トライアル国別対抗戦 「2017FIMトライアル・デ・ナシオン」 日本代表チームが世界3位に輝く! 9月24日にスペインのバイヨーナで開催された国別対抗戦、トライアル・デ・ナシオンが開催され、日本チームが世界3位に輝きました。 2017年日本代表チームに選ばれたのは、2016年に世界2位を獲得したメンバーと同じく、トライアル世界選手権に参戦中で04年世界チャンピオンの藤波貴久選手、全日本トライアル選手権で4連覇中の小川友幸選手、全日本トライアル選手権で11度のチャンピオンに輝いている黒山健一選手の3人です。3人は日本のトライアル界を代表するライダーで、これ以上ないメンバーとなりました。 会場となったスペインのバイヨーナは港町で観光客も多く訪れる場所。当日はトライアルファンや観光客がたくさんつめかけ、各チームに声援を送りました。 なお、今年から予選が行われることになり、金曜日に実施。各国から代表1名が選出されトライしますが、日本代表チームは藤波貴久選手が出場し、予選3番手で決勝に臨むことになりました。トライアル・デ・ナシオンはチーム戦となり、決勝では3人のライダーのうち、成績のよいライダー2人の結果が反映されます。たとえばライダー2人がそれぞれ減点5となってしまっても、1人がクリーンすれば、そのセクションは減点5となります(3人の結果を反映した場合は減点10になります)。加えてトライアル・デ・ナシオンは、トライアル世界選手権と同じノンストップルールが採用されています。これはセクション内のイン(スタート)からアウト(ゴール)までマシンを停止してはいけないというもので、全日本トライアル選手権とは異なるルールとなります。 決勝当日、予選の結果、後ろから3番目のスタートとなった日本代表チームは、小川選手→黒山選手→藤波選手の順にセクションをトライしていきます。ライバルであるイギリス代表チームやフランス代表チーム、イタリア代表チームととの勝負が動き始めたのはセクション中盤、海沿いに設置された難関・6セクションから。日本代表チームはそこで減点7になると、その後も7セクションで8点など減点を重ねてしまい、一時は2〜3位争いから4〜5番手まで順位を落としてしまいます。また、小川選手は1ラップ目、マシンにトラブルを抱えながらのトライとなり、思うような結果を残すことができませんでした。 2ラップ目に入ると雨が降り始め、セクションは滑りやすくなるなど、難易度が増していきます。日本代表チームは再び2-3位に浮上するとイギリス代表チームとの2位争いを繰り広げますが、思うようなトライができず、はがゆい様子をみせる場面も。それでも3人は互いにアドバイスを送りながら、果敢にトライしていきます。日本代表チームはリードしていたイギリス代表チームに迫っていきますが、その差をつめることができず、イギリス代表に3点差の3位でゴールしました。目標にしていた2位以上という結果を残すことはできませんでしたがハードなセクションや状況のなか、世界で3位という成績を収めることができたのは、この3人だったからでしょう。また、多くの方の支援・応援があったおかげです。ご声援ありがとうございました。 ☆日本代表チームご協賛企業☆ 株式会社アライヘルメット / Airpeak(ビルマテル株式会社) / 株式会社SHOEI 本田技研工業株式会社 / 株式会社ホンダ・レーシング / ヤマハ発動機株式会社 ▼リザルトはTRIALGP.COMをご覧ください。 http://www.trialgp-noticeboard.com/index.php/trial-des-nations