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2009年
全日本モトクロス選手権シリーズ第7戦東北大会レースレポート
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2009年、シリーズ後半戦に入った全日本モトクロス第7戦東北大会。決勝当日は雨の降る中、8300人の観客が訪れ、各クラスとも激しいレースが展開された。
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ヒート1
小雨の降る中、行われたIA1ヒート1、成田亮(#1)がホールショットを決め、熱田孝高(#9)、増田一将(#3)、福留善秀(#10)の順でレースが始まる。マディーコンディションの中、トップを走る成田は後方との差を付けようとするが4周目、3番手を走っていた増田が熱田をかわし2番手へ浮上、今度は逃げようとする成田に増田が襲いかかる。逃げようとする成田だが、思ったようにペースを上げれず増田の前でミスを犯してしまう。成田のミスで増田が一時トップに立つが、すぐに成田がトップの座を奪い返す。トップに立った成田は、そのまま危なげない走りを見せレースをこなしていく。2番手に増田、3番手に熱田の順でしばらく単独走行が続くがレース後半、今度は3番手を走る熱田が増田をかわし2番手に浮上。結局、成田、熱田、増田の順でレースが終了。悪天候の中、成田は大きな1勝を上げた。
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●熱田とのポイント差を縮めるためには勝しかない成田は、熱田とのポイント差を徐々に縮めている。 |
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●熱田も良いスタートは切ったのだが、逃げる成田に追いつくことができなかった熱田。成田に逃げられた感じだ。
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●得意とする藤沢で成田を苦しめた増田だが、あと一歩及ばず。そろそろ優勝がほしいところだ。
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ヒート2、今度は福留がホールショットを決め、増田、成田の順でレースがスタートする。3番手を走る成田は、すぐさま増田をかわし福留に詰め寄るが2周目、成田が福留をかわし抜きつ抜かれつの二人のバトルが始まる。トップ争いを繰り広げる二人に今度は増田が加わり3台の戦いとなるが成田が先に抜け出し、福留、増田の順でレースが進んで行く。レース後半、3番手を走っていた増田が、疲れてきた福留をかわし2番手に浮上。この順位のまましばらく単独走行が続き、成田、増田、福留の順でレースが終了となる。このヒート2の優勝で成田は総合優勝を飾り、チャンピオン座を大きく引き寄せた。
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●マディーの中、パーフェクトウィンを飾った成田は絶好調。第5戦から6連勝を飾る。
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●両ヒートともスタートが良かった福留だが、スピードが後半まで持たない感じだ。完璧な体調とはいえないこともあるが、残り6戦気合いは十分だ。
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●ヒート1で3位で表彰台に上った増田だが、ヒート2は2位でフィニッシュ。得意の藤沢で勝てなかったのは残念だ。
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●第5戦、第6戦に続き嬉しいパーフェクトウィンを飾った成田亮。今大会も熱田は成田やられた感じだ。 |
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ヒート1
小島太久摩(#935)のホールショットでレースが始まり、加藤吏一(#555)、井上眞一(#40)、星野裕(#41)、須田純(#615)、平田優(#36)の順でレースがスタート。4周目、6番手を走っていた平田がポジションを上げ2番手へ浮上、小島、星野の3台でのバトルが始まる。5周目、平田はトップを走る小島をパスしトップへ躍り出る。トップへ立った平田はそのまま独走態勢を築いていく。一方その後方では、小島と星野が激しい2位争いを繰り広げるが、星野はマシントラブルでリタイヤとなってしまう。星野の代わりに3番手に上がってきたのは須田だが、須田は転倒をおかし結局勝谷にポジションを譲ってしまう。優勝は平田が飾り2位に小島、3位には追い上げてきた勝谷が入った。
ヒート2
稲垣佳樹(#122)がホールショットを決め、井上、星野、深谷広一(#39)らの順でレースが始まる。オープニングラップ、すぐに井上がトップに立ちレースを引っ張ろうとするが、井上に星野がピッタリマーク。抜きつ抜かれつのバトルが始まるが、星野が抜け出すかたちでレースが進んでいく。トップを走る星野は2位との差を広げ独走態勢をきずいていき、結局そのままチェッカーを受け嬉しい初優勝を飾る。2位には、井上が入り3位にはしぶとい走りを見せた深谷が入った。
●ヒート1、ホールショットを決め、レースの流れをつくるかに見えた小島だが、しぶとい走りで2位の表彰台をゲット。第8戦、得意の名阪で小島に注目だ。
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●粘りの走りと安定したライディングで嬉しい初優勝を飾った星野裕。第8戦の名阪はホームコース、残り6ヒート勝気持ちで行きたいと言っていた。
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●ヒート1激しい追い上げを見せ優勝を決めた平田優。ヒート2では9位の成績となった。 |
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●ヒート2、井上、星野らとしぶとい走りを見せていた深谷だが、前を行く二人には、ついていけなかった感じだ。
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●勝谷はスタートが決まらず今回は3位での表彰台のみ。得意のマディーであったのだが。
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●嬉しい初優勝を飾った星野裕。井上と激しいバトルの末勝ち取った勝利は、星野自信となったに違いない。 |
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決勝当日、小雨が降る中はじめのレースとなったこのクラス、近藤祐介(#63)がホールショットを決めレースが始まる。2周目、近藤、上田庸平(#3)、鎌倉大樹(#2)、村上洸太(#5)の順でレースが進む中、鎌倉が転倒一つポジションを落としてしまう。雨の降るマディーコンディションの中4周目、シーズン中盤から調子を上げている上田庸平がトップへ浮上。トップに立った上田は、安定した走りを見せそのままゴールし嬉しい初優勝を飾る。2番手には近藤が入り3番手には、追い上げてきた鈴木正明が入った。
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決勝日最後のレースとなったオープンは、雨も上がり程良い天気となったが荒れたコースでのレースとなった。マディーの中、ホールショットを決めたのは鎌倉大樹。トップを走る鎌倉は、そのまま2番手との差を広げ快走を続けていく。一方その後方では、3番手を走っていた高橋仁(#46)が、2番手を走る佐々木健(#190)抜き2番手へ上がるが、トップを走る鎌倉とは大きく差があり単独走行で周回を重ねていく。結局この順位でレースが終了し鎌倉が嬉しい初優勝を決め2番手に高橋、3番手にはマディーの中ベストラップを出し追い上げてきた上田庸平が入った。
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●開幕から打倒山本に燃えていた鎌倉は、安定した走りで独走を見せ、オープンで嬉しい初優勝を飾った。残り6ヒート、鎌倉の走りに注目だ。
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●嬉しい表彰台となった高橋。残り6ヒートどんな走りを見せるか注目したい。
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決勝当日、この日雨の降る中一番厳しいレースとなったレディスの決勝。どのクラスよりも雨が降るタイミングでのレースなった。激しいマディーの中、ホールショットを決めたのは西村美美(#8)。そのあとすぐに鈴木沙耶(#2)が西村を抜きトップに立ち、2番手に安原さや(#10)、3番手に益春菜(#1)の順でレースがはじまる。トップに立った鈴木だが、マディー&藤沢を得意とする安原が6周目、激しい攻めで鈴木かわしトップへ立つ。トップに立った安原だが、マディーの中焦りが出てミスを連発。何度も転倒し順位を下げてしまう。そんな安原とは違い安定した走りを見せていた鈴木、益、山本の3人、3人はそのまま周回を重ねこの順位でフィニッシュとなった。レース終了後、各ライダーとも激しい体力の消耗起こしていた。
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●好調な安原の激しいプッシュに耐え、自分の走りを続けた鈴木は、激しい雨の中、久々の優勝を飾った。
●激しいマディーコンディションの中、好調な走りを見せていた安原だが、焦りもあり何度も転倒をおかし、安原はポジションを落としていく。そんななか、鈴木は安定した走りを見せ、着実に周回を重ね優勝を飾った。
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ホールショットを決め、着実な走りを見せていた鴨田翔(#5)だがレース中盤、阿部仁(#7)に抜かれてしまう。鴨田は諦めない走りを見せレース後半、ゴールの坂でミスを犯した阿部を抜き去りそのままゴール。2番手には阿部、3番手には佐藤響(#11)が入った。 |
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8人のちびっ子ライダー達が、激しいマディーコンディションのなか何度もスタックしながらレースを終えた。ちびっ子達の頑張りに多くの観客が声援を送っていた。
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ここ藤沢でレディスライダー達の「エコ活動」。第一弾としてペットボトル2本で、お花をプレゼントという活動がおこなわれた。持ってきてもらったペットボトルのラベルと本体は、リサイクルしキャップは、途上国の子供達へワクチンをプレゼントというかたちでらしい。会場では多くの観客がペットボトルを持参し、「ガザニア」というお花と引き替えを行っていた。モトクロスコースをお花でより美しくしたいというレディス選手会の活動に、多くのお客さんがペットボトルを持参してくれた。
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