#2佐合強し。
決勝グリッドは、PP#2佐合、続いて#3松本、#4増田、#11三苫の順となる。HoleShotを決めたのは#2佐合(ブルーヘルメッットSMC)。続いて#3増田(JAWS
RACING YAMAHA+REAL EQUIP)、#11三苫(Absolute&GARAGE OPB racing moto禅)と1コーナーシケインを抜けていく。#4松本(Agip
Husqvarna RACING WORLD with CPsports)は今回もスタートミス、6番手で1コーナーシケインを抜ける。
いつもの華麗な走りの#2佐合、全く破綻の無いライディングでトップを走る。#3増田はアグレッシブなランディングで#2佐合に食らいつく。が少しずつではあるが、その差が広がっていくように見えた。その#2佐合との差をただ一人縮めていたのは#4松本だった。その松本が見せた。いつもの激しいスライドで6番手から順位を上げていく。
レース中盤、#4松本は#3増田の真後ろにまで追い上げる。残り5ラップ、#4松本はその#3増田をパス、2位に上がる。正確無比なライディングで逃げる佐合、激しいスライドで追い上げる#4松本、そして身体を大きく使ったライディングでその2人を追う#増田。3人の全く違うライディングスタイルが興味深い
。
一時#4松本は#2佐合との距離をつめるものの#2佐合もペースアップ、その#4松本を突き放す。あの強い佐合が戻ってきた。マシンを暴れさせず、常にトラクションを稼ぎ前にマシンを運ぶライディング。一見地味だが、非常に効率の良いライディングだ。結局#2佐合は一度もトップの座を脅かすことなくそのままフィニッシュ。今期2勝目を上げた。2位には#4松本、3位は#3増田が入った。
4位には#11三苫が入る。この#11三苫は今年苦しいチーム態勢で戦い、常に上位に食い込む活躍は賞賛に値するだろう。5位には#7熱田(デップRC)が。熱田はスポット参戦にもかかわらず必ず上位に食い込むのはさすがだ。6位は#27金児隆太(チームレアルエキップ
アプリリア)が入った。
今年からmoto1クラスにステップアップした#27金児隆太は、これで年間ランキング6位となる。すでにこのクラスのチャンピオンを決めた#5星野を始めこの#27金児隆太など、今年は若手が大きく成長した年となった。来年の活躍が期待される。
(このクラスですでにチャンピオンを決めた#5星野は全日本MXに出場しこのMOTO1を欠場した。) 結果moto1
class
1位 |
#2 |
佐合 |
ブルーヘルメッットSMC |
2位 |
#4 |
松本 |
Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports |
3位 |
#3 |
増田 |
JAWS RACING YAMAHA+REAL EQUIP |
4位 |
#11 |
三苫 |
Absolute&GARAGE OPB racing moto禅 |
5位 |
#7 |
熱田 |
デップRC |
6位 |
#27 |
金児隆太 |
チームレアルエキップ アプリリア |
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今期2勝目の#2佐合。この勝利でシリーズランキング2位。 |
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2位に入った#4松本。今年は1番タイムを出すことが多かった。 |
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3位は#3増田。あの攻撃的な走りからは想像もつかないこの笑顔が増田の魅力。 |
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4位に入った#11三苫。三苫は常に上位に入賞しシリーズランキングは5位に。 |
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5位は#7熱田が入る。ロードのライディングを身につけ、スポットでの参戦ながら上位に食い込む。 |
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レース直後の#11三苫と#27金児隆太。かつて2人はmoto2クラスでもライバルだった。 |
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#2佐合はポールtoフィニッシュ。この日、圧倒的な強さを見せた。佐合は先日行われたAMAのスーパーモトにスポットで参戦し、10位に入っている。 |
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3位に入ったのは増田。この日も増田ならではのアグレッシブなライディングを見せた。 |
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moto2クラスのシリーズチャンピオンを決めた佐々木は、#101でmoto1クラスに参戦。風邪で高熱を出しつつもタイムアタックでは3番タイムを出す。 |
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#7熱田は、深くバンクさせずにコーナリングを終了する。写真ではなかなか伝えられないが、実際はかなりダイナミック。 |
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#27金児隆太、6位に入る。moto2クラスから今年moto1
クラスにステップアップ、コンスタントに上位に食い込む急成長をとげた。 |
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