先般、懸案事項としてFIMと話をしてまいりましたリアブレーキディスクの規則変更については、規則発表が遅く、日本大会におけるワイルドカードライダーの準備期間が設けられないこと、安全部品であるが、事前テストを行なわずにレースに参加しなければならないことを考慮し、FIMは下記のとおり新規則の適用猶予を認め、日本大会については下記のとおり2015年規則で行うことを了承いたしました。 参加ライダー、チームの皆様には大変ご心配をおかけいたしましたが、日本グランプリでのご活躍を期待いたします。 <2016FIMトライアル世界選手権日本グランプリ適用規則> 01.41 ブレーキ 41.01 すべてのモーターサイクルには、最低2つの有効なブレーキが装備されていなくてはならず、ホイールと同心でなくてはならない。 41.02 グループBの車両には、最低ふたつの有効なブレーキが最低2つのホイールに装備されていなくてはならず、ホイールと同心でなくてはならない。 41.03 鋭利な形状(ノコギリの歯状)のブレーキディスクは禁止される。ブレーキディスクの細長い開口部の最大幅は3mmで最低半径3mm、最大半径5mmが推奨される。 41.04 プラスチック素材の外部プロテクションはフロントディスク(完全にカバー)及びリヤディスクに装備していなければならない。空力及び軽量化のための穴は最大幅6o最大長10oとする。(2016年より義務化された) (一財)日本モーターサイクルスポーツ協会 会長 大島 裕志