MFJ レディースロードレース Queen & Princess Trophyの2015年シーズンが、栃木県・ツインリンクもてぎにて開幕しました。このレディースロードレースは、女性による女性のためのロードレース。年齢や参加車両によって6クラスに分かれていることや、事前にじっくりとサーキットでの走り方やブレーキングなどを指導する講習会を開催しているなど、参加しやすいプログラムを用意。毎回幅広い世代のレディースライダーたちがたくさん出場して、熱いバトルを繰り広げています。
太陽がさんさんと降りそそぐ、汗ばむほどの快晴となった第1戦。通常はもてぎロードレース選手権に組み込まれているMFJ レディースロードレース Queen & Princess Trophyですが、開幕戦は全日本ロードレース選手権第3戦のなかで行われました。
Queenクラス、Princessクラスともクラスは150/250S(シングル)/250T(ツイン)の3クラス。今回一番参加が多かったQueenの150クラスは8台によるバトルとなりました。決勝は、スタート進行の中、コースコンディションの関係でスタートディレイドとなり周回数が1周減算され7周での戦いとなりました。オープニングラップは♯38/糟井由美子選手、♯64/松島由紀枝選手、♯86/菅原貴子選手、♯18/小林和枝選手、♯31/片岡 緑選手、♯26/長瀧みさ子選手、♯53/山口雪枝選手、♯44/嶋村綾子選手の順で通過。糟井選手を先頭に、隊列を作るようにレースが進んでいきます。その後もトップは、糟井選手、2位は松島選手、そして小林選手、菅原選手、片岡選手の3台が集団を作り3位争いを繰り広げ、それに絡むべく長瀧選手が追いかけ山口選手、嶋村選手と続いて周回を重ねていきました。結局、トップはチェッカーを受けるまで糟井選手が死守しました。
また、総合トップになった♯81/中原美海選手(Princess250T)はスタートから圧倒的な速さで2位以下に10秒以上の差をつけてゴール。一方、♯6/平野ルナ選手(Princess250S)、♯71/木内万絢選手(Princess250S)、♯83/幡多智子選手(Queen250S)、♯37/飯塚早苗選手(Queen250T)の4台で争っていた総合2位の座は、6ラップ目の90度コーナーで幡多選手と平野選手がともに転倒、またその後に3コーナーで木内選手も転倒を喫し、飯塚選手が勝ち取りました。
国際レーシングコースを走れることができ、レース終了後には、恒例となった“お疲れさま会”で協賛メーカー各社から提供された豪華賞品がもらえるジャンケン大会も開催。レースでは真剣に戦い、それ以外では世代問わず和気あいあいな雰囲気です。サーキットを走ってみたいと思っているあなた。こんなMFJ レディースロードレース Queen & Princess Trophyに参加してみせんか? 次戦は7月5日(日)に今回と同じツインリンクもてぎにて開催します。