■ 2017全日本スノーモビル選手権 第1戦・長野大会 開催日:2月5日(日) / 会場:長野県・黒姫高原スノーパーク特設会場日) / 観客数:700人 開催クラス:スーパークラス / A級S1 / A級S2 / B級S1 / B級S2 / ジュニア 2017シーズン開幕。初戦を制したのは阿久津成一選手 初会場となる黒姫高原スノーパーク特設会場で開幕した2017全日本スノーモビル選手権。 スポーツ走行となる土曜日は青空が広がったものの、決勝の日曜日は朝からあいにくの曇り空。午後から天候が崩れるという予報もあり、当初のスケジュールを変更して進められた。 スノーモビル選手権の国内最高峰となるスーパークラスは2ヒート制。ヒート1は序盤、♯12 / 稲葉 翔選手がレースをリードするが徐々に♯3 / 阿久津成一選手、2016年チャンピオンの♯1 / 佐々木雅規選手が迫る。レース開始から8分が過ぎた頃、阿久津選手が稲葉選手を交わしてトップに浮上。佐々木選手も稲葉選手をパスし、前を走る阿久津選手を必死に追うが、阿久津選手の勢いは衰えることなく、周を重なるごとに後続を引き離していく。結果、チェッカーまで安定した走りを見せた阿久津選手が優勝した。 開幕を制した阿久津選手 開幕戦最終レースとなるヒート2。♯4 / 関 隼人選手が好スタートを切り、ホールショットを獲ると、そのまま堅実な走りでトップをキープ。その後ろには今年スーパークラスに昇格した18歳の♯01(ルーキーゼッケン) / 郷 瞬希選手が続く。3番手には佐々木選手、阿久津選手、♯6 / 松野 元選手が連なり、ベテラン3人の激しい争いを展開。先行する佐々木選手にジワジワと追い付いていく阿久津選手と松野選手は、阿久津選手が佐々木選手をパスすると、その阿久津選手を松野選手が交わし、再び阿久津選手が松野選手を抜くという拮抗状態に。一方、トップを独走する関選手はバックマーカーに手こずる場面も見られたが安定した走りは終始変わらず、ヒート2優勝を勝ち取った。2位にはスーパークラスのルーキ・郷選手が入り、最終ラップで前に出た松野選手が3位争いを制した。 なお、総合優勝は阿久津選手、2位は関選手、3位は郷選手。 次戦につながる勝利を収めた関選手 オープンクラスのA級S1は、ファーストラップからトップをキープし、快走した♯8 / 石倉慎也選手が優勝。A級S2クラスは、♯19 / 赤石大施選手が先行したものの、レース後半にて2番手の♯21 / 駒形和希選手が赤石選手を交わして勝利した。 B級S1クラスは軽快に疾走した♯27 / 竹内寿斗選手、B級S2クラスは♯32 / 園田弘一選手がトップでチェッカーを受けた。 ジュニアクラスは4台の出走だったが、独走で優勝した♯4 / 河面朋樹選手をはじめ、途中で転倒してしまったもののアグレッシブな走りを見せた♯6 / 竹内啓将選手、スタートこそ出遅れたものの追い上げた♯3 / 工藤光弥選手、果敢に攻めた女性ライダー・♯5 / 阿部真帆選手と、元気なライダーたちが参戦して会場を沸かせた。