール。今期8度目の優勝で3度目のパーフェクトウィンを飾った。2位には星野が入る。3位には、中団から追い上げた中村が上位を猛追。スタート時のロスがありながらも3位表彰台を獲得した。




走りにも安定感が加わりしぶとい走りを見せる池谷。激しいライディングは見応えのある走りだ。

安定した走りで本来の走りを戻してきた三原拓也。この3人が表彰台の顔ぶれとなりつつある。

 



シーズン序盤に比べ走りが安定してきた三原拓也。本来の強い走りが戻ってきた感じだ。

(三原拓也)表彰台でのコメント
「昨日は夜遅くまでセッティングを出してくれて、今日は安心してレースが出来ました」と述べ、星野は「何とか前に出たかったんですけど、三原選手が速くて届きませんでした。また2位ですみません。次は熊本、そして最終戦は地元埼玉なので頑張りたいと思います」と述べた。また3位となった中村は「最近優勝から遠ざかっているので、ここで流れを変えて、残りのレースを頑張りたいと思います」と話し、今後に期待を抱かせた。

常に攻めの走りを見せる中村は、ヒート2、3位の表彰台をゲットする。残り2戦どんな走りを見せてくれるだろう。


今シーズン調子を上げている星野優位はヒート1で3位、ヒート2で、2位の成績を残し残り2戦に挑む。


アメリカから帰り、攻めの走りを見せる池谷は、今後が楽しみな存在だだ。


 
   
 

昨日の雨によって厳しいコースコンディションで迎えた本日の第1レースはIB2決勝。所々に残る深い泥ねいによってスタックの危険もあるため緊張感の高まるレースとなった。

好スタートを切った土橋優(#8)、吉村仁兵(#12)、佐々木雅哉(#13)らによるホールショット争いは、土橋が転倒で吉村が一歩前に出る。後に続く佐々木は1周目のコントロールラインをトップで通過し、以後少しずつリードを広げ単独を続け2番手との差をジリジリと広げていく。結局佐々木がスタートからトップを走り続けそのまま優勝を飾る。2番手には村上洸太(#1)、佐3番手には佐々木俊樹(#4)が入った。

 

ランキングトップの近藤涼太(#7)が欠場したこのレース。ランキング2位につけている土橋優(#8)と同3位の道脇右京(#2)、上佐祥敬(#3)、村上洸太(#1)ら、誰がトップを取るか。混戦模様のレースとなった。

道脇、土橋、勝山聖(#5)らによる激しいホールショット争いから一歩抜け出した道脇だが、ミスで4位に転落。代わって6位から追い上げた村上だが、トップを奪うも転倒で順位を落としてしまう。結果は安定した順位で走行していた土橋が IBクラス初優勝を遂げ、2番手には勝山、3番手には道脇が入った。


(佐々木雅哉
)表彰台でのコメント
昨年負った眼底骨折の後遺症で右目の視野が狭いためレース中は怖いこともありました。しかし地元SUGOでは何としても勝ちたかったので、集中力が欠けないように頑張りました」と延べ、今後につながる手ごたえを得たようだ。



ホールショットの天才村上はIB2で2位の成績を残す。残り2戦どんな走りを見せてくれるだろう。

(道脇右京)表彰台でのコメント
今回のレースは速く走ることが出来なくて。スタートは良かったんですが、中盤で転倒して順位を下げてしまったのが反省点です



安定した走りを見せ、今大会で初優勝を飾った土橋優。残り2戦の走りが楽しみだ。

(土橋優)彰台でのコメント
村上君が転んだので前に出ることが出来ました。この優勝を次につなげていきたいです」。

安定した走りを見せIB2で3位の表彰台をゲットした佐々木俊樹。残り2戦の走りが楽しみだ。

(勝山聖表彰台でのコメント
広島では逆転して3位だったので、今回は逆転1位を狙っていたのですが、2位に終わりました。マシンのセッティングもうまくいっていたので残念です。次は1位目指してがんばります」



 



   
 
   
 

土曜日の予選が雨により日曜日に変更されたLMX。プラクティス中の後半をタイムアタックとし、予選が行われた。 練習中の怪我により第5戦を欠場したチャンピオン益春菜(#1)を抜いてランキングトップに躍り出た邵洋子(#3)と、第7戦に続き連覇を狙う山本泉、昨シーズンから飛躍的な伸びを見せている竹内優菜(#7)、畑尾樹璃(#9)、岸萌水(#6)らがどのような走りを見せるかに興味を抱かせる今回のレース。怪我から復帰した益の動向も気になるところだ。

スタート後の1コーナー、イン側を取った邵に対してアウト側から勝股七海(#15)、高橋絵莉子(#17)の3名が並ぶように通過。大坂〜ビッグジャンプと勢い良くクリアする邵に竹内、山本、川村真理子(#23)、益と続く。 予選でトップタイムをマークした邵は、スピードを殺さないようコーナー幅いっぱいにラインを取る。ダイナミックな走行でレースをリードしレースを進めていく。一方その後方では、竹内をパスした山本と益による激しい2位争いが始まる。二人の勝負は勢いで勝る山本が制したのだが、今度は山本が後方から追い上げて川村に交わされてしまい川村は2位に浮上する。
トップを走る邵は、快調なペースでレースを進めホール・トゥ・ウィンを達成、そのまま邵洋子優勝を飾る。
2番手には後方から追い上げてきた川村真理子が入り、3番手に山本泉が入った。


スタートから快調にとばしホール・トゥ・ウィンを達成した邵洋子!第7戦では、悔しいレース結果となってしまったが、今回は優勝を果たした。


スタートからペースを上げ圧倒的な走りを見せた邵
洋子。タイトル獲得に大手をかける。


 

チャンピオンの益にも激しいライディングでバトルを展開する山本泉。第7戦で初優勝を飾った山本の走りには気合いが入っていた。

チャンピオン益以外の強豪が表彰台を固めた。残り2戦チャンピオン益との戦いが注目される。

後方からの激しい追い上げで2位の表彰台をゲットした川村真理子。スタートが決まれば怖い存在となる。










   

 
 
スタートでトップを奪ったのはBクラス唯一の参戦者である高師永潤(#34)。Husqvarnaのパワーを生かしてぐいぐい前に進む高師の後方には中島漱也(#15)、川井摩央(#11)、竹ヶ原陽紀(#5)らが続く。 完全に乾ききっていないコースコンディションの中、転倒者も相次ぎ目まぐるしく順位が変わる。 結果優勝はBクラスの高師、Aクラスは川井。2位には阿部晴基(#4)、3位に中島漱也(#15)が入った。

国産50ccマシンのAクラスと輸入ハイパワー50ccマシンのBクラスが混走となったこのレース。小径タイヤのマシンには酷なコースコンディションであるが、それを吹き飛ばすほど元気なチビっ子たちの走りが見られた。
   





 

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