2015 FIM MotoGP™ 世界選手権シリーズ第15戦 MOTUL 日本グランプリ開催

日付:10月9日(金)〜11日(日)  場所:栃木県・ツインリンクもてぎ
主催:一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)、株式会社モビリティランド
公認:国際モーターサイクリズム連盟(FIM)

2015 FIM MotoGP™ 世界選手権シリーズ第15戦 MOTUL 日本グランプリが、今年も栃木県にあるツインリンクもてぎで開催されました。決勝は朝から小雨となり、霧の影響でドクターヘリが着陸できなかったことでMoto2/Moto3の周回数が減りました。最高峰のMotoGPクラスは通常通りの24周で行なわれ、熾烈な争いが繰り広げられました。

リザルトはこちら → http://www.twinring.jp/result_m/2015/big/

ダニ・ペドロサ選手が逆転。2012年以来、もてぎで勝利を飾る!!

MotoGPクラス

MotoGPクラスは、ポールポジションを獲得した♯99 / ホルヘ・ロレンソ選手が決勝でも好スタートを切り、中盤までレースをリードしました。しかしながら、4位を走っていた♯26 / ダニ・ペドロサ選手が徐々にペースを上げ、11ラップ目には♯4 / アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手を、16ラップ目には♯46 / バレンティーノ・ロッシ選手を交わして2位に浮上。その猛追は周を重さねても変わらず、18周目にはダウンヒルストレートでロレンソ選手からトップの座を奪いました。その後は2位以下を引き離していきトップでチェッカー。ホンダのホームコースで優勝したペドロサ選手は、左腕を高らかに上げ、勝利を喜びました。

MotoGPクラスには、ワイルドカードで2015鈴鹿8耐覇者の♯21 / 中須賀克行選手と、MotoGP初出場となる♯72 / 高橋 巧選手、代役参戦の♯64 / 秋吉耕佑選手の3人の日本人ライダーも出場。中須賀選手、高橋選手、秋吉選手3人とも、終始安定した走りでチェッカーを受け、中須賀選手は8位、高橋選手は12位、秋吉選手は19位を獲得しました。

Moto2クラス

天候の影響で23ラップから15ラップとなったMoto2クラスは、チャンピオン争いをしていた♯1 / ティト・ラバト選手が、ケガの影響で欠場したことにより、♯5 / ヨハン・ザルコ選手の2015年シリーズチャンピオンが決定しました。そのザルコ選手が決勝も安定した速さで終始レースをリードし、勝利しました。

フル参戦している♯ 30 / 中上貴晶選手は好スタートを切って3位に着けるものの、4ラップ目の最終でスリップダウンして転倒を喫してしまいます。コースには復帰しましたが、なかなかタイムが上がらず、22位でのゴールとなりました。ワイルドカードで参戦した♯71 / 小山知良選手(予選29番手)と♯72 / 高橋裕紀選手(予選25番手)は、周を重ねるごとに順位を上げ、小山選手は13位、高橋選手は14位でフィニッシュ。ポイントを獲得しました。

Moto3クラス

20ラップから13ラップに周回数が変更になったMoto3クラスは、フル参戦中の♯76 / 尾野弘樹選手と♯24 / 鈴木竜生選手に加え、♯27 / 栗原佳祐選手、♯34 / 水野 涼選手がワイルドカードで出場。母国GPでの表彰台をねらい、スタートから3〜4位争いをしていた尾野選手でしたが、残念ながら3ラップ目にハイサイドを起こし転倒。リタイヤとなってしまいました。また、全日本ロードレース選手権で活躍中の水野選手も1周目に転倒を喫し、リタイヤとなっています。鈴木選手は一時10位まで順位を上げたものの、13位でフィニッシュ。栗原選手も30番手のスタートからコンスタントに周回を重ね、27位でチェッカーを受けました。

Moto3クラス優勝は、イタリア人ライダー・19歳の♯23 / ニコロ・アントネット選手で、今シーズン2勝目を挙げました。

Event

MotoGP日本GPでは、キッズ向けのバイク体験会やライダーのトークショー、ライブなど、レースファンはもちろん、そうでなくても楽しめるイベントを多数開催しています。今年も訪れた人たちはたくさんのイベントを満喫していました。