|
|
2009年 全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦中国大会レースレポート
|
|
|
|
|
|
|
2009年、第4戦目となった全日本モトクロス中国大会。雨の降る中、11000人の観客が訪れ大会が開催された。各クラス、シリーズ前半でありながらポイント争いが激化し、激しいレースが展開された。
|
|
|
ヒート1
小雨のが降るなか始まったヒート1、田中教世(#5)がホールショットを決め、成田亮(#1)、熱田考高(#9)、福留善秀(#10)、新井宏彰(#331)らが続きレースが始まる。1周目、すぐさま成田と熱田が田中を抜き去りトップに浮上。成田は第3戦ケガの為、レースに出場出来なかったが、熱田も第3戦でケガをし、二人とも第4戦は出場が危ぶまれる感じであったが二人とも、ケガが完治してない状態でのレースとなった。すぐさまトップに立ち逃げようとする成田だが、熱田も成田に食い下がる。トップ争いをする二人はペースが上がり、3番手との差を広げて行こうとするが2周目、4番手を走っていた福留が田中を交わし今度は2番手を走る熱田を福留が追撃する。4周目に入り、熱田と成田を追ってた福留だが、惜しくも転倒してしまう。福留のいなくなった3番手には、新井が上がり4番手には、ここ最近しぶとい走りを見せる北居良樹(#6)がポジションを上げてきた。このままレースが進むのだが、2番手を走る熱田がミスを犯し、新井と北居に交わされてしまう。レースは、トップを走り逃げ切った成田が優勝を飾り、2番手にはには新井、3番手にはしぶとい走りを見せた北居が入った。
第3戦は、ケガにより出場できなかった成田は、ケガがまだ完治してない状態での出場となったが、ヒート1に優勝を果たし、ポイントをゲット。 |
|
|
第2戦の関東大会で総合優勝をものにした新井は、ヒート1で2位をゲット。安定した走りで着実にポイントを稼ぐ。
|
北居も今シーズンに入り、調子を上げている一人だ。ワークス2年目となった今シーズン、まだ優勝はないものの、着実に成績を残している。シリーズ後半、優勝を狙ってくるに違いない。 |
|
|
|
雨がひどくなり、完全なマディー状態の中でスタートしたヒート2、1コーナーで数台の転倒がありヒート1で、2位に入った新井もその中に巻き込まれてしまう。ホールショットを決めたのは、熱田。その熱田をすぐに福留が抜き返し、福留、成田、熱田の順でオープニングラップが進んでいくが、成田と熱田が福留を抜き去り二人のトップ争いがしばらく続く。レース中盤、成田をピタリとマークしていた熱田は、一気に成田を交わし、トップに躍り出る。成田を抜いた熱田のペースはそのまま上がり、成田との差を広げていく。結局、熱田、成田、福留の単独走行でレースが進み、ヒート1、熱田がトップでチェッカーを受けた。2番手には成田、3番手には福留が入った。
|
|
ヒート2、熱田に負けた成田だが、着実にポイントをゲット。チャンピオン狙う為には、ケガをしていてもポイントを稼ぐのが重要となる。
|
|
|
|
|
成田同様、第2戦でケガをした熱田も完全な状態でないかたちでレースに出場。成田とトップ争いを繰り広げながらヒート2は優勝を果たす。
|
|
スタートも決まり、トップを狙ってた福留だがミスを犯し、波に乗れないレースが続いている。調子は悪くないだけに、今後の走りに期待したい。 |
|
|
|
|
|
|
|
ヒート1
コースが滑り出す中、レースが始まる。まず好スタートを決めたのは、小島太久摩(#935)。2番手に井上眞一(#40)、3番手に深谷広一(#39)、4番手に勝谷武史(#1)の順でレースがスタートする。前回の関東大会で総合優勝を飾った平田優(#36)は、オープニングラップで転倒し順位を後方まで落としてしまう。トップを走る小島は、逃げ切りをはかろうとするが、調子の良い井上が逆に小島に襲いかかる。4周目、小島は井上に抜かれ、2番手に落ち、次は3番手を走る島崎大裕(#53)と勝谷に追撃されてしまう。トップを走る井上の後方では、小島、島崎、勝谷、深谷、星野の5人で、激しい2位争いが展開される。この2位争いは、結果的にトップを走る井上まで巻き込み、今度は小島が再びトップの座を取り返す。小島はそのまま逃げ切りたいところだが、後方の島崎と勝谷が前を走る小島に対し、プッシュをかける。結局小島は二人に抜かれ、トップに立った勝谷は2番手との差を広げ、トップを快走し続ける。一方2番手争いは、後方から追い上げていた深谷と星野が、小島と島崎を巻き込み激しい2位争いを展開。この争いで島崎は、転倒し脱落してしまう。この激戦から抜け出したのは、深谷。深谷は小島をも抜き去り2位でフィニッシュ。3位には小島が入り勝谷が優勝を果たした。
ヒート2
星野優位(#42)、勝谷武史(#1)、深谷広一(#39)田中雅巳(#54)らの好スタートでレースが始まる。2周目、すぐに深谷が星野をパスしトップへ浮上、そのまま逃げようとするのだが、4周目に入り3番手を走っていた勝谷が追い上げをはかる。レースは、深谷のリードでしばらく続くのだが、レース後半、追い上げてきた勝谷に抜かれてしまう。トップを走る勝谷はそのままチェッカーを受け2番手には深谷が入り、3番手には井上が入った。
今シーズン調子を上げている深谷は、第4戦で持ち前のしぶとさを発揮し、両ヒート2位をゲット。ポイントも稼ぎ後半戦に臨む。
|
|
|
久々にピンピンでレースを決めた勝谷は、調子が戻ってきた感じだ。 |
|
|
|
スタートから飛びだしトップ争いに加わる小島だが、もう一歩思ったような戦いが出来てない感じだ。誰よりも知り尽くしたこのクラスの戦い方、このままでは終わらないだろう。
|
|
久々のピンピンを飾った勝谷。マディーの中、確実な走りで他を寄せ付けない走りを見せてくれた。勝谷は、今シーズンもチャンピオンを狙う。 |
|
|
|
|
|
|
|
小雨が降り始めた中、決勝当日はじめのレースとなったこのクラス、ホールショットを決めたのは村上洸太(#5)。その他、山本鯨(#56)、馬場大貴(#73)、藤井健之(#6)らが好スタートを決めレースが始まる。2番手を走る山本は、すぐさま村上を抜き去りトップへ浮上、そのまま独走態勢を築いていく。その後方では、調子を上げている佐藤亮(#19)がペースを上げ3番手を走る馬場に猛チャージをかける。3人の攻防はしばらく続くが、佐藤は結局二人を抜き去り2番手までポジションを上げ、2位でフィニッシュ。トップは山本が入り3番手には、馬場が入った。
|
|
|
決勝日当日の最終レースとなったオープンクラス、朝から降り出した雨も上がり、レースが始まる。ヒート1で、大差を付け優勝した山本が好スタートを決め、佐々木雅哉(#7)、藤井健之(#6)、村上洸太(#5)鎌倉大樹(#2)と続いていく。単独走行でレースが進む中、5番手を走る鎌倉が、前を走る村上と藤井にチャージをかけ、ポジションアップをはかり3番手に浮上。しかし時すでに遅し、鎌倉はそのまま3位をキープ。優勝は逃げ切った山本が飾り、2番手には佐々木、3番手には粘り強い走りを見せた鎌倉が入った。
|
|
|
今シーズン多くの優勝を飾っている山本は、相変わらずパーフェクトな走りを見せる。勝だけでは物足りない走りを見せる山本は、今シーズンいくつの優勝を飾るだろう。
|
|
|
スタートから2位のポジションをキープし逃げ切った佐々木。今後の活躍に注目だ。
|
|
今シーズン、表彰台の常連となっている鎌倉は、表彰台に上がるが決して満足はしてない。シーズン後半、山本に対しどんな戦いを見せてくれるだろう。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
荒れたマディーコースの中で始まったレディスクラス、昨年のチャンピオン益春菜(#1)がホールショットを決めるが、すぐさま安原さや(#10)交わされてしまい、安原、益、山本泉(#3)、川村真理子(#4)順でレースがスタート。この日の安原は、荒れたコースをものともせず、スムーズな走りをしており一人、気を吐いた走りを見せていた。逃げる安原を追う益だが、益は2周目に転倒してしまい順位を落としてしまう。一方その後方では、4番手を走っていた川村が、2番手までポジションを上げ、逃げ切りをはかろうとするが、スタートで出遅れた鈴木沙耶が激しい追い上げを見せ、川村と山本に猛チャージをかける。結局川村は、4番手までポジションを落とし、山本が2位に入り、激しい追い上げを見せた鈴木が3位に入った。優勝はレース序盤から素晴らしい走りを見せた安原が飾り、チームYZに入ってから、嬉しい初優勝となった。 |
|
|
TEAM
YZで初めての優勝を飾った安原はこの日、他のライダーを圧倒するほどの走りを見せていた。第5戦以降、安原の走りに注目だ。
|
|
|
|
好スタートを決めた山本も安定した走りで2位の表彰台をゲット!優勝まであと一歩の山本、進化する山本も今シーズンは注目だ。
|
|
|
スタートで出遅れた鈴木だったが、激しい追い上げを見せ表彰台をゲット!スピードはまだまだ健在だ。 |
|
|
|
|
|
|
|
雨の降る中、キッズには険しいコースとなったこのレース、Aクラスの平井龍希(#37)と、Bクラスの(#6)が好スタートを決め、レースが始まる。滑るコースの中、元気のあるちびっ子ライダー達が、力強い走りを見せ多くの観客を沸かせてくれた。
|
|
|
多くの観客が見守る中、元気な走りを見せてくれたキッズライダー達。
|
|
|
|
|
|
|