2005年第2回モトクロス委員会報告 開催月日:2005年10月28日(金)10:30〜17:00 開催場所:中央区築地・(財)日本モーターサイクルスポーツ協会 会議室 ? 任期満了に伴う委員長・副委員長の改選について 任期満了に伴う委員長・副委員長選挙が行われ、以下のとお り決定された。 委員長: 田中 隆造 副委員長: 百井 明 副委員長: 村上 正司 ? 2005年度主要競技会開催状況報告について 1 全日本選手権 全10戦が開催され、観客数4%減、参加台数2%減であったこと が報告された。特にIA2の減少が著しく19%減であったことが 報告された。 2 地方選手権 公認大会数93大会(前年対比11%減)、参加台数13061台(前年 対比7%減)であることが報告された。 ? 2005年度全日本ランキングシリーズについて 赴Lランキング浮ェ提出され、確認、了承された。 2005年モトクロスオブネーションズ報告 9月24 25日にフランス・エルニーにて開催され、MX1増田一 将選手/MX2小島庸平選手/MX3熱田孝高選手が日本代父`ーム として参戦し、12位となったことが報告された。 ? 2006年度主要競技会日程について 1.世界選手権 5月21日 スポーツランドSUGO 2.全日本選手権 第1戦 3月26日 SUGO大会 第2戦 4月9日 近畿大会・名阪 第3戦 4月23日 関東大会・水戸 第4戦 5月14日 中国大会・弘楽園 第5戦 6月11日 九州大会・HSR九州 第6戦 7月2日 北海道大会・わっさむ 第7戦 7月16日 東北大会・藤沢 第8戦 9月3日 近畿大会・名阪 第9戦 10月8日 中国大会・弘楽園 第10戦 10月22日 MFJGP・SUGO ※前回発浮ウれた第5戦九州大会の日程は、会場の都合により 一週後にずれた。 3.モトクロス全国大会 8月27日 グリーンパーク弘楽園 なお、第6戦北海道大会の開催会場(わっさむサーキット)につい て、今年開催された際のコース状況の改善要求ならびに会場変 更要望が、選手会・エントラント関係者から提出された。 今年の開催までの経緯や北海道支部としての考え方、わっさむ 町との会合内容、わっさむモータースポーツ運営委員会斉藤代 浮謔闥?oされた改修計画書について説明された。 ◆対策案 ・部分的ではあるが、路面に籾殻(200立米)を混ぜ、路面の硬 化を防ぐ。 ・2004年開催時のコースレベルを基準に除礫・籾殻敷込等の工 事を実施する。 ・コース全般的を10cm掘り返し、整地する。 ・06シーズン前と工事終了後にモトクロス委員会・選手会の査察を実施 し、了解を得る。 ・査察後、大会までの期間は改修されたコースの状態を維持す べく努力する。 ・開催直前(金)の査察はコース責任者同席にて実施する。 11月17日にモトクロス委員会と選手会の代侮メが事前に査察を 行い、コースレイアウトや改修方法について、北海道支部と現 地で協議することが決定した。 ? 2006年度国内競技規則について 2006年度の国内競技規則変更案について審議され、以下のと おり決定された。 (※1〜8は、前回委員会決定事項の再確認 /9〜17は、今回 委員会の提案・審議事項) 1 ゼッケンナンバー 12-1 国際A級及び国際B級ライダーには、年間指定ゼッケンナ ンバーが割り当てられる。指定ゼッケンを与えられた選手につ いては、国際A級及び国際B級ライダーはジャージ又はプロテク ターの背中側に指定ゼッケンの記入が義務付けられる。年間指 定ゼッケン以外の選手においても同様に印刷することが望まし い。 また、卵I・決勝レースは本人に与えられた番号の記入された ジャージ又はプテクターを必ず着用すること。 12-1-1国際A級 指定ゼッケンをすべて通し番号とし、優先順位については以下 の通りとする。 ?2005年度IA1クラスポイント獲得者(ランキング順) ?2005年度IA2クラスポイント獲得者(ランキング順) IA1ポイント未獲得者(ゼッケン番号の早い順) IA2ポイント未獲得者(ゼッケン番号の早い順) ?2005年度全日本国際B級からの昇格者(最大12名のルーキー ゼッケンが適用される) ?その他(全日本IA1・IA2のポイント未獲得者・地方選手権国 際B級からの昇格者特別昇格者・モトクロス全国大会に優勝し て昇格瑞ソした者)は、MFJ本部において管理される。 ※“その他”の対象となる選手のゼッケン番号の優先順は管 理元のMFJ本部にて決定される。(特定ゼッケン番号を希望 する場合はスポーツ委員会の許可を要し、有料とする 12- 3参照) ※前年度IA2クラスチャンピオンは、IA2に出場する場合のみ チャンピオンゼッケン“1”をつけて出走することができ る。 12-3 その他希望ゼッケンを要望する場合は、MFJ中央スポー ツ委員会の許可が必要とされ有料とする(瑞ソ期日:前年の12 月31日消印有効)。 12-4 希望ゼッケンの瑞ソが承認され、上位のライダーが移動 した場合でも、移動したライダーに対して割り当てられたゼ ッケン番号は空き番号のままとする。 12-1-4ルーキーゼッケン 全日本選手権の国際B級から国際A級に昇格する上位の選手(最 大12名)にはルーキーゼッケンが与えられる。ルーキーゼッケ ンは01〜012まで与えられる場合がある。 2 全日本モトクロス選手権大会特別規則17決勝レース出場資格 17-2 国際A級リザーブライダー 各卵I組の周回数が多くトップタイムの速い組から交互に1 名ずつ最大2名とする。 3 モトクロス基本仕様 2排気量の算出方法 2-2 公式 総排気量=(D2×3.1416×C÷4)×気筒数 4 国内モトクロス技術仕様 4音量 4-3 4ストローク車の音量は94dB/A以下とする。 全日本選手権に出場する車両(国際A級/国際B級)の音量は2スト ローク・4ストローク車ともに96db/A以下とする。(全日本開催 期日、全日本開催会場に限る) 付則16全日本モトクロス選手権大会特別規則11出場車両(200 項)参照。 5 国内モトクロス技術仕様 7-25 エキゾーストシステム(国際B級は付則18-1国際B級の仕 様221項参照) 18-2 50ccクラスの仕様について 4-11 シュラウド、前後フェンダー、前・両サイドゼッケンは 交換してもよい。 ただし交換部品は、当該車両の純正部品と同等材質のものに 限る。 6 モトクロスライセンスの昇格 6-1-3特別審査 その他、上記の基準と同等の技量を持つ者とモトクロス委員会 にて承認推薦され、かつMFJ中央スポーツ委員会が承認した者 (年度途中でも瑞ソでき、瑞ソ料は5000円ライセンス料含む) 体格を理由として瑞ソする場合 身長160cm以上あり本人が昇格を望む場合に限り、瑞ソ昇格 を認める。 瑞ソ者は、当該年度有効なMFJライセンスを所持している者に 限られ、所定の瑞ソ用紙に必要事項と瑞ソ理由を明記し、申 請料(ライセンス変更料含む)¥3000円と顔写真、学校での身 体測定結果または診断書等体格を証明するもの(公的機関発行 のもの)を添えて、MFJ本部へ瑞ソすること。 11月1日〜12月31日の瑞ソについては、体格を理由とした場 合でも特別昇格と同等の手続きとし、体格を証明する公的機 関発行の書類を添えて瑞ソする。 (55項10特別昇格およびその手続き参照) 7 全日本モトクロス選手権大会特別規則 14-6 各大会の車検において注意勧告を受けた選手は次回出場 する大会の卵I出走前に再測定を行う。 再測定にて規定値をオーバーした選手に対し、再測定を実施 した大会の審査委員会にて罰則が与えられる。 9-2 決勝レース時間または距離 レディス 15分+1周 8 50ccクラスの仕様について ※記載間違いの訂正 4-1 タイヤの変更(ただし、ホイールサイズおよび純正タイヤ サイズの変更は不可)。 (ただし、前後ホイールリムのサイズ変更ならびにインチ 幅の変更は不可) 9 ジャージ又はプロテクター印字のゼッケン番号寸法について 前回委員会において、国際A級及び国際B級ライダーに義務付 けとなったゼッケン番号の書体最低寸法について、事務局よ り現役選手が使用しているゼッケン寸法の調査結果が報告さ れ、以下のとおり決定した。 決定 200項 12-1の文章に追記 背中に印字されるゼッケンは、最低縦200mm×横150mm以上の スペースであること。 10 モトクロスライセンス昇格基準に関する提案について モトクロスの昇格基準の見直しについて、ポイント方式でな く、ランキング上位者を昇格対象とする人数方式に変更する ことが提案されたが、昇格制度のみの問題ではなく、将来的 なライセンス制度のあり方を含め検討することとなった。 従って、来年度昇格ポイント変更とする支部のある場合、11 月21日までに事務局あてに各地域の会議にて決定した昇格ポ イント数値を連絡することが確認された。 11 レース終了後の車両保管時間について 近年1台の車両で2クラスに出場している選手(1車ダブルエント リー)が増加したため、現状の車両保管時間では、次レースへの 参加に影響することもあることから、車両保管時間および暫 定→正式結果の時間を10分(全日本・地方共に)に変更するこ とが決定された。 決定 195項 29レース後の車両検査時間(モトクロス競技規則) 29-1 レース終了後、原則的に1〜6位の車両は直ちに定めら れた区域内に管理され、暫定結果発阜?0分間保管され、 必要に応じて検査される。 195項 31抗議(モトクロス競技規則) 31-2 抗議は、暫定結果発阜?0分以内(全日本・地方選手 権共通)に当該ライダーおよびエントラント代侮メだけが行 うことができる。 205項 20レース後の車両検査(全日本モトクロス選手権大 会特別規則) 20-1 レース終了後、入賞車両は直ちに定められた区域内に 管理され、暫定結果発阜?0分間保管され、必要に応じて 検査される。 205項 22抗議(全日本モトクロス選手権大会特別規則) 22-2 抗議は、暫定結果発阜?0分以内(全日本・地方選手 権共通)に当該ライダーおよびエントラント代侮メだけが行 うことができる。 12 音量規定値の変更について ?2006年より音量規制値が国内競技規則書にて告知のとお り、音量値が変更されることについて、2005以前のモデル への対応策が不足していることから、全日本以外のクラス においては、現状どおりとするよう提案された。 従って特に旧車での参戦が多い地方選手権のみ1年間の猶頼? 間を設け、2006年シーズンのみ2ストローク車両は98dB/Aと し、4ストローク車両は従来通りの94dB/Aとすることが決定 した。また全日本選手権開催クラスについては、告知通り2ス トローク・4ストローク車両ともに96dB/Aが実施される。 決定 200項 11出場車両 11-2 全日本対象クラス(国際A級・国際B級)の4ストローク車両の音量について 全日本選手権に参加する4ストローク車両の音量は下記のとおりとする。 ・FIM固定回転数で測定し96dB/A以下のこと(測定方法は、モトクロス基本仕様216項?音量規制参照) ※全日本選手権対象クラス以外で併催されるクラスの音量は94dB/Aとする。 214項 5音量規制 5-8 2006年からの音量規制値 全日本選手権:2ストローク/4ストローク車両は最大96dB/Aとする 地方選手権 :2ストローク車両最大98dB/A、4ストローク車両最大94dB/A とする。※地方選手権の2ストローク車両は、猶頼?ヤとして2006年のみ最大 98dB/Aとし、2007年から96dB/Aへ変更される。 216項 4音量 4-2 下記エンジン回転数で測定し2ストローク車の音量は98db/A以下、4ストローク車の音量は94db/A以下でなければならない。(地方選手権のみ) ※地方選手権の2ストローク車両は、猶頼?ヤとして2006年のみ最大98dB/Aとし、2007年から96dB/Aへ変更される。 4-3 4ストローク車の音量は94dB/A以下とする。 全日本選手権に出場する車両(国際A級/国際B級)の音量は2ストローク・4ストローク車ともに96db/A以下とする。(全日本開催期日、全日本開催会場に限る) 付則16全日本モトクロス選手権大会特別規則11出場車両(200項)参照。 ?排気エンドが2本(いわゆるツインマフラー)車両の測定方法統一について ホンダ車両の形状で、ツインマフラー仕様となっている車両の音量測定方法について、統一解釈が必要であるとの提案が出され、HRCチーム監督等へ確認し、どちらか片側の測定を実施し、その車両の排気音量として認証することが決定した。 13 モトクロス全国大会の開催クラス改訂について 決定 2006モトクロス全国大会開催クラス ・ジュニア85・NAOPEN・NA2・NBOPEN・NB2・その他承認併 催クラス(50/65等) 14 全日本選手権シリーズ国際A級シード対象選手人数の改訂提案について 現状、国際A級(IA1・IA2)のシード対象選手人数が多いこと や2列目スタート等の方法にて出走できない会場もあることか ら、シード対象の人数を改訂すべきとの提案がなされたが、 審議の結果、現行どおりIA1・IA2ともに前戦までの暫定ラン キング各10位(第1戦は昨年度ランキング)となった。 15 モトクロス・オブ・ネーションズの選出方法について モトクロスオブネーションズの選手選出方法の改訂について、 06全日本MX第4戦(5/14)中国大会までの暫定ランキングと世界 選手権MXSUGO(5/21)の成績を考慮して選考委員会で選出するこ とが提案された。提案理由は以下のとおり。 ・ファン/選手/関係者において、モトクロス・オブ・ネーショ ンズの関心度が低いため早期に選手を決定することにより、 全日本各大会におけるモトクロス・オブ・ネーションズなら びに日本代舞I手をファンにPRし、認知度をアップすること ができる。 ・選出された選手本人および所属チーム関係者が早めに準備す ることができる。 ・現地に観戦に行くサポーター募集を早期に募集できるため、 現地での応援体制が強化される可柏ォが高い。 しかしながら、早期に決定しても選出されたライダーのコン ディション維持も困難であり、負傷等が原因でライダー変更 となる可柏ォもあることから、現行どおりの決定時期・方法 とすることとなった。 16 有効ポイント制度適用クラスの順位明確化について 有効ポイントでの同点に関する規定が明記されていないこと から以下を追記することが決定された。 200項 10 賞および得点(ポイント) 10-2-5 有効ポイントで同点の場合、有効となる成績を比較 し、56項に示す「全日本選手権ランキング決定基 準」に基づき順位が付けられる。 その他 1.運営上に関する提案 ◎年間パスの発行 エントリー及び受付時の事務手続き簡素化の為、ライダー及 びピットクルーパスの年間パス化を検討してほしいとの提案 が出され事務局にて検討し、次回委員会に提案することと なった。 ◎日曜日公式練習の時間の延長の要望 コースマーシャルの廃止やスタート手順のFIM規則の適用等に より時間を短縮調整し、走行時間の増加を検討すべきとの提 案が出され、以下のとおり決定した。 決定 202項 18スタート 卵Iスタートの手順 18-2-1-1 卵I開始嵐闔檮盾フ10分前までに、当該クラスに 出場するライダーはウェイティングエリアに集合すること。 ※卵I開始嵐闔檮盾ニは、プログラム及びタイムスケ ジュールに告知された時刻である。 18-2-1-2 レース開始時刻または参加者が揃った時点でウェ イティングエリアより進行員の指示で第1ライダーがエンジ ン停止状態で押しながら、スターティングエリアへ移動す る。第一ライダーが動いた時点より遅れて来たライダーは 最後尾からのグリッド整列となる。(遅れたライダーの優先 順位は来た順番となる)。 最後尾のライダーが動いた時点でプレパレーションエリア のゲートは閉鎖され、ゲートの閉鎖に間に合わなかった ライダーは、如何なる理由があっても卵Iに出場すること はできない。 18-2-1-3 全ライダーがスターティンググリッドに着いた時 点で、当該クラス出場ライダーおよび当該ライダーに登録 されたピットクルーは、道具を使用しないで地ならしがで きる。スターティンググリッドがコンクリートで舗装され ている場合は、競技監督が許可した場合に限り道具の使用 が認められるが、スターティンググリッドより前方のコー ス修正は一切認められない。違反した場合、当該ライダー に罰則が科せられる。 18-2-1-4 ライダーがスターティンググリッドに着いたこと が確認された後、コースがクリアであることを確認し、 進行員はエンジン始動の合図を緑旗(グリーンフラッグ) で出す。 グリーンフラッグの提示時点で、ライダーオフィシャル以 外は速やかにスターティングエリアより退去しなければ ならない。 ※スターティンググリッド内で何らかのトラブルが発生し た場合、当該ライダーに登録されたピットクルーは、競技 監督の許可を得て安全上スタートに支障の無い場所で作業 することができる。(スタートに支障の無い場所は、競技 役員により指示される) 18-2-1-5 1分間のウォーミングアップ後、15秒ボードが、 15秒間提示される 18-2-1-6 5秒ボードが提示された後、5〜10秒以内にスター トとなる。 18-2-2 決勝スタートの手順 18-2-2-1 レース開始嵐闔檮盾フ10分前までに、リザーブ ライダーを含む決勝出場者は、ウェイティングエリアに 集合しなければならない。この時、ウェイティングエリ ア内では、卵I順位または決勝ラインナップ順位により グリッド選択順に整列される。 ※レース開始嵐闔檮盾ニは、サイティングラップを含む プログラム及びタイムスケジュールに告知された時刻で ある。 18-2-2-2 レース開始時刻または参加者が揃った時点で ウェイティングエリアより進行員の指示で第1ライダー がエンジン停止状態で押しながら、スターティングエリ アへ移動する。 最初のライダーが動いた時点より遅れて来たライダーは リザーブライダーの前に最後尾より整列される(遅れた ライダーの優先順位は来た順番となる)。 また最終ライダー(リザーブライダーを含まない)が動 いた時点でプレパレーションエリアへのゲートは閉鎖さ れる。 ゲート閉鎖に間に合わなかったライダーは、いかなる理 由があろうとも決勝レースへ出場することは認められない。 18-2-2-3 全ライダーがスターティンググリッドに着いた ことが確認された後、コースがクリアであることを確認 し、進行員はエンジン始動の合図を緑旗(グリーンフ ラッグ)で出す。 18-2-2-4 グリッドの端から順(開始点は進行員が定める) に、進行員の合図によりサイティングラップが開始され (リザーブライダー含む)、最後のライダーがサイティ ングラップ開始の合図を受けてから、当該クラスに出場 しているライダーに登録されたピットクルーは、スター ティンググリッドに入ることが許可され、道具を使用し ないで地ならしができる。 スターティンググリッドがコンクリートで舗装されて いる場合は、競技監督が許可した場合に限り道具の使用 が認められるが、スターティンググリッドより前方の コース修復は一切認められない。違反した場合、当該 ライダーに罰則が科せられる。 18-2-2-5 最後にサイティングラップ開始の合図を受けた ライダーから計測が始められ、公式通知にて明記された サイティングラップ所要時間以内に、ライダー・オフィ シャル以外は速やかにスターティングエリアより退去し なければならない。 ※サイティングラップ中におけるライダーへの援助は、 オフィシャルの判断あるいはオフィシャルの認めた者 だけが行うことができる。他の援助を受けたライダーは 競技除外とされる。但し、サイティングラップ後(リ ザーブ確定後を含む)スターティンググリッド内で何ら かのトラブルが発生した場合、当該ライダーに登録され たピットクルーは、競技監督の許可を得て安全上スター トに支障の無い場所で作業することができる。 (スタートに支障の無い場所は、競技役員により指示 される) 18-2-2-6 サイティングラップへの参加は任意とする。 18-2-2-7 サイティングラップ終了後、サイティング ラップからスターティンググリッドに戻ってきていない ライダーは、競技監督の判断により競技除外となり、 リザーブライダーの決勝出場が認められる。 18-2-2-8 サイティングラップから戻ってきたライダーは エンジン始動のままスターティンググリッドにつく。 18-2-2-9 全ライダーがスターティンググリッドに着いた ことが確認された後、15秒ボードが15秒間提示される。 18-2-2-8 5秒ボードが提示された後、5〜10秒以内に スタートとなる。 決定 その他 ・決勝日(日)の国際A級(IA1/IA2)の公式練習時間を20分とす る。 ・スタートデバイス(スタート時の足置き)は全クラス使用可 狽ニする。 2.公式練習時のスタート練習時間の明確化 全日本各大会の公式練習中のスタート練習実施時間に相違が ある為、統一してほしい。 決定 公式練習中のスタート練習は、卵I・決勝ともに公式練習開 始直後の3分間実施する。 3.コースに関しての要望 ?サインエリアの統一化 各大会によりサインエリアの指定が無い会場とピットエリア のみと設定されている会場がある為、統一してほしい。大会 当日に選手会からの要望で、サインエリアが変更になる場合 が多い。 決定 全日本全会場において、最低でもピットサインエリアを1箇 所とサインエリア1箇所を必ず設定する。 ?一部のコースを除きブルーフラッグがゴール地点一箇所の みとなっているが、最低2箇所以上にしてほしい。 決定 全日本全会場において、ブルーフラッグの提示位置は、最 低2箇所以上とする。 普及対策について チャイルドクロス参加状況が説明され、参加者が若干減少と なったことが報告された。また北海道大会における参加者が極 端に少ないため、全道選手権シリーズ等における開催クラスの 見直し等も検討し、増加対策を思案してもらうことが提案され た。 チャイルドクロスは2005年同様、全日本選手権併催クラスとし て継続して開催され、各大会のAクラス・Bクラス優勝者へラン キング撫イ式に招待する特典を実施することが確認された。 全日本選手権における国内クラスの併催について 併催で開催されているNBOPENやNAOPENの出走台数がグリッド を満たないことやIA2クラスの出場台数減少に伴い、全日本の スケジュール見直し案が選手会より提案された。 IA-2の卵I落ち救済を目的としたB決勝開催の提案もなさ れ、審議の結果、各大会の主催者により、併催クラス (NB/NA)の開催、IA2救済レースの開催は判断されることが決 定した。 4 ライセンス増加対策について 近年減少傾向にあるモトクロスライセンス増加対策について 以下のとおり各支部より意見が出された。 ・ジュニアからの昇格者と国内B級からモトクロスを始めたラ イダーでは技量差、レース経験に差が生じ、「年下に勝て ない」ことが原因でレースをやめてしまう。 ・ジュニアからの昇格は国内Aとする方法も検討すべきであ る。 ・SUGOでは、ライセンスを持っていないライダーのための レースを開催しており、そのようなライダーから国内ライ センスに転向していくケースが多い。 ・3〜4年前の減少傾向対策として、地方選手権の格式を下げ る形で参加型のレースとしているが、チャイルドクラスが 順調に推移してきている。 ・選手権を追っているライダーが減少し、エンジョイ会員証 で趣味としてレースに参加しているライダーが増加してい る。 ・昇格を望まないライダーがほとんどであり、国際B級になる とレースをやめてしまうような現象がある。 ・走る場所の提供を増加すべきである。 ・鈴鹿ツインサーキットにおけるモトクロス場がオープンす る運びとなり、11月にはレースを開催する嵐閧ナあり、近 い将来には中部地区における全日本大会を視野に入れてい る。 中国大会主催者よりパドック搬入に関する提案がなされ、以下 のとおり審議された。パドックゲートがオープンしてから1時間 後には場所取り等のため、スペースがなくなってしまい、参加 者側も、パドック担当オフィシャルへの膜セや、その場所を譲 らないことが問題定義され、今後は選手会の更なる協力によ り、公平なパドック割を行っていくことが確認された。 (意見) ・パドック確保に関する規則(罰金)等を設定すべき ・膜セに対しては、何らかのペナルティー(イエローカード等) を与えるべき。 ・実際に現場にいないものの第3者に場所取りを依頼している チームが多く、プライベートライダーと公平な状態とはいえ ない。 決定 196項 32-5 オフィシャル(大会主催者の任命するスタッフ含む) の指示に従わないライダー(メカニック等のチーム関 係者含む)やオフィシャルに対する膜セ、攻撃的な言 動をとるライダー(メカニック等のチーム関係者含 む)は、当該大会の失格・他大会への出場停止処分等 の罰則が与えられる。 ピットイン時の後続車両への合図について ピットイン、ピットアウト時にライダー同士の合図が特に決 められていないとの意見が出され、走行マナーであることも 考慮し、規定は設けないが、手で合図を送る等のジェス チャーを今後啓蒙していくことが確認された。 ? その他について 1 携帯ゲーム「モトクロス選手権」 2005年2月より配信開始されたNTTDOCOMO公式サイト「ゲーム で遊ぼ」の利用状況が報告され、確認された。 2 オフロード専用サイトの設立について モトクロス地上波放送実現に向けたプロジェクトの一環とし てOff1.jpサイト設立が提案され、説明された。インター ネット配信並びに携帯、Pod TVへの映像配信を検討中である ことが報告された。 3 全日本トランスポンダータグの交換について トランスポンダー(自動発信機)のタグが5年を過ぎ、メーカー 保証期間が過ぎたことから今年度までのトランスポンダーよ り性煤A縮小化した現行最新モデルのトランスポンダータグ 導入について説明され、金銭的な交渉ならびに導入計画は事 務局一任とされ、了承された。 4 MFJオンラインマガジン(www.mfj.or.jp)にレディースモト クロス専用コーナーが新設されたことが報告された。 5 九州モトクロス委員が光安氏より花田茂樹氏に変更となる ことが報告された。 '