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SUPERBIKE RACE in MINE


GP250
GP-MONO

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 SUPERBIKE RACE in 筑波
主催:筑波サーキット(2.070Km)
予選レポート
DATE:2006-5/13

横江竜司が順当にポールポジションを獲得
しかし、ここは筑波。独走は難しい

 GP250は、ここ筑波で2戦目を迎えた。ツインリンクもてぎで行われた開幕戦ではゼッケン2をつける横江竜司がぶっちぎりの独走で格の違いを見せつけ、あまりの強さを見せつけた横江に対し、早くも横江にはチャンピオン街道まっしぐらという呼び声が高まった。

 しかし、世界への進出を目指してGP250を選択してきた若手ライダーたちにとっては、このままシーズンを終わらせてしまうわけにはいかない。ライバルたちは横江の独走を止めようと、虎視眈々と狙っている。開幕戦で横江を逃がし、2位に破れた高橋巧はその筆頭だが「横江さんが速いけど、今度は横江さんの後ろが見える所でレースがしたいです。今回は雨になるかもしれませんが、筑波は雨でもグリップするので大丈夫だと思います」と横江の独走阻止を狙う。

 予選は最初から雨の状況下で行われ、高橋巧が最初から積極的に攻めてリーダーボードのトップに躍り出た。一方で横江は中盤までセッティングの確認に専念していたが、終盤のアタックでは3周連続してベストラップを更新し、あっさりとポールポジションを奪取した。ラストアタックに失敗した高橋巧は2番手に留まり、及川誠人と小林龍太が終盤のアタックでフロントローの座を手にした。

 決勝は雨天と見られているが、ここ筑波は全日本選手権が行われるサーキットの中でも特に路面のミュー(摩擦係数)が高く、かつコーナーにカント(傾き)が大きくつけられているなど、雨でも比較的滑りにくい。さらに筑波は直線が短く低速コーナーが多いレイアウトであり、独走逃げ切りは難しいと言われている。現時点で実力的に頭一つ抜け出している横江が逃げるのか、それともライバルたちが横江に待ったをかけるのか。このレースはシーズン前半戦の山場となるだろう。

[川岸 健二]

伊藤真一  

横江竜司

   
伊藤真一   高橋巧
     
     
     
 
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