今シーズンからスタートしたJP250クラス。各地の地方選手権では既にスタートしているが、全日本併催のMFJカップシリーズは4月9日(土)筑波サーキットで初戦を迎えた。 今大会のエントリーは56台。新クラスとしては異例の活況を呈し、10代の若者が14名、女性が6名、またベテラン勢の参加も多く、年齢や性別を問わず参加できるカテゴリーとして今後も活性が期待される。 3年ぶりの全日本開催となる筑波サーキットで開催され、土曜日の決勝でありながら多くのバイクメディア・関係者がJP250専用パドックテント村を訪れ、このクラスへの注目の高さがうかがえた。 ダンロップのワンメイクタイヤ制度で行われるこのクラスはイコールコンディションを目指しており、予選ではトップから1秒以内に17名が入った。決勝レースは昨年のアジアAP250チャンピオン 山本剛大選手(トリックスター・Ninja250)を中心に南本総一郎選手(アケノスピード・YZF-R25)、注目の元世界チャンピオン青木治親選手(オートレース&TC チームノリック・YZF-R25)、中沢寿寛選手(モトレーシング&KYOEI・Ninja250)、仲村優佑選手(アケノスピード・YZF-R25)らがトップ争いを展開、 青木選手は転倒リタイアとなったが大いに開幕戦を盛り上げてくれた。最終ラップの最終コーナーで2位、3位が転倒する波乱の中、山本選手が記念すべきMFJカップ初戦の優勝を飾った。 JP250 MFJカップ第2戦(全日本ロードレース併催)は、6月11日(土)大分県オートポリスで開催される。