オトナ顔負け、中学生ライダー同士の優勝争い |
秋の気配が日に日に強まりつつある10月1日、筑波サーキットにてMFJレディースロードレース大会第3戦が行われた。 |
今年は開幕戦が東日本大震災により中止となったため、今大会は今年2戦目となる。
今大会には20名のなでしこライダーが参加した。 |
 |
 |
特にレース初心者など経験の浅いライダーの場合、いきなり公式予選を走ることに不安を持つ人もいる。
その点、五百部徳雄講師の下で行われた先導走行により緊張感は和らぎ、予選に臨む事が出来た。 |
 |
 |
15分間で行われた予選でファステストをマークしたのは中学1年生のNo.24小椋華恋選手。開幕戦を制して波に乗る小椋選手は、大人顔負けのシャープな走りでポールポジションを獲得。対して中学2年生のNo.76櫻井芽依選手が負けじと2番手タイムを記録。中学生ライダー2人の予選タイムはズバ抜けており、決勝は2人の対決となることが予想された。 |
 |
 |
迎えた決勝。レディースライダーが20名も並ぶスターティンググリッドはとても華やかな雰囲気だ。そしてシグナル消灯。ライダーたちは10周後のチェッカーフラッグを目指して一斉にスタートを切った。真っ先に1コーナーへ飛び込んだのは、やはりポールシッターの小椋選手。櫻井選手が後ろにつけて予想通り2台が後続を引き離していく。先行する小椋選手に対して櫻井選手はパッシングを試み、抜きつ抜かれつのバトルとなるが、接戦を制しフィニッシュラインを1番に通過したのは小椋選手。櫻井選手もよく攻めたが、小椋選手に今ひとつ及ばなかった。
櫻井選手は2戦連続の悔しい2位。3位も前戦に続いてNo.55大澤幸子選手が入り、4位は高校生ライダーのNo.99白石玲菜選手。そしてNo.99小林和枝選手、No.37高塚香織選手までが表彰台に並んだ。 |
 |
 |
表彰式ではMFJ高野明会長がプレゼンターを勤め、選手にトロフィーが手渡された。また小椋選手が今年の南海部品賞を勝ち取り、MFJ隠岐直廣常勤理事よりフルオーダーレーシングスーツの目録を受け取った。 |
 |
決勝は18名が完走を果たして無事終了。最後は参加者全員が表彰台の前に並んで高野会長らとともに笑顔で記念撮影に収まった。 |
 |
 |