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MOTO1オールスターズ 第6戦 デックセキアヒルズ(熊本) 観客数:2700人
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ここセキアヒルズサーキットは丘の斜面に位置することでスタンドから見下ろすようにコース全体が見渡せるという観戦のしやすいコースだ。コースは全体にコンパクトで、ヘアピンとストレートの繰り返し構成され非常にパッシングポイントの少ない。つまり、グリッド順が重要でありスタートがすべてを決めるコースである。
もうひとつのここKumamotoラウンドの特徴はお客さんがレースを楽しんでいるということだ。多くの方が笑顔であり、小さなお子さんまでも一緒にレースを楽しんでいるのが印象的だった。


ほんの一瞬がすべてを決めた。moto1クラス

まずは前戦までのポイントとそのランキングを見てみよう。


moto1上位ポイントランキング
1
#1
松本(CP Sports X moto禅)
72
2
#2
佐合(浜松エスカルゴ)
68
3
#13
大楽(Team FLEX)
67
4
#6
森田(SRF SPORT & HisdeJunkies)
64
5
#4
増田(チームレアルエキップ ヤマハ)
62
6
#54
星野(Team CRF Legare)
55

#1松本が4pt差でトップ、2位に佐合、3位大楽はその佐合とは1pt差。
MOTO1では全7戦の内5戦のポイントを選び有効ポイントとするという制度をとっている。すでに5戦終了しているため、ここから先のポイントは加算される場合とされない場合が生まれる。低いポイントの場合加算しないということが出てくる。つまり、ここまでで低いポイントしかとれていないラウンドがある場合、ここから先の結果しだいでは一気にポイントが跳ね上がる。
例えば、現在ポイントランキング2位にいるライダーが第1戦で0ポイントだったとする。ここで6位に入賞すると一気に10pt加算されることになる。
かたや、ポイントランキングトップのライダーが2位3位4位などの均一なポイント獲得の場合、第6戦以降は3位以上に入らなければポイントは加算されない。また、3位に入ったとしても2pt増えるのみだ。(4位の13ptを捨て、3位の15ptを選択することになる。つまり差し引き2pt獲得)このように今までのポイント獲得のあり方次第でかなり変化することになる。ランキングポイント2位のライダーが6位入賞でも、3位に入ったランキングトップをポイントで抜くことが起きるのだ。(各ラウンド毎のポイント獲得表を開いてご覧になってみてほしい。とても面白い。ややこしい計算が必要だが)
さて、レースレポートに戻ろう。
決勝グリッド、PPは#2佐合。4pt差で#1松本を追いかけているわけだが残りあと2戦、なんとしてでも松本の前でゴールしその差を詰めておかなければチャンピオンはない。まして彼の性格からすれば、ここKumamotoラウンドは勝ちにこだわるはず。そのためだろう予選からいつになく激しいライディング見せていた。いつもの華麗で舞うようなそれではなく、激しく強引とも言えるものだった。(これはかなり見応えがあった。だから予選が面白い)
2番グリッドは#1松本。このラウンドで#2佐合の前でゴールできればチャンピオンの可能性は一段と高くなる。そのためにはこのパッシングポイントの全く無いコースではあるが#2佐合をどこかで抜かなくてはならない。
3番グリッドは#13大楽竜也。鹿児島出身の九州地元ライダーだ。KTMを操り今年急成長。第5戦では初優勝をとげている。以下#8高山(team CRF Racing World)、#3熱田(team CRF Racing World)、#6森田(SRF SPORT & Hiside Junkies)が並ぶ。ポイントランキング5位の#4増田(チームレアルエキップ ヤマハ)は8番グリッドからのスタートとなる。(#54星野は全日本MXに参戦のため欠場)
ある意味スタート勝負のこのコース、いよいよその時がやって来る。
シグナルがかわり一斉スタート。PPの#2佐合がスタートをミス。そのわずかの隙に#1松本がトップで1コーナーに入る。2コーナー立ち上がりでは2番手に#13大楽。#2佐合は3番手に落ちる。そのまま#1松本は一気に#13大楽らを突き放していく。#1松本はこのところ、予選では調子が上がらないものの決勝ですばらしい走りを見せるという展開が多いのだが今回もそのパターン。タイムアタック、セミファイナルとはうってかわっての走りでラップを重ね、2位以下を突き放す。しかし2位争いは激しい。若手大楽はベテラン佐合を敵に回して互角の走り。両者ともその限界の走りで、第1ダートではマシンが大きく振られ転倒寸前のシーンが一度ならずあった。#2佐合のこの様ながむしゃらとも言える走りはめずらしい。
やはりパッシングポイントの無いこのKumamotoラウンド、レースはこの順位のまま終盤へと入る。#1松本は確実にトップをキープ。
その中、3位の佐合が仕掛ける。最終コーナーで#13大楽のミスを誘い、第1ダート立ち上がりでついに#13大楽をパス、2位に上がる。いよいよ#1松本の追撃に入る。が、残念ながらそれは遅すぎた。。。スタートで前に出た#1松本がそのままトップを守りフィニッシュ。2位は#2佐合。3位は#13大楽となる。以下、4位#4増田、5位#3熱田、6位#8高山、7位#6森田となる。
レース終了後、よほど悔しかったのか#13大楽はモーターホームに入ると一歩も外には出てこなかった。


Rd7終了時点ポイントランキング
1
#13
大楽(Team FLEX)
81
2
#1
松本(CP Sports X moto禅)
72
3
#4
増田(チームレアルエキップ ヤマハ)
71
4
#2
佐合(浜松エスカルゴ)
68
5
#6
森田(SRF SPORT & HisdeJunkies)
68
6
#3
熱田(Team CRF Racing World)
57
7
#54
星野(Team CRF Legare)
55

 
 
 
 



#9金児隆太(チームレアルエキップ)初勝利。

タイムアタック、予選ヒートとトップを決めた#9金児が決勝もPPからスタートしそのままトップを一度も譲ることなくフィニッシュ。うれしい初勝利をあげた。#9金児は、moto1クラス#11金児伸二を父に、#15金児敏之を兄に持つMOTO1家族の末っ子だ。MOTO1が全日本になる以前からのライダーであり、このMOTO1で育った数少ないライダーのひとり。先日第5戦前日に20歳になったばかり。MOTO1の選手達のなかで、みんなの弟分として愛されてきた。レース終了直後、ライダー全員から熱い祝福を受けていた。2位は水庫(Team CRF Legare)、3位山下(チームレアルエキップ)、4位ベンバサット(CP Sports X moto禅)、5位谷田部(チーム フィンガーオート)、6位佐々木(DIABLO)7位浜田(ファントムレーシング&PHN)となった。

Rd7終了時点ポイントランキング
1
#5
佐々木(DIABLO)
88
2
#9
金児(チームレアルエキップ)
74
3
#33
山下(チームレアルエキップ)
71
4
#13
谷田部(チームフィンガーオート)
71
5
#8
水庫(Team CRF Legare)
58
6
#16
池田(RedClub うず潮レーシング福山)
52
  
 
 



#7小林(Te’sクラブ)と、地元#55淀川(Dgarage & LightSports)の戦い。

このアンリミテッドクラスはすでに#7小林がシリーズチャンピオンを決めている。むしろ興味は、毎戦各エリアの地元ビッグマシンエキスパートと#7小林の闘いという展開となっておりなかなか面白い。
ここKumamotoラウンドでは、地元九州福岡の#55淀川との戦いとなった。PPを得たのは#55淀川、#7小林は2番グリッドからのスタートとなる。
が、ホールショットを決めたのは#7小林。そのままトップを守りきりフィニッシュ。今期4勝目をあげた。2位にはその#55淀川がはいる。
3位にはチームレアルエキップ代表の#58河合が入る。

Rd7終了時点ポイントランキング
1
#7
小林(Te’sクラブ)
97
2
#28
千葉(陸奥組&ホルモン幸楽&安具楽)
32
3
#34
本多(ちょこ&チームシロタ)
20
4
#69
和泉(Team Xmoto)
20






そしてレース終了後、順位は入れ替わる。
レース終了後当然マシンの車検が行われるわけだが、ここで事態はおきた。音量測定で3台のマシンが引っかかることとなる。
moto1クラス:#1松本、#2佐合
moto2クラス:#8水庫
以上3台っが音量オーバーという結果。
そのため下位の順位のライダーが繰り上げとなった。

最終順位
moto1クラス
1位#13大楽竜也、2位#4増田、3位#熱田、4位高山、5位森田、6位大楽誠也(Team FLEX)
moto2クラス
1位#9金児、2位#山下、3位ベンバサット、4位谷田部、5位佐々木、6位浜田
*アンリミテッドは順位かわらず。


 
 



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