全日本ロードレース選手権シリーズは、国内の主要サーキットを舞台に開催される日本最高峰のモーターサイクルレースです。特に2輪の世界トップ4メーカーが国内メーカーであることから、世界的に見ても高いレベルのレースとなっています。日本各地の主要サーキットを転戦して行われており、今回は、岡山でシリーズ第5戦が開催されます。 開催されるレースは、2ストロークの専用レーシングマシンを使用する「GP125クラス」と「GP250クラス」そして最も大きな排気量のクラスとなる「JSB1000クラス」。このJSB1000クラスは1000ccの一般市販車によるクラスで改造範囲が限られており、マシンが今まで以上にイコールコンディションとなるため、ライダーの力量が試されるクラスです。この3クラスの他、今各メーカーが最も力を入れている4スト600ccマシンによる「ST600クラス」、全日本格式の入門クラス「GP-MONO」が開催されます。 コースは、やや短かめのホームストレートとバックストレートに低速コーナーを多く配した全長3703mのテクニカルコースで、ヘアピン状のコーナーを連続して左右に切り返すダブルヘアピンなどが他のサーキットには見られない特徴。全体的にコース幅が狭いためパッシングポイントは少ないが、最大の勝負どころは上り勾配の先にあるヘアピンコーナーとなっています。