2015開幕戦は連覇を狙う佐々木が総合優勝! ■2015全日本スノーモビル選手権 第1戦 開催日:1月25日 会 場:新潟県・胎内スキー場 観客数:1,300人 MFJが管轄する全日本選手権で真っ先に開幕するのが全日本スノーモビル選手権。白銀の世界で行われるスノーモビル選手権は、雪を舞い上げながらコーナーを駆け抜け、見上げるほど大空高く飛び、ときには巨躯なマシンがぶつかり合うなど、寒さを忘れてしまうほどの華麗さと熱戦を繰り広げる。 そんな全日本スノーモビル選手権の2015年シーズンが、昨年と同様、新潟県・胎内スキー場で開幕した。ジュニア・B級S1/S2/S3、A級S1/S2、スーパークラスの7クラスが開催されたが、注目の的はやはり国内のトップライダーが集結する最高峰のスーパークラス。A・Bの2組に分けられた予選では、いずれも甘いマスクとアグレッシブな走りで人気の高い若手ライダー・♯17/駒形和希選手(A組/20歳)と♯8/國分将太郎選手(B組/20歳)がトップで通過している。 出走台数21台のうち予選を通過した16台で迎えた決勝。ヒート1では好スタートを切った♯13/村上雅規選手がホールショットを奪い、そのままレースをリードする。後方には♯4・林 竜一選手や♯1/佐々木雅紀選手が迫るが、終始安定した走りで村上選手がスーパークラス初優勝を飾った。2位は佐々木選手、3位には國分選手。 ヒート2は、ヒート1/15位という悔しさを跳ね飛ばすかのように♯7/松野 元選手が勢いよく飛び出しホールショット。周を重ねるごとに2位以下との差を広げていき、トップでチェッカーを受け、大きく両手を上げてスーパークラス初優勝を喜んだ。一方、後方では最終ラップ間近、出遅れた佐々木選手が順位を上げ、國分選手との3位争いを繰り広げていた。どちらも譲らない激しいバトルが展開されたが、ワコーズコーナーでマシンがぶつかり合った衝撃で國分選手がコースアウト。國分選手はすぐに復帰するも追いつくことができず4位に後退してしまう。結果、ヒート2は駒形選手が2位、3位には佐々木選手が入った。 両ヒートの結果、総合優勝は佐々木雅規選手、2位村上雅紀選手、3位國分将太郎選手と、昨年度チャンピオンの佐々木選手がその強さを見せた。 スーパークラス総合結果 優勝 #1 佐々木雅規 2位 #13 村上 雅紀 3位 #8 國分 将太郎 4位 #4 林 竜一 5位 #7 松野 元 6位 #18 藤川 淳 ◆ライダーコメント 総合優勝 ♯1 佐々木雅規選手 「調子は良かったのですが、両ヒートともスタートや前半のレースがうまくいきませんでした。ヒート1/2位、ヒート2/3位と優勝はできませでしたが、総合で優勝できたことは良かったです。次戦はスタートから飛ばしてトップに立ちたいと思います。スノーモビルはジャンプや迫力ある見せ場がたくさんあるので、ぜひ観戦してみてください」 総合2位 ♯13 村上雅紀選手 「開幕前に練習がほとんどできなかったこともあり、体力などもろもろの事を考えながら走ったレースでした。ただ疲れる、休める場所は事前に分かっていたので、後半までなんとか体力が持ち、初優勝という結果が残せました! 全戦出場しますので第2戦以降も応援よろしくお願いします」 総合3位 ♯8 國分将太郎選手 「オフシーズンの間、胎内のコースの攻略を色々考えていました。ヒート1/3位、ヒート2/4位と、悔しさはありますが、精一杯やることができたので総合的にまとめると上出来だったと思います。次は長野で開催されますが、福島出身の自分は新潟や長野の雪質に慣れているので勝利できるチャンスだと思っています。長野も迫力あるコースなので会場に応援に来てください」 ▼2015全日本スノーモビル・今後の開催日程 第2戦 2月1日(日) スノーモビルランドイン斑尾(長野) 第3戦 2月8日(日) 真狩村特設会場(北海道真狩) 第4戦 2月15日(日) 士別市特設コース(北海道士別) 第5戦 3月1日(日) ウィズユー四季彩の丘特設コース(北海道美瑛)