新年あけましておめでとうございます。 ライセンス会員の皆様をはじめ、関係者の皆様におかれましては、日頃よりモーターサイクルスポーツをご愛好いただくとともに、普及・発展に多大なるご支援、ご尽力を賜り厚く御礼を申し上げます。 新年を迎へ、皆様にごあいさつを申し上げます。 昨年6月に当会の会長に就任して以来、時間の許す限り全国のレース会場に出向き、皆様の素晴らしいレースを拝見し、多くを勉強させていただきました。会場には、この不況下にも拘わらず、多くのファンの方々に足を運んでいただきました。その中でライダーの皆様の躍動感溢れるレースシーンは、会場を埋めた多くの観客に清々しいスポーツの感動を与えてくれました。あらためて選手の皆様に敬意を表します。また、それを支えていただきました多くの関係者、関連企業の皆様に心から感謝を申し上げます。 さて、経済の停滞や少子高齢化などにより、どのスポーツにおいても厳しい状況が続いております。しかし、このような環境であるからこそ、スポーツには、人々に生きがいや、夢を与える重要な役割を果たすことが、一層求められるものと、私自身強く感じております。 我々を取り巻く環境は、劇的に変化しています。MFJといたしましても会員の皆様に、よりモーターサイクルスポーツを楽しんでいただけるよう、もう一度原点に立ち帰り、これ迄の活動を振り返り、次の10年を見据え、時代に相応しい姿を皆様と共に求めて参ります。各選手権の充実、男女を問わず幅広い年齢層に受け入れられる「生涯スポーツ」の普及や一人でも多くの方に楽しんでいただけるように、全国各地で地域に根付いたレースが数多く開催できる環境づくりにも、力を注いで参ります。国際関係では、アジア諸国との交流強化でアジア選手権の充実を目指します。アカデミーや講習会を通じ、若手選手の育成や運営に携わる人材の育成にも邁進していく所存です。 会員の皆様が、充実したスポーツライフを楽しめるよう、積極的活動を展開し、選手、ファン層の拡充を図り、このスポーツが国民の皆様に、より身近なスポーツになり、定着するように願ってやみません。 会員の皆様をはじめ、関係者におかれましてはMFJを一層ご愛顧いただくとともに、年初に当たり、今年度の目標を定めていただき、一年間充実したレース活動が達成できますよう祈願いたします。 最後に、今シーズンの皆様のご健闘と、なによりも健康と安全を心よりお祈り申し上げます。 財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会 会長 高野 明